関空で感涙する日

海外旅行に行けなくなって半年以上が過ぎました。世間はGototravelの影響もあって国内旅行が盛んに行われるようになって、コロナ禍のため閉塞していた日本の経済が動き出すきっかけになりつつあるかもしれませんが、海外旅行大好き人間の方々にとっては、今一つ食指が動かないままなのではないでしょうか。たくさんの感染者が出て、亡くなった方々も大勢おられるのに不謹慎かとも思いますが、海外旅行大好き人間の私にとっては、生きる目的の一つを失ったような(大げさではなく)、心を鼓舞する対象を見失ったような(目の前にぶら下げられた人参が取られてしまった馬のような)、なんとも淋しい思いを余儀なくされているわけです。もし、いつか(出来れば近いうちに)状況が好転して海外旅行が可能になって久しぶりに関空に行くことになったら、私は本当に泣いてしまうと思います。流石に号泣とまではいきませんが、涙は涙腺から確実に溢れてきそうです。そして、そういう人は私だけではないと思うのです。あっちにもこっちにも、大好きな飛行機を眺めながら、あの耳に心地よいインフォメーションブロードキャストの半音下がる?ピンポーンを聴きながら、ハンカチで涙を拭う同類の方々が、きっと存在すると私は思うのです。

さて私、芹沢マリリンは、海外旅行が好き過ぎて、とうとう今年5月にエッセイを出版してしまいました!記念すべきブログ第一回は、やっぱり自分の第一作目の本の紹介から発信させて頂きます。タイトルは、

「おばさんの海外旅行…あるあるエピソード集」風詠社からです。目次から少し紹介します。

 

エピソード1湖に落ちちゃった!

エピソード2スープの中に落ちちゃった!

エピソード3万里の長城はなまじのアトラクションより怖い!…他エピソード及び付録たくさん(笑)

ちなみにスープの中に落としたのはデジカメ、湖に落ちたのは私自身です(ひぇ~!今思い出しても怖い!)

興味を持たれた方はどうぞググってください(笑)。実はこの本が書店に並んだのは5月ですが、原稿を校了したのは昨年の10月12日。ゆえに、後書きのラストは次のような文言になっているのです。

「還暦は過ぎたが、足腰がまだ動くうちに、頭がそれなりに冴えているうちに、飛行機に10時間でも座っていられるうちに、いざ行かん!未知の世界へ!」

・・・まさか、こんなことになろうとは。私の本が書店に並ぶ頃には、思ってもみなかったような状況になっていたわけです。実際に今年の2月に予約していた2度目のベトナム行きは当然のようにキャンセルの憂き目に遭ってしまいました。かなり粘ったのですが、ツアー会社から「本当に行きますぅ?かなりヤバイですよぉ?」と優しいアドバイスを頂いて泣く泣く直前キャンセルしたのでした…。

一日も早くコロナ禍が収束し、人々の安全で自由な日々が戻って来ますように。国内でも海外でも自由に旅行に行って、非日常の時間を次のエネルギーにできる日が再び戻って来ることを心から祈ります。

初めてのブログなので、読みにくいところはご容赦くださいませ。芹沢マリリンでした。