No.12『monsters inside me』寄生虫って怖すぎる❗

 それにしても、芹沢マリリンのラインナップは予測できないなぁ…と思ってもらったら、書いている本人にしてみれば願ったり叶ったりです(笑)😆

  ここで、本題に入る前に、前回の「中国歴史ドラマは2度美味しい…❗」のラストの部分に少し付け加えさせてください🙋。

 『エイラク』の俳優さんが『コウラン伝』にも出ていて、比較すると面白いと述べました。エイラクの女優さんや宦官李玉、妃の一人が同じ俳優だと申し上げましたが、もっといたんです❗

 実は、画像の雰囲気が綺麗過ぎて、私好みの歴史感が今一つだったし、吹き替えが物足りなくてこのドラマから少し遠ざかっていたんです。

昨夜、久しぶりに見てみると、なんで気付かなかったのでしょう?重要な役にあの乾陵帝の俳優さんが出ているじゃないですか❗私が「芹沢マリリン選セクシーな俳優」に入っているあの人です。私の目が節穴だったと思わざるを得ません💦。

 更に、しばらく見ないうちに、あの明玉の女優さんや乾陵帝の弟役の俳優さん、『麗王別姫』の安慶緒まで出ていました‼️面白い😆実に面白くなって来ました🎵こうやって、また新しいドラマに私は夢中になっていくのでしょう(笑)

 

 さて、今回のテーマに話を戻します。

テレビ大好き人間だと言ってたから、欧米のサスペンスドラマ、中国歴史ドラマまでは予想がつくけれど、なぜに今度は寄生虫⁉️

そうなんです。実はこれもテレビ番組がきっかけになっています。さて、今回は、ちょっと「気持ち悪いもの見たさ」「怖いもの見たさ」で触れてみましょう🙋

 またまた最初にお断り(言い訳)させてもらいますが、このブログは私のエッセイだと思っているので、本当に好き放題述べています。寄生虫について、生物科学的に興味のある方は、そのジャンルの書物か、信頼できるサイトにお進みください。

 

 それではこのテーマについて、例のごとく次のような順で述べていきたいと思います。

1,私が寄生虫に興味を持った理由

2,『monsters  inside  me』は凄い❗

3,恐ろしい寄生虫のいろいろ

4,寄生虫にやられないための何箇条

 

1,私が寄生虫に興味を持った理由

 やはり、私はどこか変わっているのかもしれません。病院が舞台になるドラマは大好きだし(ドクターXは別の意味でも好き!)、サスペンスも大好き。科学的なドキュメンタリーも必ずと言ってもいいほど見ているし、関係の書物も読んでいました。

 それらの中でも、重要なきっかけになったのが、次の3点です。

●一つ目は、図書館で本📕を見つけたことです。偶然、「博物館のいろいろ(だったかな?昔のことなので記憶が曖昧)」という本を見つけました!

その本📕には、有名な「失恋博物館」や「ミニチュア博物館」のような可愛いものから、「猟奇殺人サイコパス博物館」や「中世の拷問処刑道具博物館」などというおぞましいものまでが次々と並べられていました(こういう博物館があるということは、そういう需要があるということですよね😱)。

 その中に、我が国が誇る?「目黒寄生虫博物館」がラインナップされていたのです❗日本の東京に、こんな素敵な?博物館があるなんて❗東京に行ったら、スカイツリーよりお台場より、ここに行こう❗と、まだ三十代だった私は固く決意したのでした。

 お土産には、寄生虫ストラップを買って、ケータイに付けよう(その時はまだガラケーだったのでストラップが付けられました)、サナダムシTシャツはパジャマにしょう!(さすがに人前で着る勇気はないから)…と空想はどんどん膨らんだのですが、いかんせん日々の生活が忙しすぎる時期で、また共感してもらうのも難しかったので(笑)、未だに実現できていません。

コロナ禍が落ち着いて、東京にも普通に行けるようになったら(すみません。事情があってまだちょっと躊躇せざるを得なくて…)、今度こそ行ってみたいと思っています。

 

●二つ目の理由は、私の寄生虫への興味を絶対的なものにした、一つの恐ろしい寄生虫を知ったことです。今から15年ほど前だったでしょうか。家でテレビを見ながら家族で普通に夕食を食べていました。

その時、自然に関する番組だったと思うのですが、一つの寄生虫について説明が始まりました。その恐ろしい生態に、私と娘は、お箸を持ったまま、あんぐりと口を開けて、黙って顔を見合わせたのでした💦

 

 その衝撃的な映像は、今では有名な「ロイコクロディウム」です…❗その寄生虫を知るまでは、寄生虫とは次のようなものだと思っていました。「何らかの手段で、人間やその他の動物の体内に入り込み、内臓や体そのものを食べたり悪影響をもたらすことによって、病気にしたり、もっとひどい時には命まで奪うもの。」

 この寄生虫は違いました!「ロイコクロディウム」は、神経に入り込むのです。つまり脳🧠をハイジャックして,自分に都合の良い行動をするよう宿主を操るのです!ひぇ➰‼️この脳を操るということが、なんともこの世の終わり的な絶望感を私たちにもたらしたのでした💦。

 この小さな寄生虫がカタツムリの脳に入り込むと、脳を乗っ取られたカタツムリは、なんとその生態に反して、危険な葉の表側に出てくるのです(普通葉っぱの裏側にいますよね)❗

更に、カタツムリ🐌の触角に入り込み、もとの大きさの数倍に触角を膨らませて、あろうことか理髪店の店先のあのぐるぐる回るライトのように、縞模様を成してぐるぐる上下に動かすのです😱

 なぜそんなことをするのか、それは自分もろとも鳥などに食べられて移動するためです。鳥に見つけられやすくしているわけです❗

タツムリから鳥に乗り移ったそいつは、鳥によって遠くまで運ばれ、ただでなんの苦労もなく移動できます。そして、鳥のフンに紛れて別の地に降り立ち、次の獲物を物色するわけです(書いている間も気持ち悪い!)😰。

 ネットでググると、人にまで入り込んだ場合もあると出ていましたが、怖くて開いていません(またご飯が食べられなくなりますから)。

 他にも虫の幼虫の体に卵を産み付け、その幼虫の体の中で孵化し、幼虫の体の中でグニョグニョ動くのが見えたり(結局その幼虫は、寄生虫のエサになるヒェ~!)、他にもいろいろ映りましたが、「ロイコクロディウム」の印象が強すぎて…😓。

何が怖いって、脳を乗っ取られるぬのが怖くないですか❓他の生命体に、自分の意志に反して動かされるのってOh!  My  God!  ですよね❗その映像がずっと10年以上、トラウマのように頭の中にあったわけです🙆

 

●三つ目の理由は、私の第一作目の本📕『おばさんの海外旅行 あるあるエピソード集』にも書きましたが、自分がひどい食中毒なったことがあったからです。寄生虫と食中毒の原因は必ずしも一致しているわけではありませんが、後に述べる番組の中の患者さんの様子に似通う所が確かにありました❗私の本📕からその部分の章を一部紹介させてください🙋

 

【『エピソード5海外で生煮えの貝は御法度❗』

 何を食べても大丈夫だった、その時までは。パクチー八角の匂いさえ我慢すれば、大概のものは食べることができた。

海外旅行での食事は大きな存在である。事前に「るるぶ」や「ことりっぷ」や「地球の歩き方」でしっかりリサーチして出かける。

あれも食べたい、これも食べたい、旅行の楽しみの30%は「食」である。20%はお土産とかのショッピング、25%は「世界遺産」、残りの25%は「非日常に身を置くこと」。

最も大きな「食」が満たされると、その旅行はまずまず及第点となる(あくまでも私見である。ちなみに夫は70%が「世界遺産」、30%が「食」と至ってシンプル、たぶん)。

 

 その「食」に大どんでん返しがあった場合、なかなかにしんどいものとなる。しかし、私にはその手の失敗談が3回しかない。これは幸運と言っていいのだろうか。😓

 一回目は、コーラの中に入っていた氷にやられた。危ないことは知っていたが、ビンか缶で出てくると思っていたコーラがコップで出てきた。

初めての海外旅行先、台湾の台北ステーションの地下の変な博物館(寄生虫の絵なんかがあった。ちなみに寄生虫にものすごく興味のある私は、東京に行ったらスカイツリーより、「目黒の寄生虫博物館」に行って、サナダムシTシャツを買いたいと思っている。パジャマにするために)の喫茶コーナーでである。

(2回目に台湾に行ったらもうその博物館はなかった。もう一度見たかったのに。)危ないとは思いながら、その日は暑すぎて我慢できなかった。案の定、2時間後にお腹が…。まぁすぐに回復して大事には至らず。😂

 

  次は夫が同じく台北のデパートの中華料理店でシジミの醤油漬けでアウト!帰国してから3日間は動けず。私も同じものを食べたが、量が少なかったのか偶然にもセーフ!そして3回目が最悪の地獄の3日間を記憶と体に刻み付けることとなったのである。

 

  場所は美食の韓国、釜山のかの有名なチャガルチ市場である。その旅はまさしく「食」を追求する旅。韓国は3回目だから、何を食べても美味しいことは周知のごとくである。

焼き肉、火鍋、参鶏湯、プルコギ、石焼ビビンバ、キンパ、ホットク、海鮮粥、鮑粥、当時日本では禁止されていたユッケも下に敷いている梨まで堪能し、大満足❗本当に韓国料理はうまい❗

 だから昨今の韓国との不和は実に残念である。25年前に日本と韓国との仲を取り持ったペ・ヨンジュンも泣いているぞ。10年前に活躍したkaraも少女時代も、大好きな東方神起も残念がっているよ、ホンマ。

韓国への直行便も減ってしまい、いつでも行けるはずの韓国が、いつ行けるかわからない中東並みに遠い国になってしまったのは本当に残念である。😭

 

 話を元に戻そう。それは釜山旅行の最終日のことだった。有名なチャガルチ市場で新鮮な海鮮を食べて空港に向かおうと、いそいそと市場へ出かけ、一階で海鮮を物色していた。

前日に鮑をたらふく食べたので、この時は大アサリかハマグリを食べたかった。店のおばちゃんは鮑をすすめたが、私は二枚貝ばかりを買ってしまった。あと生きてる蛸と。

おばちゃんが一瞬ためらったのを気にかけることなく、二階へ持って行ってイートインスペースで焼いてもらった。その二枚貝が今から考えると、ハマグリや大アサリではなく「アオヤギ」だったのではないか。そう、あの「アオヤギ」。日本ではバカ貝とも言う。生では絶対食べない貝。

それも焼きがあまかった。夫は、もっと焼いてもらおうかと言ってくれたのに、聞く耳持たずパクパク食べてしまったのだ。(後日、海外で生に近い貝を食べるなんて、不用心にも程がある…とは、娘の弁)

 それにしても最終日で良かった。これが旅行の始めの方だったら、旅行はさんざんなことになっただろう。きっとイミグレーションで引っかかり、帰りの飛行機には乗れず空港待機か入院ということにもなったかもしれない。

 

 帰国したその日の夜から3日間、私は地獄を見た!

夜中に夫と交代でトイレへ。上から下から、その日の夕ご飯が直通で出てくる!熱も出て体が動かす、無理して仕事に行ったが、1時間毎にトイレで吐きまくり(同僚にはまた二日酔いですか?と言われる始末。なんでやねん、しんどいのに…)、とうとう早退して点滴。

脱水にならないように水を飲みたいが体が受け付けず、二人してダウンしているから看病し合うこともできず、自分のことで精一杯。

3日間で貝毒は出て行ってくれたものの3キロ近く体重減少。(それだけは儲けた!と心の中でほくそ笑んだものの、回復したらすぐ元通り(笑)) 

 

 それに懲りて、タイでは美味しそうな生牡蠣をかろうじて我慢し、オーストラリアではムール貝にも手をつけなかった。海外ではよほどのことがなければ貝は御法度❗

(なのに、舌の根も乾かぬうちとはこのこと、マレーシアの屋台でアサリに似た二枚貝の炒めものを食べてしまった!ニンニクだらけで滅菌されているから…と理由をつけて。結果は素晴らしく美味❗懲りないなぁ…(笑)    ~校了は2020年1月、出版は4月】

 

 こんな洗礼を受けつつ、コロナ禍で海外にいつ行けるかわからない今となっては、この失敗も懐かしいなぁと思ってしまいます。

幸いにもそれほど大事には至らなかったですが、海外ではやはり日本以上に注意が必要でしょう。免疫もない、知識もない、なのに興味が勝っていろいろなものにチャレンジしてしまう、そういうハイな状態ですからね。

 あっ、今イギリスがロックダウンに踏み切ったというニュースが飛び込んで来ました!2日前ロックダウンを始めたフランスに継いでそういう状態になってしまいました。

どちらの国も、今我慢してクリスマスには再会しよう…を合言葉にしているらしいですが、効果が出るといいですね!それにしても海外に安全に行ける日はいつになるのでしょう…。

 

2,『monsters  inside  me』は凄い❗

 その番組との出会いは本当にたまたまでした。6、7年前のことになります。深夜まで仕事をしていて、0時を過ぎた頃、気分転換に何気なくテレビをつけ、地上波はつまらなかったので、CSで大好きなサスペンスドラマを見ようとしました。

 ところが、サスペンスドラマは途中から見ても意味がわからないので、仕方なく「アニマルプラネット」にチャンネルを合わせました。我が家では、「困った時の『アニマルプラネット』」という言葉があります(笑)。

 その時飛び込んできた画像、それは、人間の顔半分が画面いっぱいに映されたものでした。「なんだ、この不自然なカメラワークは…⁉️」見たことのない不思議な映像に一目で釘付けになってしまいました。それがアメリカのドキュメンタリー番組『monsters  inside  me』だったのです❗

 

 『monsters  inside  me』は1時間に3話のドキュメンタリーです。番組は、低い声のおどろおどろしいナレーションと、トライポフォビア(集合体恐怖症)の方は見ない方がいい、寄生虫の映像で始まります(その時は、もう血圧が上がるほど興奮!)。

本編は、寄生虫(食中毒や異物混入も含む)の実際の患者と担当医師のインタビューと、再現フィルムによって構成されています。途中、ものすごく発音のわかりやすいナビゲーターの解説が入ります。

 この番組の特徴(あるある)を箇条書きしてみました(常体ですみません。)

寄生虫による病気と人間との闘いは、人体に入り込んだ、ウイルス・細菌・単細胞アメーバ・節足動物・昆虫(金属などの異物も含む)などと、人間の体に備わっている「免疫(エミューシステム)」との闘い、それを医療従事者が後押しするというスタンスで描かれている。

 

●免疫(エミューシステム)による白血球の攻撃を避けるため、寄生虫の中にはシストと呼ばれる疑似体を作って殻にこもり、白血球の攻撃をやり過ごす知能犯もいる👽。

 

セカンドオピニオン、サードオピニオンでも寄生虫が原因であると判断されず治療が遅れる場合が多い。そういう例ばかり集めているからだが、「まさか寄生虫が原因なんて」という医者がいるという事実はあるらしい。

血液や髄液を検査に回し、結果が出るまで一週間以上かかる場合がある。それだけ、検査対象が多いということだろう😖。

 

国民皆保険制度のないアメリカは、具合が悪くても病院にすぐには行かない人が多い。救急車も確か有料。子どもの場合は「早く病院に連れて行けよ!」と何度もテレビに向かって叫んでしまう💦。

 

●担当医師の顔と名前が出てきたら、寄生虫の正体が判明し、治療が始まる😄。

 

●エピソードは、最初に明るい曲と風景から必ず始まる。究極のワンパターンである。

 

●とにかくカメラワークが異質!人物の加尾を画面の枠で半分に切って映すことって日本にはないよね。全編これで貫かれているので、不思議な不安感を煽られる😱。

 

●ほとんどの患者の命は助かるが、たまに亡くなることもあり、それが幼い子どもだったりするとやりきれない気持ちになる。

子どもを亡くした親たちの中には、寄生虫の恐ろしさを啓蒙する運動を起こす人もいて、深い感銘を受けることがある🌟。

 

 とにかく、ときどき無性に見たくなる不思議な番組です。今回も、予定の半分でページが尽きてしまいました。

3,恐ろしい寄生虫のいろいろ

4,寄生虫にやられないための何箇条

は、次回に回させてください。

次の第13回目は、

「『monsters  inside  me』寄生虫って怖すぎる❗その2」

 第14回目は、

 「私の読書は作家ローラー読み」

 第15回目は、

 「『夢』って不思議⁉️」

 第16回目は、

 「『山口百恵 伝説から神話へ』そして…」

を予定しています。自分で自分の頭の中の深層心理の「配置」を見てみたいです(笑)🙆。芹沢マリリンでした🎵