No.19『夢』って不思議⁉️その3

 さて、前回もまたまた調子に乗りすぎて予定まで行けなかったので、今回も同じテーマでは最終回ということになります🙋。骨子は以下の通りです。

 

1,なぜ人は「夢✨」を見るのか❓→前々回で済み

2,過去に見た不思議な「夢✨」(一部は小説風に)

◆続きを自分で作った「夢✨」→前々回で済み

◆空を飛ぶ「夢✨」はしんどかった…→前々回で済み

◆疲れたときに見る「夢✨」→今回はここからです。

◆恐ろしかった「夢✨」

3,「夢✨」の不思議⁉️→順序を変え、前回で済み

 

 それでは、今回でこのテーマについて全てをお話できるように論を進めていきたいと思います。

2,過去に見た不思議な「夢✨」の続きからです。

◆疲れたときに見る「夢✨」

 最近は何故か見なくなりましたが、40歳代までは頻繁に見ていた「夢✨」があります。その「夢✨」を見ると、あぁ、自分は疲れているんだなぁ、今日はちょっとゆっくりしょうか…と思ったものです😓。

 「夢判断」の項目にも挙げられているということは、そういう人が多いということなのでしょう。そう、疲れたときに決まって見るのは、「歯が抜ける夢🦷」です👽。

 「夢判断」のサイトには、「上の歯が抜ける場合」とか「下の歯の抜ける場合」などという項目に分かれていましたが、私の場合は、ほんの数分の間に全部の歯がきれいに抜けてしまうのです😱。

 

 ちなみに私は、めっぽう歯が丈夫な方です。歯並びもいいし、幼い頃から親不知を抜いた時以外は、歯医者に行ったこともありません。

 性格上、思いっきり強く歯を磨くし(あまり良くはないそうですが)、仕事に行っていた時も、1日3回の歯磨きは欠かしませんでした。

 ゆえに、普通の生活で、乳歯以外、歯が抜けるという経験をしたことがないのです。奥歯に一箇所アマルガムを詰めてあるのですが、いつどのようにして治療したのか全く覚えていません。

 また大学時代、一年間ほど歯医者のアシスタントのアルバイトをしていましたが、歯を抜くときに泣きそうになっている中年のおじさんを見て、心の中でファイト!と応援していました(笑いをこらえて)。

 それほど歯の治療は、自分とは無関係の事象だったのです(自分の親不知も授業の2時間空きの時に時休を取って抜きに行きました😄)。

 

 では、そんな私に恐怖を与えた「歯が抜ける夢」を再現してみますね!

 まず、前の方の歯(上の場合も下の場合もあり)が1本、抜けそうになっているのに気づきます。林檎をかじった時とか、硬いお肉を噛んだ時とか、食事の時に気づくことが多いです🍎。

 ぐらぐらしている歯を歯茎に押し込んだりして、「なんとかならんかなぁ…。」としばらくじたばたしますが、とうとうポロリと抜けてしまいます😥🦷。

 前の歯が抜けるというのはごまかしが効きません。そこで私は考えます。「とりあえず明日はマスクをして仕事に行こう。まず朝一で歯医者を予約して…。」

 そうこうしているうちに、嫌な予感が。奥歯の噛み合わせが上手くいきません。あちこちの歯が不気味に揺れているのに気づくのです。

 「あかん、一刻も早く歯医者に行かんと!仕事休むのが大変やなぁ。自習課題どうしよう…。」…この辺りで、もう十本ぐらい抜けて出てきます🦷。

 吐き出した歯は、虫歯もなく白くてきれいなままで、歯根までスッキリV字型が美しく、血液も出ません(それがまた不気味)。

 そしてまもなく最終段階、口の中一面に、ごわごわとした違和感が広がり、奥歯まで全部抜けた感がして、口の中が抜けた歯でいっぱいになってものも言えなくなるのです😰❗

  私は泣きそうになって、「あぁ、総入れ歯~!」…ここからは本当にホラー映画のようです。洗面器いっぱいに、あり得ない数の歯がぞわぞわと抜けてくるのです。万事休す😱❗

 …この最悪の状況から抜け出すためには起きるしかありません。きっと何かのきっかけで起きるのですが、この辺りの記憶が恐怖のために曖昧で、気づいた時には起きているというパターンです。

 そして、ほっと胸を撫で下ろし、ガシガシと歯を噛み合わせて無事であることを確認します。そして、何が原因でこんなに疲れているんだろうと自分を振り返るのです🌈。

 

 もう一つの「疲れたときに見る夢」は、「髪の毛」に関する「夢✨」です。髪の毛が抜けるのではありません(これも60代になった私には、にわかに恐怖になりましたが(笑))。もっと怖いです!髪の毛が口から出てくるのです❗ひぇ~! 

 口の中に砂が一粒入っただけども嫌ですよね。なんでこんな小さい物が…と思うくらい小さな異物でも、口の中に入ったときはものすごい違和感ですよね。💋

 髪の毛が1本口に紛れ込んだだけでも、その違和感たるや、そのままにすることなんて到底できませんよね。上顎とか歯茎にへばりついた髪の毛をなんとかして取ろうとします。たとえ1本でもです。(そう思うと、口の中って敏感ですよね!だからkissっていう行動があるのかなぁ(笑)💋)

 この「夢✨」の場合も、1本の髪の毛をなんとか取ろうとすることから始まります。ところがどうしても取れません。不快な気持ちがいや増しになって行きます。

 そのうちに、1本ではないことに気づきます。もう口の中が気持ち悪くてたまりません(お食事中の方、ごめんなさい🙏💦)。

 やっと髪の毛が掴めると、当然取り出そうとします。口から引っ張り出した髪の毛は、そのときにはもう1本や10本ではなく、2、30本ぐらいがよりあわされて太い紐のようになっているのです❗wow!

 更に取り出そうとして引っ張るのですが、長くて長くて、いっこうに抜け出てきません。髪の毛の終わりがないのです!引っ張り出した髪の毛は、恐ろしいほどに真っ黒で、膝の上にとぐろを巻き始めます😱。

 その頃になると私の場合は、なんとか起きることができるのですが、人によっては、髪の毛の束が綱引きのロープのように太くなって、両手で掴んで引っ張り出す…という、ある意味「猛者」のような話を聞いたことがあります❗ひぇ~!まさしくホラーです💥❗

 しかし、抜けた後は、乳酸が溜まって凝った筋肉の筋が抜けたようにスッキリするそうです❗(良かった‼️😆🎵)

 私に影響されて、同じような「夢✨」を見ないことを祈ります。ま、「夢✨」は覚めますけど…。

 

◆恐ろしかった「夢✨」~このテーマに関しては、再度小説風に書いてみようと思います🙋。

【帰り道がなくなる❗】

 先に行く父の背中を見ながら、小学5年生の私はその歩幅をきっちり2歩分に変換して後をついて行く。久しぶりの磯遊びは本当に楽しい。

4月の太陽は、暑すぎもせず、帽子がなくても平気だ。おまけにお天気がいいから、磯に着いた朝は少し寒かった半袖も、昼近い今だと丁度いい🌞。

 もうすぐ、バイ貝🐚とこの辺りでは呼んでいる貝が密集している目的の磯に着く。この貝は3㎝ほどの小さな貝だが、家に持って帰ってお茶っ葉をを入れて茹でると私の大好物になる。

巻き貝の蓋になった薄い膜を取って、針を使ってクルクル回しながら中の身を抜き出す。茹でられて茶色く固まった貝の身は、海水のほどよい塩味も相まって旨味の塊だ!

母は、この貝の身を酢味噌和えにしたいのだが、私は身を抜く度に我慢できなくて食べてしまうのでいつも叱られる。

 足下に気を付けながら、岩場の亀の手やイソギンチャクの上を進む。ビーチサンダルはもちろんのこと、膝まで海水に浸かることもあるが気にしない。

水はどこまでも澄みきって、底まできれいに見渡せる。少し深くなった潮溜まりには、刺されると痛い行灯クラゲや、15㎝はあろうかと思われる、煮付けにすると美味しい魚🐠までが、悠々と群れをなして泳いでいるのが見える。

澄んだ海水を通して、ほとんど天頂に来ている太陽に照らされた魚の影が、くっきりと水底に映っているのも見えた。

 ふと父が少し大きめの岩に波が打ち寄せる角を曲がって(波が引くタイミングを計って)、向こう側に消えた。目的地はそこだ!目の前の岩の向こう側にある。

少し波が荒いがこんなのは慣れっこだ。もしも服が濡れても、帰るまでには乾くだろう。

  岩場の角を曲がると、もう貝の群れを見つけた父が手を振る。父は大人だから試しに2、3個採るだけだ。私は勇んで父が示す場所にしゃがみ、腕を潮溜まりに突っ込んで貝を採ってはナイロン袋(いつもは水着が入っている)に入れる。

 夢中になって採っていたら、いつの間にか太陽が西に傾き始めた🌅。お昼時は少しぐらい遅くなってもかまわない。潮溜まりを3回ほど移動したら、袋はいっぱいになった。

殻から出した貝の身は、小鉢一つぐらいのものだが、これぐらい採れば少しぐらいつまみ食いしても怒られないだろう。

 

 「もう帰ろう!」と父に言おうとして、後ろを振り返った時だった。思いがけず大きな波が、岩場に立つ私を揺らした!かろうじて転ばずに耐えたが、後ろの(海の沖の方の)風景が、先ほどまでとは様変わりしていることに初めて気づいたのだった🌊。

 大丈夫、父がそばにいるはず…と気を取り直し、細い首をめいっぱい回して父を捜したが、どこにも父の姿はなかった。「お父ちゃん!」「お父ちゃ~ん!」何度呼んでも返事がなかった。

 叫ぶ自分の口の中に波のしぶきが入って潮の味がする。「落ち着け!落ち着け!」私は自分を励ましながら、周りを見回した。

 父はもう先に浜に戻ったのだ。貝を採るのに夢中になっていた自分は、その父の声を聞き逃したに違いない。とにかく戻ろう!

…そう決意した私は、来るときに回って来た岩場を、今度は逆向きにその角を(今では波に洗われて、見える部分が半分以上海水の中だったが)回って反対側に出た。

 ところが、そこから先がないのだ!確かに亀の手が密集した岩場があって、それを通って来たはずなのに、今ではその道は海水の中に没していて、波がさんざんに打ち寄せている🌊。ゆらゆら揺れる行灯クラゲの群れが、その道の上に当たり前のように揺らめいている。

 透き通った水ゆえに、その深く蒼い水底までがはっきりと見える。光は屈折するから浅く見えがちだが、そこはもう自分の背丈を超す深さになっていることを、私は経験から知っていた。

自分が歩ける所は、もう深い水の底、左側の岩の壁は垂直に切り立ったようになっていて自分には登りようもない。

 それまではなんとか思考の外に追いやろうとしていた恐怖が、紛れもなく現実のものとなって自分に襲いかかって来るのを、今やはっきりと感じていた。

 早くしないと自分が今立っている岩場も海水に沈む。こんな岩場で流されたら助からない…。こうなったら猛毒の行灯クラゲの群れの中に飛び込んでいくしかない。

 私は、やむなく覚悟を決めたが、あまりの恐怖に、それまでかろうじて抑えていた涙腺が、一気に緩んで涙が溢れてきた。波しぶきなのが冷や汗なのか涙なのか💧、私の顔はぐしゃぐしゃになり、ひっきりなしにべそをかいて喉をひきつらせた。

 怖がっている場合じゃないんだ…死にたくない!私は、恐る恐る足を踏み出した。思いがけず水が冷たい。足が着かない。私の足先は、虚しく海水を掻き続けるしかなかった。

 4月の海は、やはりそれほど優しくはなかったのである…。the end

 

 

【どうしても学校に行けない❗】

 「なんでこんな時間⁉️」私が起きた時にはもう7時を過ぎていた。いつも乗る6時55分の電車にはもちろん間に合わないが、次の7時40分にも間に合うかどうかわからない。「ちっ!」と舌打ちして、それでもなんとか飛び起きた。

 父も母も、もう出かけていない。「こんな早くから、どこへ行くって言ってたっけ?」最近は、話しかけられても上の空だから聞き逃したのだろう。記憶にはないが、いないものは仕方ない。

 つまり、文句を言う相手も、車で送ってくれる人もいないということだ。

 朝食なんてもちろんいらない。走ればなんとか次の電車には間に合うだろう。私は覚悟を決めて着替えようとした。

「えっ!」目を疑った😓。いつものハンガーに掛けてあるはずの制服がない!今日から衣替えだから夏服を昨日掛けたはずなのに…。

 仕方がない、冬服でもないよりましと、クリーニングに出すために紙袋に入れていた冬服を取り出す。まずいことにシワだらけだ。どうせクリーニングに出すからとぞんざいに扱ったバチが当たった。

 アイロンをかける時間なんてあるわけがない。シワのついたまま袖を通した。暑い❗私の他にも間違えて冬服の人が一人や二人、いないことはないだろう。しかし、暑い❗暑くてイラつく😒💢

 部屋から出ようとしてまたもや「えっ!」と我が目を疑うしかなかった。今度はカバンがない😰!「いったい何なん?」声に出して叫びながら、部屋中を探し回った。

クローゼット、ベッドの下、押し入れ、布団の間…、どこにもない。「まさか、玄関に置きっぱなし?」さすがにそれはなかった。が、カバンは依然として見つからない。

 「ま、いいか。置き勉してるし…」胸ポケットに、とりあえず机の上に散らばっているシャープペンと消しゴム、赤いポールペンを押し込んだ。

 「こんなのは正気の沙汰じゃない❗」と妙に神妙に考えながら、冬服に手ぶらで階段を転がるように降りて玄関に出たが、またもや立ち止まるしかなかった。しかし、その時はさすがの私にもなんとなく予感があったのか、「やっぱり…。」と思っただけだった。靴がない…😱。

 「誰かの陰謀?それとも『世にも奇妙ななんとか』?…。」いい加減考えるのももどかしく、適当にその辺りにあったスニーカー👟を履いて玄関を走り出た。「通学用の革靴より走りやすいやん!」と負け惜しみを言いながら…。

 息を弾ませて走った。幸か不幸か、手ぶらにスニーカーだから走りやすい!駅に着いた!時間はまだある。私の学校より近くて遅い時間に乗る他校の生徒と一緒になってしまった。面倒くさい…。「どしたん?なんでこの電車?カバンいらんの?」ほら来た。中学時代のクラスメートだ。

 適当に受け流していたが、さすがに「顔変やで!髪の毛ボサボサやし。」と言われた時にははっとした。まずい❗私としたことが!顔も洗ってないし歯も磨いてない。自慢のロングヘアーは寝起きのままだ!、

 私はトイレに駆け込んだ。誰が見ているかわからない。どんなときでもせめて顔と髪はきちんとしなくちゃ!私は急いで顔を洗い、口をゆすぎ、ブラシなど持っていないので、かろうじて水道の水で寝癖だけを押さえた。

 「これで良し!」とりあえず納得してトイレを出ようとした。その時だ!場所が、場所だけに、にわかに尿意をもよおしてしまった。そういえば朝からトイレに行っていない。まだホームの放送も聞こえないから大丈夫だ。

 意を決して私は個室に入った。考えられない早さで用を足し、個室を出ようとした時だった!ドアが、開かない❗🚪押しても引いても、何かが引っかかったのかドアは開いてくれなかった…。無情にも電車の近づく旨の放送が聞こえる…。

 ようやく、ドアを持ち上げるようにして開けて外に出た時には、誰もいなくなったホームが初夏にもかかわらず、寒々と横たわっているだけであった…。the end

 

 

 最後に、思いがけない人が出てくる「夢✨」を見ることがあります。普段忘れていたり、意識の陰に隠れていることが、なんの前触れもなく突然、「夢✨」に現れることがあります。

 もしも、それが思い出したくないことだったり、忘れなくちゃいけないと思っていることであるなら、ある意味、自分の深層心理を知るきっかけになるかもしれません。

 心の奥底で、本当は忘れたくない思い出であったり、逢いたくてたまらない人なのかも知れません。記憶の宝箱を本人に無断で開けてしまう、「夢✨」って本当に不思議⁉️

 

次の記念すべき第20回目は、

  「『山口百恵 伝説から神話へ』そして…」

第21回目は、

  「海外に行けないなら、沖縄に行こう❗」

を予定しています。

昨晩は、どんな「夢✨」を見ましたか(笑)❓

私は「どうしてもアメリカに行けない!」っていう「夢✨」を見ました(笑)❗芹沢マリリンでした🎵