No.60 最近、こんな映画観ました❗その2

 今日ニュースから見ていたら、変異株についての話題の中に、全く知らなかったことがありました😓!

 私は、ウイルスはどんどん変異していくものだけれど(それは知っていました)、現在のワクチンはもとのコロナ用に作られています。ですが、変異株にもある程度の効果はあるし、その効果は大きい…と、ずっと思っていました。

 ところが、変異株によっては、もとの株がワクチンや治療によって撃退されていく中で、寧ろこれ幸いと、活性化する(競争相手がやられるから)株もあるらしいのです👽。

 ゆえに、変異株が容易にとって変わり、また感染が広がってしまう…という風に、私は今日のニュースを理解しました。

 インフルエンザの予防接種は、1回ではなく毎年打つ必要があるのと同様です。また短期間にインフルエンザA型とB型両方かかる人がいるのと同様です😰。

 私の理解が浅い可能性があるので、変異株についてもっと調べてみないといけないと思いましたが、改めて「コロナウイルス」の脅威を感じた次第です💦。

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 それではまず、いつもの「新聞記事から時代を読む」を始めます!コロナ禍が収束したら終わりにしようと、2020年1月から始めている新聞のスクラップですが、なかなか終わりが見えません💧。

⭕コロナ関連

▲文化関連

🔵政治関連

●外電

・その他

3月11日

🔵東日本大震災10年 あの日から今日未来へ 南三陸に笑顔咲かせつ続ける?

被災地は今 風景一変

🔵にぎわい創出 大きな温度差 明→商店集約、人通り増加 暗→高台移転、地域を分断 復興住宅進む高齢化 ローン組めず自宅再建あきらめ 記録・教訓後世に

🔵定義なき廃炉 遅れる作業 増え続ける汚染水 処分迷走

⇒前回も書きましたが、世界最悪の原発事故が、発生から10年たった今も、一番の中心部はどうにもできない状態で残されています。

 残念ながら、放射線の強い部分は廃棄マシーン製造がコロナ禍で間に合わず手付かずです。汚染水もたまり続けているのです。

 まさしく人智を超えた所にある物の前で、人間はなす術がありません。10年もです…。

 これから、廃棄した物体の置き場を決め、マシーンで取り出し、運んで隔離し、建家を壊し、更地にし、新しく利用できる物を造る……いったいどれくらいの時間が必要なのでしょうか…。

 

🔵進む再生 癒えぬ傷も

⇒テレビで児童が大勢津波で亡くなった大川小学校の跡地で、ずっと語り部として、あの悲劇と教訓を語り続けておられる男性のドキュメンタリーを観ました。

 彼自身が、お子さんを亡くされた遺族の一人です。人々が、あの記憶を忘れることなく、そこから導き出された教訓を後世に語り継ぐため、10年たった今も活動されています。

 彼は校舎に残された児童たちが作製したモニュメントに刻まれた「未来を拓く」という文字を指して言います。「ここは悲しいだけの場所ではなく、『未来を拓く』場所なのです。」…と。

 私は、児童たちが身をもって遺された教訓をもとにして、なんとしても明るい未来を拓いていくことが、生きている大人たちの使命だと強く思いました。

 

🔵10年目前遺体戻った 探し続ける

●激動の世界を読む 頓挫したミャンマーの実験 民主化への険しい道

●在外大使も国軍非難 スー・チー氏解放要求

🔵高市・野田氏NTTと会食 総務相在任中に 文春電子版報道 NTTとの会食 総務相否定せず 衆院予算委にもNTT社長招致 農水省接待調査150人規模に拡大

⇒見返りを求めない接待ってあります⁉️忖度して融通を利かしてくれそうにない人を接待します⁉️そんな風に軽く思われていたのだと、自身を情けなく思うべきでしょう。

 

🔵五輪に病院30ヵ所必要 新たな医療負担判明 海外客受け入れ断念 スポンサー枠は観戦検討 著名人ランナー辞退者は7人

⇒これからの感染状況にもよりますが、医療機関にそんな余裕はあるように思えませんが…。

 

⭕首都圏下げ止まり「昼間の飲食憎」要因 変異株1週間で131人

⭕国内感染者数 1316人

⇒やはり減りませんねぇ…。ところで、無料のPCR検査はどうなりましたか?ワクチンは本当に行き渡りますか?

 

3月12日

🔵バッハ流改革道険し IOC会長再建 五輪肥大化止まらず

⭕中国、ワクチン提供 五輪出場者向け IOC費用負担

🔵接待問題 遠い実態解明 総務省 対象や期間定まらず

🔵坂井氏、全く支払わず NTT会長 野田元総務相は1回分

⇒今日も野田氏は「単なる懇親会だ」と言い張っていますが、ならばNTT会長に個人として好かれているから…とでも言いたいのでしょうか。

 見返りなしの接待はあり得ないし、おごってもらえるというのはそういうことになってしまいますが…。閣僚や議員のコンプライアンスの学習機会はあったはずですが…。

 前回でも書きましたが、愚にもつかない言い訳を考えるより、「接待すればなびく存在」だと軽く思われていたことを恥じるべきではありませんか?

 

🔵ICTでは業務減らない 介護の現場 利益率赤字続き 即応性低下する

⇒ケアマネージャーさんの存在は、介護をしている人にとっては、最大の理解者であり、最も頼れる存在です。専門家の人がICTが役に立たないとおっしゃるなら、人員を増やして待遇を改善してください!

 超高齢化社会になることがはっきりしている日本では急務であると、自分の経験から考えます。

 

⭕昨年の児童虐待 最多2133件 コロナ休校時増加目立つ

⭕国内感染者数 1319人

⭕7回接種注射器「政府推奨せず」 河野担当相

京都府宇治市の病院の医師が発見した、インシュリンの注射器を使う方法は、「もともと使用目的が異なるからインシュリンを打つための注射器が不足することになるから推奨しない」という理由で河野担当相は否定!

 鳥取県の医師が発明した、空気抜きを注射器を抜かずにやる方法は、「特別な技術が必要だから」という理由で同じく否定!

 初めてニュースで見た時は、河野氏は「どんどん工夫してやってください」と言っていたじゃないですか⁉️なぜ一晩か二晩で意見が変わるんですか?

 加藤官房長官が「推奨しない」と記者会見で言ったからですか?政府ではなく、民間の医師からアドバイスを受けたことは、面子として受け入れ難いのですか?

 政府がワクチン配給をうまくやってくれないから、現場の医師たちが知恵を絞ったんじゃないですか?潤沢に予定どおりワクチンが届くなら、しなくてもいい苦労ですよ!

 ワクチンさえ行き渡れば、とりあえず今の株に関しては安心で、医療機関の逼迫も回避されるでしょうに、納得しがたいニュースです🙍💦。

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 さて、それでは今回のテーマに移りたいと思います。「最近、こんな映画を観ました❗」で紹介したいのは、中国映画の「春光水暖」です。

 「春光水暖」はグー・シャオガンという若い監督の初長編映画です。カンヌ国際映画祭批評家週間のクロージング作品に選ばれました!

 2019年に、中国の杭州市富陽を舞台に、ある家族の姿を淡々と美しい自然の風景をバックに描いた映画です!

 

 私は、海外旅行が大好きで、コロナ禍になるまでの15年ほどは毎年海外に出かけていました✈️。私は公務員で庶民なので、贅沢な旅ではありませんが、節約して費用を作り、ライフワークにしていました🛩️。

 そのあたりのことは、私の第1作目の「おばさんの海外旅行~あるあるエピソード集」という本📕に詳しく書きましたので、参照してもらえると嬉しいです☺️。

 特に中国には11回も行きました。上海、北京、広州、廈門(アモイ)、香港、澳門(マカオ)、青島(チンタオ)、蘇州、大連、桂林そしてこの映画の舞台である杭州です。

 旅行では世界遺産の「西湖」や不思議満載のレトロな街「河坊街」が印象的です。詳しくは、私の本📕の「死ぬか、殺すか、最高に恐ろしいタクシー」の段をご覧ください(笑)😆。

 

 映画の話に戻ります💦。若いこの監督は、主な登場人物に俳優は2人しか起用せず、主人公を含むあとのキャストは、自分の親戚や友人を使っています!

 私は、観たあとにパンフレットを見て初めてそれを知り、本当に驚きました!あのリアリティーは本当にリアルだったのです❗

 本当の夫婦2組が夫婦を演じ、本当にカップルが劇中でもカップルです!なんともリアル過ぎるほどリアル!

 出てくる家族はみんなそれぞれに問題を抱えていて、劇中で娘役の人に「最低よ!みんな自分のことしか考えてない!」と言わせています。

 確かに、どんなに仲の良さそうに見える家族にも、何らかの問題や軋轢はあるものです。親子も夫婦も兄弟姉妹も。

 そんな普通の家族の日常が、中国の山水画のような美しい風景をバックに、生き生きと描かれます。そして、どこか温かいのです☀️。

 夫に白と赤のチェックのマフラーを誕生日に買ってもらって、照れてはにかむ奥さんの笑顔。

 自分を忘れてしまった認知症の義母に、仕方がないなぁという視線を投げはしても、かいがいしく世話をするお母さん(この人、素人とは思えない演技力!)。

 みんな生きていくのに精一杯で、いろいろな問題があって大変なのに、温かいのです🌞。胸に沁みます😂。

 

 印象的なカメラワークがあります。恋人の2人が夏の川縁を歩いていて、男性が泳いで女性が歩きで、競争しようと言い出します。

 川を泳ぐ男性と、川縁を歩く女性を、画面の左から右へ平行移動で、同じアングルで10分近く流すんです。びっくりしました❗

 川岸に延々と続く美しい柳の木立、平和に飛び囀ずる鳥たち、静かに釣糸を垂れる何人もの釣人、男性とすれ違う泳ぐ子どもや水鳥のあげる小さなしぶき…。

 そのカメラの動きと同時に、気持ちのいい水の音や激しい息継ぎの音、水から上がってから、濡れた足を突っ込んだ靴の鳴るキュッキュッという音、風が柳の葉を揺らす音が並走していきます🍃。

 観たことのない映像でした!ネタバレになるので多くを語ることはやめておきますが、2時間半という時間が、少しも苦になりませんでした。私にとっては…。

 

 春夏秋冬、中国の美しい雪景色、花が咲き乱れる春の陽光、夏の突然の大雨さえも愛おしいのです。中国らしい赤い提灯🏮、淡い緑の木々のみずみずしさ、中華料理の美味しそうな湯気……、どれもこれも素敵❗癒されました🌈。

 

 さて、次は何をアップしましょうか⁉️自分が何を書くのか楽しみです🌷。芹沢マリリンでした🎵