No.59 最近、こんな映画観ました❗

 今日の夕方のニュースで、五輪の海外客受け入れ断念を決めたという報道がありました!理由は、変異株流行の見通しが立たないからだそうです💦。

 ウイルスが変異することはよくありますが、由来国が不明の上、感染力が強いだけでなく、免疫力を弱める変異株まで出てきているようです💦。

 私は、それに加え、頼みにしていたワクチン接種が思ったより遅れそうなのが心配です💦。ワクチンさえあれば……と、かなり期待していたのですが、五輪開幕までに接種できるかどうかわからない状態です😓。

 後で述べますが、「ワクチン外交」は世界が危機に直面している場面では当然起こってくることであろうし、1本につき、5回なのか6回なのか、はたまた7回打てるのか、まだはっきりしていません💦。

 いい方法が見つかっても、結局は国の方針に従わなければならないらしいのです。そのことで困っている地方の接種責任者の苦悩が放映されていて驚きました!

 また、国の方針が定まらないので、自分たちの地方自治体で、いいと思うやり方でどんどん進めている所もあるそうです💦。

 後手後手の政府の指令を待っていたら、接種完了の目標の日に間に合いませんからね!まだ河野大臣と加藤官房長官の意見が異なっている状態ですから…😤。

 とにかく早く、とりあえず高齢者にまではワクチンが届きますようにと祈るばかりです。時間はそんなにありません…。

 

 それではいつものように「新聞記事から時代を読む」から初めます😃。

⭕コロナ関連

▲文化関連

🔵政治情勢

●外電

・その他

3月8日

・余録 「七枚に 大坂なおみの強い意志 優勝で示す命の在り方」

⭕国内感染者数 1065人

⭕命支える使命感に敬意 「虫の音に 似たるかそけき 機械音を聴きて ナースは足早に来る」

⭕大規模接種求む人手 「潜在看護師」へ講習会 協力可能日を事前登録 ワクチン来月高齢者に 過疎の町 近隣と連携

⭕30代と20代女性接種後に副反応 別のワクチン5月にも承認 モデルナ、アストロゼネカ

⇒日本にも優秀な科学者や製薬会社は多いのに、国産ワクチンがまだ使用に至っていません。これはいかに国の政策が儲けばかりを重視してきたかということです!

 科学者や製薬会社に、もっと研究資金を潤沢に与えて、「来るパンデミックに備える」…という、長い視点で構えていれば、ワクチンも自給できたのではないかと思うのです。

 世界的流行ということになれば、どこの国も「まず自国民に打ってから」となるのは当たり前です。食料自給率の低い国は、世界的飢餓には太刀打ちできません。

 日本はどちらも弱いのです。長年、目先の利益に走って来てしまった国策の失敗でしょう…✨。保健所業務を軽視し統合して減らして来たことも同様です✨。

 全自動PCR検査機を日本の企業が製作したけれど、日本では認可されず、海外で売れに売れて、あとから日本も買う…という、わけのわからないことも去年ありましたが、それを思い出しました💦。

 

⭕医療者優先接種今日から大阪も

⇒すみません、私はもうやっていると思いこんでいました!ずっと前にやっていたのは少数の試験的接種だったんですね😅。

 

3月9日

ミャンマー警察も不服従運動 「国民に苦痛与えたくない」 ベテランら600人超 抗議デモで2人死亡

⇒公共機関に警察も加わって、業務がストップしています。ミャンマー、なんとかなりませんか?国連とかも動いているとは思いますが…。

🔵首相長男招致与党拒否 接待問題 民間人理由「最終防衛ライン」

🔵谷脇総務審議官更迭 小出し対応傷広げ 調査中途問題ぞろぞろ

⇒麻痺してましたね、感覚が…。今まで普通になってたのでしょうね…。それ、公務員には厳禁ですけど…。

 

🔵聖火リレー自治体困惑 「密回避できればぜひ沿道で応援を」 組織委中断基準示さず

聖火リレーのテンション下がりましたね💧。地方自治体の担当者の方は、企画や調整に大変な苦労ヲされてきたはずです…。

 

⭕国内感染者数 600人

⭕大阪の医療者優先接種開始 皮下注射器で「接種7回に」京都の病院

⇒こんないい方法があるなら、どんどん普及していったらどうです?国が率先してアナウンスして…。

 

⭕コロナワクチンQ&A 筋肉注射ってどうやるの? 針2、5cm肩に垂直に刺す

 

3月10日

🔵社説 大震災10年国の復興政策 ハード偏重の限界見えた

🔵復興事業 年度内未完76% 42市町村調査 原発、コロナ影響 東日本大震災あす10年 第2期方針帰還促進

■改定された、東日本大震災からの「復興基本方針」のポイント

地震津波被災地では心のケアやコミュニティ形成などの「ソフト事業」に重点を置く

原発事故被災地では住民の帰還と併せて移住、定住の促進に取り組む

原発の汚染処理水の処分方法は「適切なタイミングで結論を出す」

⇒海外では、「世界最大の原発事故があって、10年もたつのに、まだ日本は何もしていないの⁉️」と言われているそうです💦。私も、もっと解決の方に進んでいると思っていました。

 事故が起こったら、10年たっても直すこともできない、壊すこともできない…そんな危険なものを造ってはいけないんじゃないでしょうか…。普通に考えても。

 

🔵谷脇氏今月末定年 高額接待 次官級から更迭で NTTが調査委

🔵プラ製使用削減義務化 飲食店など スプーン有料化検討 法案閣議決定

⇒私は、家で食べる時はコンビニでスプーンやフォークや割り箸、お手拭きも遠慮しています。どんどんたまるし、もったいないからです。

 レジ袋と同様に日常として慣れていくと思いますが、スプーンなどを製作していた工場の方々は困るでしょうね。それが気がかりです。

 マイクロプラスチックの海洋汚染を思うと仕方がないですね💧。

 

🔵理の眼 青木理 これが「政治主導か?」 人事権を牛耳って放埒に行使する政権の下、最近の官僚組織は忖度やゴマスリの風潮が蔓延し、数々の信じがたい不祥事の温床になっているのではないか。

自民党高市早苗議員や野田聖子議員もNTTから接待を受けていたそうです。なんとまぁ💨。

 

●「英女王夫妻は無関係」 「肌の色」発言 メーガン妃告白生々しく

・政権浮揚へデジタル急ぐ 改革法案審議入り 解散戦略左右 野党、情報流出懸念 資料に誤記45ヵ所

■デジタル改革関連法案の内容と課題

(内容)

・行政手続きのオンライン化などデジタル社会を進める「デジタル庁」を9月に設置

・国民が、公的給付を受け取れる預貯金口座をマイナンバーとひも付けして政府に登録

個人情報保護法地方自治体の個人情報保護制度を統合し、共通ルールを規定

(課題)

・デジタル申請をできない人が公的給付を受けられない恐れ

マイナンバーの幅広い活用で個人情報漏洩リスクが高まる

・国による個人情報の集積は「監視社会」につながりかねない

⇒課題に挙げられていることが心配です😥。便利なのはわかりますが、最近も個人情報漏洩事件があって信頼感に欠けます。

 「監視社会」にするつもりはないと菅総理は言っていますが、結果的にそうなってしまう危険性はぬぐえませんね…。

 

⭕・スパコン「富岳」本格活動 実用性で頂へ コロナ飛沫想定、1ヵ月半で 実用性で頂へ 産業活用拡大へ本腰

⇒「富岳」は、今頃本格活動なんですね❗😃飛沫のシミュレーションぐらいしか知らないので失礼しました😅。世界一の働きを期待しています!

 

⭕国内感染者数 1128人

⇒残念ながら増えて来ましたね💦。緊急事態宣言中なんですが、私にも人手が多くなったのがわかるほどです💧。

 

⭕変異株宣言下でも増 感染症研「今後、流行リスク」 免疫効果が弱まる可能性のある変異を獲得している由来国不明の株が、3月3日時点で関東を中心に全国で394件確認された。感染研は「積極的疫学調査などを通じて、変異株の性質を明かにし、流行制御戦略を適合させていくことが推奨される」とした。

パンデミック宣言1年COVAX(ワクチンの世界的配給の枠組み)始まる ワクチン多難な配給 途上国、入手は不透明 米欧、協調と内政板挟み 日本、拠出増含み ワクチンの「自国優先主義」「囲い込み」「政治利用」など、「ワクチン外交」によって、ワクチン配給は多難

⭕1瓶7回接種容認 ファイザー製ワクチン 厚労相、担当相 官房長官は「推奨せず」 従来注射器で6回可 鳥取県発表 知事「国も現場のやり方を認めて促進策を図ってほしい」

⇒最後の3点については、始めに述べている通りです。本当に、私たちはいつまでコロナに翻弄されるんでしょうか…。辛いですね🍀。

 とにかく国はワクチンを早く確保してください!今はそれが一番の重要事項だと思います。

 ただ、それがエゴイスティックで、そのことで途上国へのワクチン配給が遅れると思うと、複雑です…。

………………………

 それでは今回のテーマに移りたいと思います🙋。

 私の趣味は「読書」「海外旅行」そして「映画」です!そのことは私のブログNo.48~50「ドクトル・ジバゴ わが最愛の映画❗」をご覧頂ければわかってもらえるはずです!

 コロナ禍のため、しばらくの間営業していませんでした😢。その後、昨年秋頃、座席の半分以下で再開しました!

 今年に入ってからは、座席をひとつ飛ばしで再開しています!手指の消毒、検温は日常になっています!

 ときどき映画が始まる前に話し声が聞こえることがありますが、基本マスクで黙っているので、ほとんど不安はありません。

 ただ、換気のためにドアが開いている映画館は暖房が効かず少し寒いので、厚着が必要です(笑)😆🍀

 

 最近、「ある人質 生還までの398日」と「春光水暖」という、全く雰囲気の異なる2つの映画を観ました。どちらも心に残る素晴らしい映画でした❗

 今回は、前者の映画について述べさせて頂きます🙋。タイトルは「ある人質 生還までの398日」、デンマーク🇩🇰の映画です。

 監督はニールス・アルデン・オプレヴデンマークアカデミー賞に輝いています。

 過激派組織IS(イスラム国)にシリアで拉致され、2013年5月から13ヵ月間人質となったデンマーク人の若いカメラマンの実話を映像化したものです。

 彼の名はダニエル・リュー。同じく人質となり、ISによって無惨にも殺害されたアメリカ人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリーとの交流を横糸に、救出されるまでの過酷な398日を縦糸に編み上げられたドキュメンタリーですが、心に残るのは、限りなく尊い「愛」でした…🌹。

 

 彼が助け出されるためには、人質救出のプロの活躍と、身代金を作るために全てを投げ出し要求金額を作る家族の活動が必要でした。

 ほとんどの国は、人質救出のための身代金は一切出さないし、募金活動も基本的には禁止しています。身代金は、過激派組織の活動資金になってしまうからです。

 彼が救出されるまで、彼自身にとっても彼の家族にとっても、地獄のように過酷な日々が続くことになります✨。

 ところが、この映画の監督は、半ドキュメンタリーの内容なのに、とても上品な映像を撮るのです。例えば、主人公が拷問される場面。えてして、リアルな残虐描写になりがちですが、この映画は違うのです!

 殴られて吐く場面でも水しか出しません。チフスにかかり脱糞する場面でも、汚れた下半身は映しません。縊死しようとした場面でも、そのままは映しません。

 人質の一人を銃殺する場面でも、至近距離なのでひどく遺体が損傷するはですが、倒して映像から外します。刺殺する場面でも大きな刃物は使わずに小刀を思う使い刺す瞬間は映しません。

 しかし、その残酷さや悲惨さ、主人公の身体の痛みと悲しさは十分に伝わるのです❗むしろ、リアルに全てを舐めるようにアップで撮るよりも、強烈なインパクトを与えるのです。

 それは、そこに至るまでの伏線を丁寧に描ききっているからでしょう!そのため観客は、主人公と同一化して彼の痛みや屈辱や悲しみを彼と同時か、追体験するのです。

 

 また、彼の家族の思いも丁寧に描かれます。思いもよらぬ悲劇に見舞われた一家ですが、けっして諦めず、それぞれの生活を犠牲にして資金集めに奔走します。

 口で言うのは簡単ですが、胃に穴が開きそうな、精神のバランスを崩しそうな、それこそ絶望的な日々のはずです💧。父の母の、姉の妹の、そして恋人の、それぞれのドラマが丁寧に描かれます。

 

 「圧倒的な暴力と人権侵害」に相対する「家族の愛と生きることの意味」……その対抗を深く考えさせられました…。

 最後に、アメリカ人ジャーナリストのジェームズ・フォーリーが彼に遺した言葉を記して、この映画についてのお話を終わりたいと思います。

 「やつらの憎悪に負けたくない。ぼくの心にあるのは愛だけだ…。」

…………………………

 ブログを書きながら、またあの映画を始めからたどっていました。次回は、全く雰囲気の異なる中国映画「春光水暖」を紹介したいと思います🙆

 やっぱり映画は素晴らしい❗芹沢マリリンでした🎵