世の先生たちへの応援メッセージ

昨年は夏ごろから教師間のいじめ問題がマスコミで大きく報道されました。また、最近は教師による体罰?(傷害)事件で逮捕者まで出てしまいました。世間では特に昨年あたりから「教師は何をやっているんだ!」という厳しい見方が吹聴され、教師を目指す学生が減って来ているらしいですが至極当然のことでしょう。しかし、私は言いたいのです。そういう教師はほんの一部で、ほとんどの先生たちは本当に身を粉にして、一生懸命仲間と協力しあってがんばっているのです。

私は昨年定年退職するまで、38年間ずっと公立中学校の国語科の教師として教育現場で働いて来ました。教師を天職と思い、生徒や保護者と接する中で生きがいを感じながら、時間と労力を惜しみなく注いで真摯に取り組んできたと思っています。その中の経験や身に付けてきたスキルを現役の先生たちに伝え、少しでも手助けができたら、また教師を目指す若い学生さんたちが増えてくれたら…という思いで第2作目の本を出版したのです。

そこで、ブログの第2回目。今回はその2冊目の本の紹介をさせていただきます。第1作が

「おばさんの海外旅行…あるあるエピソード集」

というエッセイで、2作目が教育関係とは、あまりにジャンルが違いすぎるじゃないかと思われるでしょうが、本来はこちらの方が本職であったわけです。教師の仕事を全うしていくためには、それだけでは視野が狭すぎます。心に余裕がなさすぎます(あくまでも私見です)。好きなこと💖、楽しいこと🌈を別に持っている方が、本来の仕事へのエネルギーが湧くと私は思います。私にとって海外旅行は「非日常」❗ときどきそこに身を置くことで、また明日からがんばろう!というエネルギーが湧いて来るのです。

いかんせん、教師は忙しい、本当に忙しいのです。仕事に終わりがありません。名実ともの休みもありません。趣味の時間なんて一日30時間あっても無理!…というのが本音でしょう。そこで、私の本📕が登場します(笑)。今までこんな本📕なかった❗…と思っていただけると思います🙋。エッセイではありますが、明日からすぐ使えることが書いてあり、コピー、アレンジもちろんOK👌。反面教師にしてもらってもオールOK👌です。タイトルは、

「(若い)先生たちへの応援ブック…釈迦に説法シリーズNo.1~9」です。「若い」に(括弧)がついているのは、若くなくても読んで損はないと思うからです(笑)。「釈迦に説法」という言葉を使った理由はこうです。教師という、ややもするとプライドの高い方々は、人に教えるくせに人から教えられるのを良しとしないきらいがあります。だから、このタイトルにすれば、険がなく何でも言えるかなと思って名付けました(自分も教師だったので遠慮なく言うよね~笑)。目次を紹介しますね。

第1章学級担任の仕事は、数年後、担任の名前を忘れさせること❗

釈迦に説法シリーズNo.1学級開きのシナリオ

釈迦に説法シリーズNo.2家庭訪問スキル

釈迦に説法シリーズNo.3一学期通知表所見の書き方

第2章中学3年の担任の仕事は「スペシャル」❗

第3章「進路、そんなこと考えたことな~い(笑)」という生徒へ

第4章教師は他の何よりも「授業」で勝負❗

興味のある方はググってみてください。特に先生方、教師を目指す学生さん、どうぞよろしく‼️

さて、前回のブログでも言いましたが、実はこの本📕が出版されたのが今年の6月27日。原稿の校了が確か2月だったと思います。そう、原稿が出来てからすぐ、コロナ禍で全国のほとんどの学校が春休みまでの休校を余儀なくされたのです。それから年度が替わって緊急事態宣言!多くの学校が引き続き2ヶ月の休校に追い込まれました。そして、授業が再開されてからはwithコロナの教育体制の構築が急務となったのです。私にとっても、まさか、そんなことになろうとは…です。💦授業内容の精選と消えた夏休み、オンライン授業に向けた膨大な教材研究の改変、ソーシャルディスタンスをとった机の配置変えと消毒作業、クラスを半分に分けた授業(授業時間数が増える)、生徒はマスク、教師はフェイスシールドをつけた授業…と、私が本を書いた時には思ってもみなかった状況でした。そこで、原稿の最終段階で表紙の裏に次の文言を急遽付け加えさせてもらいました。

「社会情勢の変化に伴って、オンライン授業になったり、9月始業になったり、スキルは変わっていくことがあるかもしれませんが、先生方のpassionは普遍的であると思います。子どもたち、生徒たちのために、日々真摯に取り組まれておられる先生方を心から応援しています!」

先生方、大変な時代ですが、どうか体調に気をつけて、自分の生活も大切にしてがんばってください。この本が、その手助けに少しでもなれば、こんなに嬉しいことはありません。

 

次回の第3回目は「地方新聞社にファンレターを出しちゃいました❗」

第4回目は「英会話(スピードラーニング)の勉強で知った日米のソーシャルディファレンス」を予定しています。文字ばかりのブログを読んでくださってありがとうございました。まだまだ上手にならなくてすみません。精進致します。芹沢マリリンでした。