No.49「ドクトル・ジバゴ」わが最愛の映画 その2

 2月2日の節分の日は、よく世間で言われているように「コロナ~外❗福は~口💋❗」で豆撒きをしました(笑)🙋。「福は口」だとお掃除しなくていいから楽です(笑)😄。

 例年、歳の数だけ豆を食べるのですが、60個以上ということになると、お腹に溜まりそうですね😃。

 立春を過ぎましたが、やはり例年通りまだまだ寒いです。早く暖かくなってほしいなぁ……と思います。

 

 1年前の2月3日、横浜港に入港した大型客船ダイヤモンドプリンセス号から、10人の新型コロナウイルス感染症陽性者発見のニュースが神奈川県の病院に連絡が入りました💥!

 あの時、私も含め、誰が今のコロナ禍を予想できたでしょうか……💦。

 結局、ダイヤモンドプリンセス号の乗客、乗組員から700人を超える感染者が出て、文字通り地獄絵図のような、野戦病院のような有り様が、マスコミによって報道されました。

 しかし、それでもその船の問題が解決すれば、終わりだと思っていました🌌。

 まさか、映画の「コンディション」さながらの、全世界を恐怖に陥れるウイルス禍が、現実のものになろうとは、予想だにしなかったのです💦。

 

 

 この1年で社会は大きく変わりました。マスクをはじめとする新しい生活様式は、私たちの生活の常識になりました😷。

 ソーシャルディスタンスも自明のことになり、テーブルには対角線上に座るようになりました。また、電車の中で大声で喋る人は白い目で見られるようになりました🚃。

 そして、保健所や医療機関がいかに大切なものであるかを改めて実感し、医師や看護師や介護士の方々への感謝と尊敬の思いも、以前以上に大きなものになりました🏣。

 私が「コロナ禍が終わるまで」と思って昨年1月から始めた「COVID-19」と題したスクラップBOOKも、もうNo.14まで来てしまいました📚。

 コロナ禍は、必ず終わるときが来る……そう思いたいです😂。今は、特にワクチンと後遺症の問題に注目が集まっています。

 この二つを解決すれば、日常の生活が戻って来ます。日常の生活に安心感を持てれば、経済は凄い勢いで回り始めるはずです❗

 その日まで、私は少なくても自分のできることを、しっかり実践していこうと思います。そして、社会情勢にも敏感なアンテナを持っていようと思っています😃。

 

 それでは、まず「新聞記事から時代を読む」から始めます🙋。

 

⭕コロナ関連

▲文化関連

🔵政治情勢

●外電

・その他

2月3日

櫻井翔局長 1億3000万人のSHOWチャンネル 「やりたい」ことに挑戦

▲服部久美子の版画 「猫の日」幸福な想像に救われ

ミャンマー🇲🇲軍 与党に議会延期要求 クーデター直前交渉決裂

ミャンマー2工場 クーデターでスズキが操業停止

デンソー

🔵案里議員きょう辞職願 買収で有罪判決 失職回避

🔵小学教員競争率 過去最低 19年度採用試験 全国平均2.7倍 35人学級化・特別支援ニーズ 高まる需要 教育委員会苦悩

中学校教員5,0バイト、高等学校教員6,1倍

日本女子大学青木純一特任教授「教職に魅力を感じる若者を増やすには、長時間労働を是正し、人間らしく働ける学校づくりを進めることが欠かせない」と指摘

⭕国内感染者数 2324人

⭕緊急事態効果どこまで 期間中の変化検証 減少へ転化も依然高水準

⭕病床使用率 余裕なく自宅療養者急増 人出 昨年の3倍超す地点も

⭕社説 緊急事態延長 政府は解除の基準示せ

⭕ぶれた戦略 公約果たせず 首相 専門家との齟齬露呈も

⭕ワクチン12日にも審議 ファイザー製「第1弾」14日到着へ

⭕コロナ倒産1000件 1年で大台 売り上げ回復せず コロナ解雇8万4000人超

2月4日

▲音声SNS脚光 「クラブハウス」 討論会をライブ配信 米メディア「利用200万人超す」

🔵河井案里議員辞職 買収事件で有罪判決 「混乱本意でない」控訴せず 野党「憲政に汚点」

⇒テレビの街角インタビューで広島県の人が「広島の恥」って言ってましたよ!あまり世間を軽く見て、カッコつけない方が潔いんじゃないですか?!

 

・首相長男、違法接待か 文春報道 「利害関係」総務省幹部に 接待のうちの1回は、例の「ステーキ会食」と同じ日

東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長の発言物議 「女性入ると時間かかる」森氏、JOC会議で発言

・森氏発言、理解不能 田村淳さんが聖火リレー辞退 「東京五輪新型コロナウイルスがどんな形でも開催するんだという理解不能な発言をされ、タレントは人が集まるからと田んぼで走ることを推奨されていたが、同意しかねる。」

⇒田村淳さんに同感❗森喜朗氏は、前から発言が変だなぁと思っていました。なんで、こんな人が会長なんでしょう?!

 

●米、ミャンマーに制裁検討 「軍事クーデター」正式認定 非難控える中国と緊張も

●米国防総省「トランプ派」一掃 諮問委員会ほぼ全員解任 トランプ氏弁護団「弾劾裁判は違憲」議会襲撃の扇動も否定

⭕国内コロナ感染者数2631人 国内死者6000人超

⭕コロナ改正法成立13日施行 「まん延防止措置」新設

◆新型コロナ関連法のポイント

◾改正特措法

都道府県知事は、事業者に営業時間短縮などを命令できる

・緊張事態宣言の前段階に当たる「まん延防止等重点措置」を新設

・知事の命令を拒んだ事業者に対し、緊張事態宣言下で30万円以下、まん延防止措置下で20万円以下の過料を科す

◾改正感染症

・入院拒否者に50万円以下の過料を科す

疫学調査拒否者に30万円以下の過料を科す

⭕コロナ改正法 懸念や怒り

◆飲食店「時短命令 ちゃんと補償を」

医療機関「勧告従わぬ病院公表は横暴」

ハンセン病元患者「入院拒否に罰則 感覚疑う」

⭕軽く扱われ危機感 駒沢大山崎望教授の話 

「法改正が今になったのは政府・与党が昨年、合理的な理由なく長期間国会を開かなかったからで、遅きに失している。

 私権制限につながる部分は慎重に審議すべきだったが、吟味されず短期間であっさり成立した。人々の自由に関わる重要な論点という意識が与野党とも不十分で、軽々しく扱われたことに危機感を覚える。

 感染を防ぐ成果や効果があれば何でもいいという風潮が強くなっているように感じる。国民の意見が反映されたか、議論して合意ができたかといった民主主義の原則が崩れてしまう恐れがある。」

⇒概ね同感です!野党の中には、かなり具体的にこの法案の問題点を追及していた議員さんもいたと思います。

 

⭕社説 改正コロナ法案 罰則より十分な支援を

⇒全く同感です!懲役なんてもってのほか!そういう発想があること自体が、私は良識を疑います。

 残った過料の罰則ですが、誰が判断するんですか?夜8時になったらチェックマンが街に散るのですか?まさか、自粛警察みたいな人に告発させるんですか?

 それは今問題になっている「差別」を助長することになりませんか?保健所の負担をこれ以上大きくするとかなりヤバいですよ!

 

 罰則が一応はっきり金額まで明記されているのに、要請に協力した事業者への支援策がはっきりしていないのはなぜでしょう?いつも「適切に判断する」とか、曖昧なんですけど……。

 

 それでは今回のテーマに移ります。「ドクトル・ジバゴ」わが最愛の映画❗の2回目です。これを書いていて、自分は本当にこの映画が好きなんだと、改めて実感しました🙋。

 前回はラーラがコマロフスキーを銃で撃つところまででしたね。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 ラーラがパーシャと、ユーリがトーニャと、それぞれ幸せに暮らしていた日々は長くは続きませんでした。第一次世界対戦が勃発したのです!

 ここに凄い場面が展開されます。凍てつく平原を行進していくロシア軍の兵士が、クーデターというか、戦線を離脱するのです❗

 延々続く、雪まみれの亡者のようになった兵士たち、髪の毛から足先まで凍りついています。上官たちは暖かそうな毛皮を纏い、馬に乗っています。

 歩兵たちの足の運びがとうとう緩慢になっていきます。何のためかわからない戦争に巻き込まれ、家族から引き離され、極寒の氷と泥でぬかるんだ道を歩かされている……そのことへの疑問が、兵士たちを蜂起させたのです❗

 上官たちは撃たれ、足場にしていたドラム缶の氷水の中に沈んでいきます。兵士たちは武力蜂起したいわけではなく、ただ意味のない戦いをやめて家に帰りたかっただけなのです🌌。

 この兵士たちの戦線離脱と無断退却が、ロシア革命の発端となりました❗

…………………………ラーラのテーマ🎶

 ユーリは野戦病院の医師として、ラーラは子どもを親に預け、看護師として戦場にいたところ、2人は偶然再会します🌠!

 ラーラはユーリを覚えていませんでしたが、母親の自殺未遂、コマロフスキーへの襲撃と、その都度ユーリが医師として治療にあたっていたことを知り、切っても切れない深い因縁を感じるのでした🌈。

 厳しい野戦病院での日々も、2人は励まし合って何とかやりきります!「あなたの奥さまに顔向けできないようなことは、何一つしていない。」ラーラは包帯にアイロンをかけながら、名残惜しそうなユーリに言います🌻。

 そのアイロンのかけ方、後に出てくるトーニャの優雅な仕草とは対照的に、荒々しく自らに言い聞かせるようなやり方でした。

 いったい何テークぐらい撮ったのでしょう。水の滴をかけて、鉄の重いアイロンを押し付けるですが、最後の一枚を焦がしてしまいます。やはり気持ちは別のところにあったようです💧。印象的な場面でした。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 ユーリは、久しぶりにトーニャと子どもが待っている自宅に戻ります。しかし、革命が起こったため、彼の屋敷は、30名ほどの人民が同居する住居になってしまっていたのでした🌆。

 ブルジョアだった生活は一変して貧しく慎ましやかなものになっていました。財産は没収され、暖炉の薪さえ充分な量がありません。

 ある日、ユーリが帰ると部屋が冷えきっていることに苛立ち、トーニャを叱責します。義父がユーリに告げるのでした。

 「ユーリ、お前が戻るまでは薪をくべないんだよ。薪がもう手に入らないんだ。」ユーリは物陰で泣いているトーニャを抱きしめるのでした💧。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 ユーリの一家は、モスクワの屋敷での生活を諦めて、ベリキノというウラル山脈を越えた田舎の別荘に移り住むことを決意します。

 このシベリア鉄道での20日間にわたる移動の場面が、また凄いのです!ユダヤ人がアウシュビッツに送られる、あの列車を彷彿とさせる強行軍です💦!

 凍てついた川、轟音を立てて渡る鉄橋、どこまでもどこまでも続く白い平原……ロシアだ……。

 まず、乗るだけでも至難の技。必死になって場所取りをせねば乗れません💦。なかには鍋が乗った薪ストーブが一つ、その周りに養鶏場のような棚が三段あり、それがベッドです🌌。

 排泄物は藁の中にし、一日おきに藁を代えて汚れた藁は列車から外へ掃き出します。その後に白い消毒液をドボドボと撒くのです💦。

 ある朝は、入り口を開けると外の風景が全く見えません!一面厚い氷でふさがっていたのです!スコップで厚さ5cmほどの氷を割って、藁を捨てました!

 なんという寒さ❗寒いと言うだけで、気持ちが萎えてしまうものです。私は、これに耐えられるその場の人たちは、みんなアドレナリンが回っているんだと思います。普通の神経では、けっして耐えられないシチュエーションだと思うのです…。

 この過酷な旅の途中、焼き討ちにあった村を見たユーリたちは、赤ん坊を抱いた婦人を助け、焼き討ちの理由を聞きます。

 そこに出た名前、ストレニコフは、ラーラの夫パーシャだったのです!彼は極左の残虐な革命家となって恐れられていたのでした💥!

 反革命分子を匿ったという理由でその村は焼き討ちにあっていたのですが、それは濡れ衣で、見せしめのためでした。その後、精神に異状をきたしたストレニコフは更迭され、失脚し自殺してしまいます💥。

 若い頃は労働者階級のために、彼なりに純粋な思いで活動していたパーシャ。彼を狂気に駆り立てて行ったものは、いったい何だったのでしょう……💧。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 ベリキノに着いたユーリたちは、かつての使用人に別荘まで案内されますが、その豪奢な別荘は革命軍に没収され、屋敷全体が分厚い氷の中に閉じ込められていました❄️。

 アラビア風の素敵な煙突カバーが、ソフトクリームのように凍りついて、無人であることを主張しているのでした……。

 仕方なく、使用人用のみすぼらしい小屋で生活を始めます。冬が過ぎて春になり、夏が過ぎて実りの秋。ユーリたちは、貧しくも静かで平和な日々を過ごし、トーニャは妊娠します🏠。

 それでもインテリのユーリは、自分らしくない田舎の暮らしに一抹の寂しさを感じ始めます。それを察知したトーニャは、隣町のユリアティンの図書館通いを勧めます。

 ところが、そのユリアティンで一度は諦めたラーラに再会してしまうのです!なんという運命のいたずら……。ユーリは今度はラーラと結ばれてしまいます!

 しかし、ラーラはユーリを独占しようとはせず、ユーリも、生まれてくる子どものためにも決心して、ラーラのもとを去ります。

 互いに避けられぬ縁を感じ、涙💧を流しつつも、やはり道ならぬ恋に別れを告げて、それぞれ違った道を進もうと、身を切られる思いで別れていくのです。

 まさか、そのすぐあと、帰り道でユーリがパルチザンに拉致されるとは……神様!ひどすぎます❗

 ユーリはパルチザンの軍医にさせられ、再び最前線へと送られます。春が来て、短い夏が過ぎ、秋が過ぎてまた過酷な冬がやって来ました❄️。

 ユーリは解放されぬまま、戦地を連れ回されます。トーニャたちもラーラも、誰も彼の行方を知らないままでした……🌌。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 

 今回はここまでにしたいと思います。私がユーリやトーニャだったら、こんな過酷な運命に翻弄され、とうに死んでしまっていると思います。

 彼らを生かしたもの、彼らの命を繋いだものは、いったい何だったのでしょう?次回の最終回でその辺りが垣間見えたら嬉しいのですが……。

 

 立春も過ぎて、暦の上ではもう春です🌸。でも2月って、かなり寒い日もありますよね。皆様、風邪など引かれませんように😃。どうか、ご自愛ください🌼。

芹沢マリリンでした🎵