No.48「ドクトル・ジバゴ」わが最愛の映画❗

 目下の注目ニュースは、緊急事態宣言の解除はいつ?……ということと、ワクチンでしょう。

 私は昨日のニュースで、イギリスやアメリカ、韓国と比較して、日本の「ワクチンを打ちたい」と答えた人の割合があまりにも少ないというアンケート結果を見てビックリしました😰!

 確か、「ワクチンを打つ」と答えた人がたった17%だったと思います。反して、「打たない、あまり打ちたくない」が36%にも上るのです。2倍以上です😱!

 「打つ」と答えたイギリス人が確か私が見たニュースでは、約6割、アメリカ人が約5割、韓国人が約3割だったように思います(きっちりメモれなくてすみません)。

 とにかく、先進国の中では日本人が断トツ、ワクチンへの信頼度が低いのです😓!もちろん、日本では、打つか打たないかは個人の自由ですから、打たないことを否定したり、非難しているわけではありません。

 私が驚いたのは、政府が進めていることへの信頼度の低さです👽。今の政治情勢を、如実に表しているように思えてなりません💦。

 こんな様子では、政府の言う「集団免疫」なんて、いつになっても獲得できそうにありません。そんな国でオリンピック・パラリンピックなんてできるのでしょうか🌠。

 

 そこで思うのですが、医療従事者と同時くらいに、国会議員もワクチン接種をして、その様子を国会中継のようにテレビで流したらどうでしょう📺。

 高齢者も多いし、「代わりの人にはできない仕事をしている人ばかり」でしょうから、「国会議員だけ先に打ててずるい!」なんて言う人はいないと思いますが❓

 そんな長時間無理だと言うなら、ニュースで流すだけでもいいです🆕👂。それぐらいしなければ、国民の信頼は取り戻せないところまで行ってますよ、きっと。

 

 繰り返しますが、個人の自由を無視して強制しようとしているわけではありません。誤解しないでください🙆。このアンケートが現実を表しているなら、それぐらいの決意で政府は取り組まなければ、ワクチン接種は進まないかもしれないということです!

 この間の後手後手に回った政策のツケが、こんなところに出てきてしまった……ということにならないように、粛々と進んでいくことを期待しています🌈。

 

 私は中学校の教師だったので、毎年インフルエンザの予防接種を受けていました。修学旅行(スキー学習の場合)や受験の前に、学校ではよくインフルエンザが流行します。⛷️📖📝👓

 今年はコロナ対策の影響で、インフルエンザは本当に少ないそうですね。また、ノロウイルスの集団感染も聞きません。

 私は、自分が生徒にインフルエンザを広めることのないように、最大限の対策をして、日々生徒に接っすることを心がけていました。教師の責任として。

 またまた誤解しないでくださいね。教師はそうあらねばならないと言っているわけではありません。人それぞれ方法が違っていいですから❇️。

 生徒に対してもこんな風に言っていました。「私は、毎年予防接種をしています。だけど、予防接種はみんなの大切な体に異物を入れるものだから、私は『絶対予防接種をするべきだ』とは言えません。

 ご家庭によっていろいろ考えもあるはずだから、おうちの人とよく相談してね🙋。受験でみんなの実力が思いっきり出せることを私は祈っています。」……と。

 

 それではいつもの「新聞記事で時代を読む」から始めたいと思います。

⭕コロナ関連 

▲文化関連

🔵政治情勢

●外電

・その他

2月1日

▲「如月」の語源 「衣更着」「生更ぎ」「生更木」 「日本一かっこいい2文字の名字」で1位

●香港市民 大量移住へ 国安法受け 英、特別ビザ受け付け開始

⭕変異ウイルス感染 国内64人に クラスターも発生 国内感染者数2673人

宮古島支援 陸上自衛隊が開始 介護老人施設

⭕変異3ウイルス77ヵ国に 日本、市中感染の懸念

英国型、南ア感染、ブラジル型の3種 英国型は今年3月までに主流になり、感染再拡大を招く恐れがあると警戒

厚労省 国産ワクチン開発促進 企業の国際治験支援 以下5ヵ所で開発中

塩野義製薬国立感染症研究所

第一三共、東大医科学研究所

アンジェス、大阪大

・KMバイオロジクス、東大医科学研究所

・IDファーマ、国立感染症研究所

厚労省 コロナ休業手当てで通知 非正規のみ不払い違反

2月2日

・広がる学びの選択肢 公立小 全学年35人学級 学力効果結びつけは疑問

・てとてと 引きこもりの間の父と母の対応はずいぶん違った 何が幸福か一緒に考えて

ミャンマー🇲🇲でクーデター 国軍、スー・チー氏拘束 「総選挙で不正」と主張

ミャンマー、クーデター 首謀者の総司令官 ロヒンギャ迫害の「主犯」

●社説 ミャンマー政変 軍の暴挙は容認できない

●ロシア プーチン氏権威に打撃 反体制派ナワリヌイ氏の釈放を求める大規模な抗議デモ 拘束1日最多5000人

中国当局が「個人メディア」管理強化を指示 世論の誘導を一層重視するよう指示

●黒人差別解消を訴えるBLM運動がノーベル平和賞候補に 「人種的不公平に対し、世界的に意識を高めた」

⭕🔵自民・松本氏離党 銀座クラブ同席発覚 田野瀬・大塚氏も 公明・遠山氏辞職

⭕国内感染者数 1792人

⭕コロナ後遺症 若年層多く 軽症のはずが寝たきりも 医師「深刻 政府は対策を」

⭕コロナの現場 陰性でも中傷被害 心の傷簡単に癒えず

 

 皆さん、昨日の松本議員+2人の、茶番のような会見ご覧になられましたか?私はもうあきれ果てて笑いも出ませんでした😱。

 松本議員は、こう言ってましたよね。「本当は、後輩の議員を2人連れて深夜に銀座のクラブに行ったんだけと、2人はまだ若いし、将来もあるので、私一人が罪をかぶっておこうと思って、一人で行ったと虚偽の発言をしました。」……と。

 つまり彼は世間にこう言って貰いたいわけですか?「さすが先輩議員、後輩を思いやって偉いなぁ」……とでも❓開いた口が塞がらないとはこのことですね💦。

 いったい誰がそんなこと思います⁉️国民をばかにしているとしか思えないことを、自分が言っているということをわかってないんですね!

 小学生のいじめっこの言い訳より茶番ですわ💦!(いや、それでは小学生のいじめっこがかわいそうかな)後輩に恩を売って、いずれそれなりのお返しを期待していたが、世間の風当たりが思いの外激しくて、引き連れて謝罪という顛末になったのでしょう。

 その気があるなら、最後まで罪を一人でかぶったらどうですか?後輩の2人は断れないような人間関係なんでしょ!全くお粗末な最悪の結果ですね❗💦

 そこまで社会情勢や人心を見る力のない人が、私たちの血税をもらって国会議員なんてできるんですかね😓。とりあえず、私は「嵐」の大ファンですから、我らの「松本潤さん」を引き合いに出すのだけは、金輪際やめていただきたいです‼️🙋

…………………………

 

 さて、今回のテーマですが、皆さんは映画好きですか?私は、大大大好きです❗コロナ禍で映画館がしばらく閉鎖された時には、本当に淋しい思いをしました😥。

 その後しばらくして座席を空けて開館、今は会員制のシアターは普通に見られるようになりました😂。そこで、月一回は観賞する生活に戻ることができました。

 プロフィールを書かされる機会がある度に、一番好きな映画は「ドクトル・ジバゴ」と書き続けてきました。56年も前の映画なので、友人は誰も知らず、TUTAYAに行ってもビデオがありません😓。

 私がそれを観たのは40年ほど前なのですが、その時のインパクトが強烈で、以降かなりの数の映画を観てきましたが、それを越えるものが現れませんでした。

 

 それが、数ヵ月前、なんとNHKBSプレミアムで放映されたのです。私はリアルタイムには見られなかったのですが、それでも狂喜して録画し、宝箱に入れました(笑)。そして、手にはいったと思うと、3時間半のその大作を、特別なシチュエーションで観たくなったのです😂。

 ぶっ通しで観るとなると、それなりの覚悟が必要です。映画館で観ると、inter missionが入るほどの大作なのです。片手間に観るわけにはいきません。40年待っていたのですから……。

 そのチャンスを待っているうちに、いろいろあって時期を逸してしまいました😱。ところが、数日前、再度放映されることになったのです😄!

 今度こそ❗………私は独りで静かに3時間半を堪能することができました❗

 やはりこの映画がベスト1‼️これはブログに書かねば!と思ったのです。書き方は、評論ではなく、LIVE配信のようにしてみようと思い立ちました。

 「ドクトル・ジバゴ」を観たことがない人でも、画像が浮かぶように、少しでも映画の雰囲気を味わってもらえるように書いてみようと思っています🌈。

 

 「ドクトル・ジバゴ」は1965年にアメリカとイタリアの合作として造られました。舞台はロシア。時代はロシア革命の頃です✨。

 言語は英語ですが、多くのロシア人が出演しています。ロケはロシアではなくヨーロッパ各地で行われたようです🌠。

 1917年から1923年の、ロシア帝国が崩壊し、世界初の社会主義革命が起きた、その社会の大変動が映画の根底にあります。権力が王や貴族などの特権階級から、労働者階級へ移る、恐ろしいほどの変化です✨!

 だから、ロシア革命に興味のある人、トルストイとかロシア文学に興味のある人には、馴染みやすいかと思います🌠。

 かく言う私は、トルストイの「戦争と平和」で一度挫折しています(笑)。名前をメモしながら読んだのですが、あまりの長文で最後まで行きつきませんでした📚。

 言い訳ですが、ロシア文学を読破するには「根性」が必要なんです!😓。トルストイでも、「アンナ・カレーニナ」は恋愛小説なので比較的取っつきやすいです📘。また、「復活」も衝撃的な内容で最後まで読めます(笑)📗。

 

 それでは、ライブ配信に移りましょう。まずロシアの広大な大地を背景に、タイトルコールが延々と5分間も流れます。ためますねぇ(笑)。

 そして、あの有名なテーマ曲「ラーラのテーマ」が流れると間もなく本編が始まります🌺。

 

 最初の場面はロシア革命が終わった後のダムの工事現場の風景です。千人を超す労働者たちが、それでも明るい表情で働いています。

 その管理室のような所に主人公ユーリの弟がいて、上官として幅を利かせているようです。

 彼が探していた姪(ユーリが愛したラーラの娘)ターニャが、おどおどした様子で入ってきます。彼女は、ユーリの詩集を見せられますが、自分を探している医者で詩人だったユーリのことは知らないようです。

 そこで、時代は50年ほど遡り、ユーリの子どもの頃に戻って行きます🌠。

…………………………ラーラのテーマ🎶

  5歳ぐらいのユーリ、俳優のオマル・シャリーフそっくりの子役が死んだ母の形見に、赤いバラライカを渡されます。

 埋葬される母親を棺桶の中から写したショットを、私は忘れずにいたようです。ユーリは親戚の裕福な医師の家族にもらわれていきます。

 その家族には、同じぐらいの歳の娘、トーニャがいて、後にユーリの妻になります。場面は、また20年ほど進んで、ユーリは医師の仲間入りをします✨。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 大学生のラーラは金髪で碧い瞳、魅惑的な唇を持つ若く美しい女性です。ブルジョアではなく洋裁店を経営する母親と二人暮らしで、奨学金を貰うため一生懸命学業に勤しんでいたのでした🌹。

 恋人のパーシャは反体制派で、労働者階級の台頭を目指す運動をしていました。「恋愛よりも革命が大事」と豪語して憚らず、純粋だが危険な匂いのする青年でありました💥。

 ラーラの母親の恋人は恰幅のいい実業家のコマロフスキーです。この俳優が物凄い存在感を持っています。私的には、主人公を凌駕していると言っても過言ではありません🌌。

 母親が風邪のため、代わりにコマロフスキーはラーラを上流階級のパーティーに同伴します。危険な気配です!

 年齢は20歳以上離れているはずですが、彼の目には好色な鋭い光が垣間見えます⚡️。そして、ダンスを踊り身を任すラーラの碧い眼にも……🌋。

 

 ラーラがパーティーで踊っているまさしくその時、夜の街の広い道路では大変なことが起こっていました!革命を願う何百人もの労働者がデモをして集い、その集団に、騎馬隊が銃を放ったのです💥!

 凍てつく冬の夜、雪の積もった白い道に、真っ赤な血しぶきが方々で散るのを、大きな屋敷の2階の窓から、ユーリは驚愕の思いで見つめているのでした🌆!

 この事件が、あの「血の日曜日事件」です。デモに参加していたパーシャは負傷し、より過激な革命戦士になっていきます⚡️。

 ユーリは、屋敷の2階から傍観するしかなかったことに、何とも言えない不合理を感じつつ、負傷した労働者を介抱するのでした🌌。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 トーニャが留学から戻ります。演じているのはジェラルディン・チャップリン。そう喜劇王チャップリンの娘です。ピンクの毛皮のコートがいかに上流階級であるかを表しています。

 しかし、トーニャは本当に賢い思いやり深い女性で、学のある本当の貴族はそうなのかもしれないと思うほど、人間的に素晴らしい人です。私は、彼女が登場人物の中で最も好きです🌻。

 いずれ、ユーリの心はラーラのもとに行ってしまいますが、その時の彼女の思いを想像すると、何度でも泣けてしまいます😭。

 

 コマロフスキーに惹かれていくラーラ。2人の関係を知ったラーラの母親が自殺未遂をします💥。その治療に呼ばれたのがユーリでした。こうしてユーリとラーラは運命的な出会いをするのです⚡️。

 ラーラの母親に毒物を吐かせて治療するときの、びしょ濡れの白い陶器のような背中が印象的です。

 母親が助かったとコマロフスキーに聞いた時のラーラの様子を、偶然レースのカーテンを透かしてみたユーリは、2人のただならぬ関係を知って驚きます。ラーラはむしゃぶりつくようにコマロフスキーにキスの雨を降らせていたのでした……🌌。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 母親の疑惑をごまかすため、ラーラはパーシャと結婚するとコマロフスキーに伝えます。しかし、彼は2人がけっしてうまくいかないことを察知していて、パーシャのラーラへの気持ちを確かめます。

 しかし、パーシャは「ラーラより革命の方が命」と豪語しコマロフスキーと対立します。パーシャを「若過ぎる(たぶん年齢だけではなく人間性を言っていると思います)」と非難するコマロフスキー。

 「人格は年齢とともに向上し、寛容になる」という彼に「自分にでしょう」とパーシャ。……名言です!

 パーシャにラーラを渡すまいと、ラーラが一人で家にいるときにコマロフスキーはラーラに詰め寄り強姦してしまいます💥。

 クリスマスパーティーにラーラは銃を持って出かけ、コマロフスキーを復讐しようとして撃ちます⚡️。ラーラは捕縛されますが、パーシャが連れ出しに来たことと、コマロフスキーが「放してやれ」と言ったことでラーラは罪に問われず助かり、ラーラとコマロフスキーの絆は一旦切れたかに思われます。

 そのパーティにはユーリとトーニャも来ていて、2人の婚約発表のまさしくその瞬間に銃声が響いたのでした!

 トーニャはラーラを見た瞬間に、彼女とは長く関わらざるを得ない運命的なものを感じます。さすがです!

「ユーリ、素敵な人が来てるわ。」思わず彼女はフィアンセにそう伝えます。何かの因縁を察知しているとしか思えません🌠。(初めて見た時から、私はかなりトーニャに肩入れしていました。彼女は何も悪くないからです💧💧。)

 その後、ラーラはパーシャと結婚し、一人娘カーチャを得ます。しかし、幸せは長くは続きませんでした。政情は不安定さを増し、戦争へと流れる大きな渦に、誰も彼もが否応なしに巻き込まれて行くのでした……。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 

 今回はここまででinter missionとします。ここからはロシアの凍てつく寒さ、雪、吹雪、氷……それらが常に画面の面積のほとんどを占めており、思わず毛布を被りたくなります(笑)❄️❄️❄️❄️

 次回もぜひ読んでくださいね❗🙋南国生まれで!寒さにめっぽう弱いくせに、極寒のロシアには興味がある、芹沢マリリンでした🎵