No.7欧米のサスペンスドラマは回転が速い⁉️その2
前回は、CSI愛❤️が溢れて予定の半分も行けなかったので、今回はなんとか…とは思いますが、なにしろ気の向くまま書いているので、どこまで行けますことやら。ジリジリせずにA4、3枚分お付き合いくださいませ🙋
2,大好き❗アメリカのサスペンスドラマいろいろ
前回は二大巨頭の一つ『CSIシリーズ』について勝手なことを述べましたので、今回はもう一つの巨頭『クリミナルマインド行動分析課』についてからお話ししたいと思います。
主な登場人物は、次の、能力の高い、カッコいい方々です。
アーロン・ホッチナー、エミリー・プレンティス、スペンサー・リード、ジェニファー・ジャロー(通称JJ)、デレク・モーガン、ペネロープ・ガルシア、デヴィッド・ロッシ、アイシャ・タイラー
彼らのチームは行動分析課(たぶん世界最強のプロファイラー集団)を通称BAUと言います。behavioral analysis unit の略です(当然ググりました!)。
CSIもそうですが、ワンシーズン見終わる頃にはメンバーに対する愛が芽生えて、チームの一員になった気がしてしまうのです。
ただし、CSIなら科学捜査のうち指紋照合ぐらいはできそう(できるわけないけど)と思ってしまったりするけれど、プロファイリングは無理(当たり前ですわ(笑))
コンピュータか天才か、いや天才そのものだろうというリードは言わずもがな、他の誰のマネもできる気がしないのです(まだ言うか)。
科学的知識と犯罪捜査の経験だけでは語りきれないカリスマ集団ですから。観客はただポカーンと見ているしかないという状態。
私は少しでも近づこうと「サイコパス」に関する本を読んだりビデオを見たりしたけれど、自分にもサイコパスの種はあるかも…と思ったくらいで収穫なし(笑)。
気分だけチームの一員、集合がかかると思わずタブレットを持って集まってしまう(笑)、そんな私です。
(ここから例のごとく、敬体から常体に変わりますがお許しを。)
●ホッチは、妻ヘイリーがサイコパスのフォイエットに殺され、その精神的ダメージは計り知れなかったが、何年かかかって立ち直った。愛息ジャックと失った時間を取り戻すため?BAUを去る。次第に深くなっていく眉間の皺が痛々しい。常に命の危険に晒されるこのチームを真面目に紳士的に原則に則ってまとめあげていた。上司にはよくにらまれて、一時モーガンと交代していたこともある。
蛇足だが、ジャックに読んであげていた本が『チャーリーとチョコレート工場』というのはどんなもんでしょう。ティム・バートンの映画で観たが、あれ、大人でも理解不能?な映画でしょう(笑)。
●エミリーはさすがに潜入捜査員をやっていただけあって、全くぶれないアイアンウーマン❗ホッチの後にボスをやれるのはエミリーしかいない❗頼もし過ぎ❗女性リーダーの鏡❗
タイトルコールでやっと女性のエミリーがセンターに来た時は少し泣けた😂(笑)。本当に爽やかさを感じるほど力強い女性。
●リードカッコよくなり過ぎ❗でもやっぱり銃の、ガンベルトへの挟み方が危なすぎる。苦手だった射撃の腕を必死で磨いて自信がついた証拠か。
すぐに知識が溢れでるが、最近は自重しているようだ。母親思いの優しい人。ちらっと父親も出てきたことがある。知ってた?
犯人と対峙した決定的瞬間の説得の言葉に相手に追従する言葉を選んで失敗し、恋人を失ってから、今度は真実をリアルに突きつけてまた犯人に自殺されてしまい、どうやって説得したら無事に投降させられるか悩んでいる。
●リードをスペンスと呼ぶのはJJだけ。JJは2人出産したはずだが、すぐに体を絞り以前の美しさに。ただ、現在は痩せすぎでは。
まだ若いJJがシーズンの前半でBAUの広報だった頃のことを知っているだろうか。BAUに山のように送られてくる事件の資料の中から、担当すべき事件を選びメンバーに提起する。現場ではマスコミや被害者の関係者との対応を一手に引き受けるというのが、広報の仕事だった。
しかし彼女は猛勉強の末、プロファイラーの資格を取り、その力量を買われて、あのペンタゴンにも出向していた。
エミリーが行方不明になった事件でBAUに戻り、現在は絶大な存在感を示している。
蛇足だが、あの美しいブロンド、実はブルネットを染めているという説もありやなしや…。💐💥
●モーガンは、唯一ガルシアをベイビーと呼ぶたくましい肉体派だが、気持ちはとても優しい。少年時代に虐待を受けたことがトラウマになっていたが、何年かたって事件を解決することによって乗り越える。
たくましいモーガンだが、唯一弱音を吐いたのは、サイコパスの家の捜索でゴミ箱から百足を超えるおびただしい被害者の靴が出てきた時、「この場にはいられねぇ…。」とホッチに訴えていた。優しいのだ。
そのモーガンは、結婚と子どもの誕生を契機に転勤。何の仕事に変わったのか知らないが、きっとSWATの隊長の役が決まったからだろう(笑)💣。
●ガルシアの存在を忘れてはならない!この人もまた天才。もとハッカー(だろうね)。はっきり言って、事件はガルシアが半分解決しているようなもの。IDをほとんどの人が持っているアメリカだから、どこからでも、何であっても、個人情報を持って来られる人。絶対に敵にしたくない人でもある。
ただメンバーから指示されたことを入力するだけでなく、そこから連想できる尾ひれはひれも効果的に組み込むことができるセンスの持ち主。
更にその仕事が早い❗とてつもなく早い❗
ただ、優しい人なので死体の写真は苦手。だから、メンバーに説明する時、自分は画面に背を向けている。いつもむごたらしい映像を見ているので、自分のメンタルを守るために部屋をメルヘンに飾ったり、ファッションも個性的💖メガネやヘアアクセ、大振りなピアス、ネックレスもいくつ持っているんだろう?とにかく愛すべきキャラである。
3,二大巨頭『CSIシリーズ』『クリミナルマインド』の共通の魅力
まだまだ好きなアメリカのサスペンスドラマはありますが、ここらで二大巨頭についてまとめてみたいと思います。私にとっては次の2つ。
【チームワークの良さ】
何度も言ってきましたが、本当に信頼しあい、命まで預けられる仲間を持っているということは、見ている観客にとって究極の憧れです❗
ただし、私はそれに反する理由でチームを去って行った2人を知っています。
一人は、『CSI』のライリー。グレッグといいチームワークを組んでいると思っていたが、「チームの信頼感に疑問がある。」という言葉を残して去って行った。ウォリックの死からどうしてもギクシャクしてしまったチームに違和感を持ったのかもしれない💋。
二人目は『クリミナルマインド』のエル。彼女は、ホッチの指示ミス(百歩譲ってもここは免れない)で犯人に殺されかけるが、なんとか命は助かる。その恨みを忘れることができず、犯人を射殺し(この件はなぜか闇に葬られる)、ホッチのチームを去っていく。まぁ人間ですから、いろいろあるんでしょう…👄。
【あくまでも科学的であること】
人間模様を描いているとはいえ、どこまでも科学的なエビデンスに基づいていて小気味いいのです。本来は、科学的だけど人間味がある描き方がいい…というべきかもしれませんが、そういうドラマは他にもたくさんあるので、なるほどそういうことか…と誰をも納得させるそのシナリオと役者の演技に惚れ惚れするのです。
4,吹き替えか字幕か?
◼️二大巨頭は吹き替えがもはや本人の域❗本当に日本語をしゃべっているのではないかと錯覚するほど。ただし、英会話勉強中の私は字幕の方を見ます(なるべく文字を見ず)。
◼️『クリミナルマインド』のガルシアと『NCIS』のアビーは吹き替えの方が断然本物っぽい!本人の声は吹き替えよりかなりソフト。あくの強い個性的なふたりの声は、吹き替えの方が私は好きです❗
◼️『エレメンタリー ホームズ&ワトソンNY』は、主役ふたりの声は吹き替えの方が絶対面白い!本来の声は暗くて静か。吹き替えはものすごく個性的でくどいが面白い!
ルーシー・リューの吹き替えもとても知的で上品でよく似合ってます。このドラマはタイトルコールの画がまた面白い!ドラマの内容を表していて秀逸…❗
そして、どの作品もテーマ音楽がすごくいい❗そして短い!ワクワクします!ドラマのテーマ音楽だけ集めたCDって発売されないかな…🌈
(『NCIS』については、またの機会に語らせてください。)
(『HOMELAND』についてもいつか語りたいなぁと思っています。)
5,欧州サスペンスドラマは全く違う❗
私はアメリカのサスペンスドラマが大好きですが、欧州(ヨーロッパ)のドラマも違う意味で好きです。雰囲気は全く違います。どのドラマも画像が暗いのです。青か灰色のベールがかかっているようです。BGMもほとんどなく、とても静かです。
そして、人間模様がとても丁寧にゆっくりと(なめるようなカメラワークというんでしょうか)描かれます。ただし、ドラマが終わる頃には、いつのまにか事態は急展開しているのです。まるでマジックのようで目を離せません!
美女がたくさん出てきて、派手なカーチェイスやバイオレンスがあるアメリカのドラマと違って、全体的に地味で暗いのに、どうしても続きが見たくなるのです❗
●『ハッピー・バレー』(イギリス)
キャサリンという中年の警部が、街で起こる事件に立ち向かい、自らの過去とも対峙するクライムドラマ。丁寧な人物描写が素晴らしく切なく説得力があって、続きを見たくなる✨。
サーガ・ノレーンという女性刑事が、独特の個性を発揮して猟奇殺人を解決していくクライムドラマ。2つの国を繋ぐ大きな橋がたびたび画面に出て、特徴的なバックグラウンドとなっている🌠。
6,日本のサスペンスドラマだって負けないぞ‼️
欧米のサスペンスドラマのことばかり述べてきましたが、日本のドラマもやっぱり好きです❗地上波でも、また特にBSでは、ずっと昔の(両端が切れる状態の)サスペンスドラマの再放送が、一日に何本も放送されています。
日本人はもともとサスペンスものが好きなんでしょう。その中でも、現在も絶大な人気を誇る2作品について少し述べようと思います。
『相棒』
言わずと知れた人気シリーズ。20年目になるそうです❗
◼️水谷豊は、もう杉下右京という名前の方が先に思い出されてしまいます。花の里の雇われ女将(おかみ)たちにはどれくらい給料を払っているのでしょう。払ってないのかな?
反町隆史は4人目の相棒。スタイル良くて渋いですねぇ。捜査一課の伊丹さん、芹沢さん、組対課長の角田さんとか好きですねぇ🐠。
◼️伊丹さんの眉間の皺と、結局は優しいってところがたまりません(笑)。また、芹沢さん(なんと言っても名前が素敵❗(笑))って、こんなに大柄でしたか?今では伊丹さんと身長が変わりませんねぇ。態度がでかくなったということでしょうか(笑)。そう言えば、女性の部下の人にパワハラまがいのことをやってましたよ。
角田課長の「ひまか?」はいつも楽しみです。パンダのついたコーヒーカップも可愛い😻いつもは面白い彼も、組へのガサ入れの時はすごく勇ましくてカッコいいのです。
『科捜研の女』
チームの仲の良さが伝わってきて、安心して見ていられます。犯人の動機の描き方も丁寧で、なるほどと思ってしまいます。捜査のペースはアメリカよりゆっくりだけど、大きなテーブル(四角ではなく楕円形の)に集まって論議するのもアメリカのドラマと似ています。
ユニフォームのロゴはSRL scientific research laboratory まぁ、そうでしょうね!
◼️なんと言っても沢口靖子が素晴らしい❗何年たっても清潔感があって、上品で爽やか❗こういう女優さんも珍しいと思うんですがどうでしょう🌺ときどき抜けているのがまた可愛らしい💐
◼️チームのメンバーがみんな個性的ですが、特に監察医の風岡先生が印象的。いつも我が京都の美味しいお菓子を持って現れます。いろんな物に触れている人たちだから、きちんと手を洗って食べて欲しい(そんなことを考えるのは私だけ?(笑))
ここで最後にどうしても触れておきたい昔の(画像の両端が切れるパターンの)ドラマについて少し述べさせていただきます。それは、『火曜サスペンス劇場 警視庁鑑識班』です。
京都出身の西村和彦さんが主役の鑑識チームのドラマです。1996年から2005年まで望遠鏡されていました。偶然、BSで再放送を見たのですが、はまってしまいました❗放送当時はあまり見てなかったのにです。
指紋の捜査は、いちいちルーペで見て肉眼でやっているし、DNA鑑定もものすごく時間がかかっている状態で、アメリカの当時のCSIとは技術的には比べ物にならないけれど、何かいいんです。気持ちが伝わるんです。
特に、犯人が犯罪を犯さざるを得ない背景とか、献身的な鑑識班の仕事ぶりが胸を打つのです。
私は、このドラマを見て思いました。ドラマの素晴らしさは、器具や技術やテクニックの凄さじゃない。練り込まれたシナリオと役者の演技だと。
気になった迫真の演技の女優さんがいました。あまりに切ない演技で思わず名前検索したんですが、45歳の若さで癌で亡くなっていました。金久美子さんという女優さんです。今もご活躍なら、いろいろなドラマであの演技が見られたのにと残念です。忘れられない人になりました💝。
今回はA4版4枚まで行ってしまいました!お付き合いありがとうございました!
次の第8回目は、「中国歴史ドラマは2度美味しい…❗」
第9回目は、「『monsters inside me』寄生虫って怖すぎる❗」
第10回目は、「私の読書は作家ローラー読み」を予定しています。
表現するって楽しいですね‼️芹沢マリリンでした🎵