No.49「ドクトル・ジバゴ」わが最愛の映画 その2

 2月2日の節分の日は、よく世間で言われているように「コロナ~外❗福は~口💋❗」で豆撒きをしました(笑)🙋。「福は口」だとお掃除しなくていいから楽です(笑)😄。

 例年、歳の数だけ豆を食べるのですが、60個以上ということになると、お腹に溜まりそうですね😃。

 立春を過ぎましたが、やはり例年通りまだまだ寒いです。早く暖かくなってほしいなぁ……と思います。

 

 1年前の2月3日、横浜港に入港した大型客船ダイヤモンドプリンセス号から、10人の新型コロナウイルス感染症陽性者発見のニュースが神奈川県の病院に連絡が入りました💥!

 あの時、私も含め、誰が今のコロナ禍を予想できたでしょうか……💦。

 結局、ダイヤモンドプリンセス号の乗客、乗組員から700人を超える感染者が出て、文字通り地獄絵図のような、野戦病院のような有り様が、マスコミによって報道されました。

 しかし、それでもその船の問題が解決すれば、終わりだと思っていました🌌。

 まさか、映画の「コンディション」さながらの、全世界を恐怖に陥れるウイルス禍が、現実のものになろうとは、予想だにしなかったのです💦。

 

 

 この1年で社会は大きく変わりました。マスクをはじめとする新しい生活様式は、私たちの生活の常識になりました😷。

 ソーシャルディスタンスも自明のことになり、テーブルには対角線上に座るようになりました。また、電車の中で大声で喋る人は白い目で見られるようになりました🚃。

 そして、保健所や医療機関がいかに大切なものであるかを改めて実感し、医師や看護師や介護士の方々への感謝と尊敬の思いも、以前以上に大きなものになりました🏣。

 私が「コロナ禍が終わるまで」と思って昨年1月から始めた「COVID-19」と題したスクラップBOOKも、もうNo.14まで来てしまいました📚。

 コロナ禍は、必ず終わるときが来る……そう思いたいです😂。今は、特にワクチンと後遺症の問題に注目が集まっています。

 この二つを解決すれば、日常の生活が戻って来ます。日常の生活に安心感を持てれば、経済は凄い勢いで回り始めるはずです❗

 その日まで、私は少なくても自分のできることを、しっかり実践していこうと思います。そして、社会情勢にも敏感なアンテナを持っていようと思っています😃。

 

 それでは、まず「新聞記事から時代を読む」から始めます🙋。

 

⭕コロナ関連

▲文化関連

🔵政治情勢

●外電

・その他

2月3日

櫻井翔局長 1億3000万人のSHOWチャンネル 「やりたい」ことに挑戦

▲服部久美子の版画 「猫の日」幸福な想像に救われ

ミャンマー🇲🇲軍 与党に議会延期要求 クーデター直前交渉決裂

ミャンマー2工場 クーデターでスズキが操業停止

デンソー

🔵案里議員きょう辞職願 買収で有罪判決 失職回避

🔵小学教員競争率 過去最低 19年度採用試験 全国平均2.7倍 35人学級化・特別支援ニーズ 高まる需要 教育委員会苦悩

中学校教員5,0バイト、高等学校教員6,1倍

日本女子大学青木純一特任教授「教職に魅力を感じる若者を増やすには、長時間労働を是正し、人間らしく働ける学校づくりを進めることが欠かせない」と指摘

⭕国内感染者数 2324人

⭕緊急事態効果どこまで 期間中の変化検証 減少へ転化も依然高水準

⭕病床使用率 余裕なく自宅療養者急増 人出 昨年の3倍超す地点も

⭕社説 緊急事態延長 政府は解除の基準示せ

⭕ぶれた戦略 公約果たせず 首相 専門家との齟齬露呈も

⭕ワクチン12日にも審議 ファイザー製「第1弾」14日到着へ

⭕コロナ倒産1000件 1年で大台 売り上げ回復せず コロナ解雇8万4000人超

2月4日

▲音声SNS脚光 「クラブハウス」 討論会をライブ配信 米メディア「利用200万人超す」

🔵河井案里議員辞職 買収事件で有罪判決 「混乱本意でない」控訴せず 野党「憲政に汚点」

⇒テレビの街角インタビューで広島県の人が「広島の恥」って言ってましたよ!あまり世間を軽く見て、カッコつけない方が潔いんじゃないですか?!

 

・首相長男、違法接待か 文春報道 「利害関係」総務省幹部に 接待のうちの1回は、例の「ステーキ会食」と同じ日

東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長の発言物議 「女性入ると時間かかる」森氏、JOC会議で発言

・森氏発言、理解不能 田村淳さんが聖火リレー辞退 「東京五輪新型コロナウイルスがどんな形でも開催するんだという理解不能な発言をされ、タレントは人が集まるからと田んぼで走ることを推奨されていたが、同意しかねる。」

⇒田村淳さんに同感❗森喜朗氏は、前から発言が変だなぁと思っていました。なんで、こんな人が会長なんでしょう?!

 

●米、ミャンマーに制裁検討 「軍事クーデター」正式認定 非難控える中国と緊張も

●米国防総省「トランプ派」一掃 諮問委員会ほぼ全員解任 トランプ氏弁護団「弾劾裁判は違憲」議会襲撃の扇動も否定

⭕国内コロナ感染者数2631人 国内死者6000人超

⭕コロナ改正法成立13日施行 「まん延防止措置」新設

◆新型コロナ関連法のポイント

◾改正特措法

都道府県知事は、事業者に営業時間短縮などを命令できる

・緊張事態宣言の前段階に当たる「まん延防止等重点措置」を新設

・知事の命令を拒んだ事業者に対し、緊張事態宣言下で30万円以下、まん延防止措置下で20万円以下の過料を科す

◾改正感染症

・入院拒否者に50万円以下の過料を科す

疫学調査拒否者に30万円以下の過料を科す

⭕コロナ改正法 懸念や怒り

◆飲食店「時短命令 ちゃんと補償を」

医療機関「勧告従わぬ病院公表は横暴」

ハンセン病元患者「入院拒否に罰則 感覚疑う」

⭕軽く扱われ危機感 駒沢大山崎望教授の話 

「法改正が今になったのは政府・与党が昨年、合理的な理由なく長期間国会を開かなかったからで、遅きに失している。

 私権制限につながる部分は慎重に審議すべきだったが、吟味されず短期間であっさり成立した。人々の自由に関わる重要な論点という意識が与野党とも不十分で、軽々しく扱われたことに危機感を覚える。

 感染を防ぐ成果や効果があれば何でもいいという風潮が強くなっているように感じる。国民の意見が反映されたか、議論して合意ができたかといった民主主義の原則が崩れてしまう恐れがある。」

⇒概ね同感です!野党の中には、かなり具体的にこの法案の問題点を追及していた議員さんもいたと思います。

 

⭕社説 改正コロナ法案 罰則より十分な支援を

⇒全く同感です!懲役なんてもってのほか!そういう発想があること自体が、私は良識を疑います。

 残った過料の罰則ですが、誰が判断するんですか?夜8時になったらチェックマンが街に散るのですか?まさか、自粛警察みたいな人に告発させるんですか?

 それは今問題になっている「差別」を助長することになりませんか?保健所の負担をこれ以上大きくするとかなりヤバいですよ!

 

 罰則が一応はっきり金額まで明記されているのに、要請に協力した事業者への支援策がはっきりしていないのはなぜでしょう?いつも「適切に判断する」とか、曖昧なんですけど……。

 

 それでは今回のテーマに移ります。「ドクトル・ジバゴ」わが最愛の映画❗の2回目です。これを書いていて、自分は本当にこの映画が好きなんだと、改めて実感しました🙋。

 前回はラーラがコマロフスキーを銃で撃つところまででしたね。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 ラーラがパーシャと、ユーリがトーニャと、それぞれ幸せに暮らしていた日々は長くは続きませんでした。第一次世界対戦が勃発したのです!

 ここに凄い場面が展開されます。凍てつく平原を行進していくロシア軍の兵士が、クーデターというか、戦線を離脱するのです❗

 延々続く、雪まみれの亡者のようになった兵士たち、髪の毛から足先まで凍りついています。上官たちは暖かそうな毛皮を纏い、馬に乗っています。

 歩兵たちの足の運びがとうとう緩慢になっていきます。何のためかわからない戦争に巻き込まれ、家族から引き離され、極寒の氷と泥でぬかるんだ道を歩かされている……そのことへの疑問が、兵士たちを蜂起させたのです❗

 上官たちは撃たれ、足場にしていたドラム缶の氷水の中に沈んでいきます。兵士たちは武力蜂起したいわけではなく、ただ意味のない戦いをやめて家に帰りたかっただけなのです🌌。

 この兵士たちの戦線離脱と無断退却が、ロシア革命の発端となりました❗

…………………………ラーラのテーマ🎶

 ユーリは野戦病院の医師として、ラーラは子どもを親に預け、看護師として戦場にいたところ、2人は偶然再会します🌠!

 ラーラはユーリを覚えていませんでしたが、母親の自殺未遂、コマロフスキーへの襲撃と、その都度ユーリが医師として治療にあたっていたことを知り、切っても切れない深い因縁を感じるのでした🌈。

 厳しい野戦病院での日々も、2人は励まし合って何とかやりきります!「あなたの奥さまに顔向けできないようなことは、何一つしていない。」ラーラは包帯にアイロンをかけながら、名残惜しそうなユーリに言います🌻。

 そのアイロンのかけ方、後に出てくるトーニャの優雅な仕草とは対照的に、荒々しく自らに言い聞かせるようなやり方でした。

 いったい何テークぐらい撮ったのでしょう。水の滴をかけて、鉄の重いアイロンを押し付けるですが、最後の一枚を焦がしてしまいます。やはり気持ちは別のところにあったようです💧。印象的な場面でした。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 ユーリは、久しぶりにトーニャと子どもが待っている自宅に戻ります。しかし、革命が起こったため、彼の屋敷は、30名ほどの人民が同居する住居になってしまっていたのでした🌆。

 ブルジョアだった生活は一変して貧しく慎ましやかなものになっていました。財産は没収され、暖炉の薪さえ充分な量がありません。

 ある日、ユーリが帰ると部屋が冷えきっていることに苛立ち、トーニャを叱責します。義父がユーリに告げるのでした。

 「ユーリ、お前が戻るまでは薪をくべないんだよ。薪がもう手に入らないんだ。」ユーリは物陰で泣いているトーニャを抱きしめるのでした💧。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 ユーリの一家は、モスクワの屋敷での生活を諦めて、ベリキノというウラル山脈を越えた田舎の別荘に移り住むことを決意します。

 このシベリア鉄道での20日間にわたる移動の場面が、また凄いのです!ユダヤ人がアウシュビッツに送られる、あの列車を彷彿とさせる強行軍です💦!

 凍てついた川、轟音を立てて渡る鉄橋、どこまでもどこまでも続く白い平原……ロシアだ……。

 まず、乗るだけでも至難の技。必死になって場所取りをせねば乗れません💦。なかには鍋が乗った薪ストーブが一つ、その周りに養鶏場のような棚が三段あり、それがベッドです🌌。

 排泄物は藁の中にし、一日おきに藁を代えて汚れた藁は列車から外へ掃き出します。その後に白い消毒液をドボドボと撒くのです💦。

 ある朝は、入り口を開けると外の風景が全く見えません!一面厚い氷でふさがっていたのです!スコップで厚さ5cmほどの氷を割って、藁を捨てました!

 なんという寒さ❗寒いと言うだけで、気持ちが萎えてしまうものです。私は、これに耐えられるその場の人たちは、みんなアドレナリンが回っているんだと思います。普通の神経では、けっして耐えられないシチュエーションだと思うのです…。

 この過酷な旅の途中、焼き討ちにあった村を見たユーリたちは、赤ん坊を抱いた婦人を助け、焼き討ちの理由を聞きます。

 そこに出た名前、ストレニコフは、ラーラの夫パーシャだったのです!彼は極左の残虐な革命家となって恐れられていたのでした💥!

 反革命分子を匿ったという理由でその村は焼き討ちにあっていたのですが、それは濡れ衣で、見せしめのためでした。その後、精神に異状をきたしたストレニコフは更迭され、失脚し自殺してしまいます💥。

 若い頃は労働者階級のために、彼なりに純粋な思いで活動していたパーシャ。彼を狂気に駆り立てて行ったものは、いったい何だったのでしょう……💧。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 ベリキノに着いたユーリたちは、かつての使用人に別荘まで案内されますが、その豪奢な別荘は革命軍に没収され、屋敷全体が分厚い氷の中に閉じ込められていました❄️。

 アラビア風の素敵な煙突カバーが、ソフトクリームのように凍りついて、無人であることを主張しているのでした……。

 仕方なく、使用人用のみすぼらしい小屋で生活を始めます。冬が過ぎて春になり、夏が過ぎて実りの秋。ユーリたちは、貧しくも静かで平和な日々を過ごし、トーニャは妊娠します🏠。

 それでもインテリのユーリは、自分らしくない田舎の暮らしに一抹の寂しさを感じ始めます。それを察知したトーニャは、隣町のユリアティンの図書館通いを勧めます。

 ところが、そのユリアティンで一度は諦めたラーラに再会してしまうのです!なんという運命のいたずら……。ユーリは今度はラーラと結ばれてしまいます!

 しかし、ラーラはユーリを独占しようとはせず、ユーリも、生まれてくる子どものためにも決心して、ラーラのもとを去ります。

 互いに避けられぬ縁を感じ、涙💧を流しつつも、やはり道ならぬ恋に別れを告げて、それぞれ違った道を進もうと、身を切られる思いで別れていくのです。

 まさか、そのすぐあと、帰り道でユーリがパルチザンに拉致されるとは……神様!ひどすぎます❗

 ユーリはパルチザンの軍医にさせられ、再び最前線へと送られます。春が来て、短い夏が過ぎ、秋が過ぎてまた過酷な冬がやって来ました❄️。

 ユーリは解放されぬまま、戦地を連れ回されます。トーニャたちもラーラも、誰も彼の行方を知らないままでした……🌌。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 

 今回はここまでにしたいと思います。私がユーリやトーニャだったら、こんな過酷な運命に翻弄され、とうに死んでしまっていると思います。

 彼らを生かしたもの、彼らの命を繋いだものは、いったい何だったのでしょう?次回の最終回でその辺りが垣間見えたら嬉しいのですが……。

 

 立春も過ぎて、暦の上ではもう春です🌸。でも2月って、かなり寒い日もありますよね。皆様、風邪など引かれませんように😃。どうか、ご自愛ください🌼。

芹沢マリリンでした🎵

 

 

 

No.48「ドクトル・ジバゴ」わが最愛の映画❗

 目下の注目ニュースは、緊急事態宣言の解除はいつ?……ということと、ワクチンでしょう。

 私は昨日のニュースで、イギリスやアメリカ、韓国と比較して、日本の「ワクチンを打ちたい」と答えた人の割合があまりにも少ないというアンケート結果を見てビックリしました😰!

 確か、「ワクチンを打つ」と答えた人がたった17%だったと思います。反して、「打たない、あまり打ちたくない」が36%にも上るのです。2倍以上です😱!

 「打つ」と答えたイギリス人が確か私が見たニュースでは、約6割、アメリカ人が約5割、韓国人が約3割だったように思います(きっちりメモれなくてすみません)。

 とにかく、先進国の中では日本人が断トツ、ワクチンへの信頼度が低いのです😓!もちろん、日本では、打つか打たないかは個人の自由ですから、打たないことを否定したり、非難しているわけではありません。

 私が驚いたのは、政府が進めていることへの信頼度の低さです👽。今の政治情勢を、如実に表しているように思えてなりません💦。

 こんな様子では、政府の言う「集団免疫」なんて、いつになっても獲得できそうにありません。そんな国でオリンピック・パラリンピックなんてできるのでしょうか🌠。

 

 そこで思うのですが、医療従事者と同時くらいに、国会議員もワクチン接種をして、その様子を国会中継のようにテレビで流したらどうでしょう📺。

 高齢者も多いし、「代わりの人にはできない仕事をしている人ばかり」でしょうから、「国会議員だけ先に打ててずるい!」なんて言う人はいないと思いますが❓

 そんな長時間無理だと言うなら、ニュースで流すだけでもいいです🆕👂。それぐらいしなければ、国民の信頼は取り戻せないところまで行ってますよ、きっと。

 

 繰り返しますが、個人の自由を無視して強制しようとしているわけではありません。誤解しないでください🙆。このアンケートが現実を表しているなら、それぐらいの決意で政府は取り組まなければ、ワクチン接種は進まないかもしれないということです!

 この間の後手後手に回った政策のツケが、こんなところに出てきてしまった……ということにならないように、粛々と進んでいくことを期待しています🌈。

 

 私は中学校の教師だったので、毎年インフルエンザの予防接種を受けていました。修学旅行(スキー学習の場合)や受験の前に、学校ではよくインフルエンザが流行します。⛷️📖📝👓

 今年はコロナ対策の影響で、インフルエンザは本当に少ないそうですね。また、ノロウイルスの集団感染も聞きません。

 私は、自分が生徒にインフルエンザを広めることのないように、最大限の対策をして、日々生徒に接っすることを心がけていました。教師の責任として。

 またまた誤解しないでくださいね。教師はそうあらねばならないと言っているわけではありません。人それぞれ方法が違っていいですから❇️。

 生徒に対してもこんな風に言っていました。「私は、毎年予防接種をしています。だけど、予防接種はみんなの大切な体に異物を入れるものだから、私は『絶対予防接種をするべきだ』とは言えません。

 ご家庭によっていろいろ考えもあるはずだから、おうちの人とよく相談してね🙋。受験でみんなの実力が思いっきり出せることを私は祈っています。」……と。

 

 それではいつもの「新聞記事で時代を読む」から始めたいと思います。

⭕コロナ関連 

▲文化関連

🔵政治情勢

●外電

・その他

2月1日

▲「如月」の語源 「衣更着」「生更ぎ」「生更木」 「日本一かっこいい2文字の名字」で1位

●香港市民 大量移住へ 国安法受け 英、特別ビザ受け付け開始

⭕変異ウイルス感染 国内64人に クラスターも発生 国内感染者数2673人

宮古島支援 陸上自衛隊が開始 介護老人施設

⭕変異3ウイルス77ヵ国に 日本、市中感染の懸念

英国型、南ア感染、ブラジル型の3種 英国型は今年3月までに主流になり、感染再拡大を招く恐れがあると警戒

厚労省 国産ワクチン開発促進 企業の国際治験支援 以下5ヵ所で開発中

塩野義製薬国立感染症研究所

第一三共、東大医科学研究所

アンジェス、大阪大

・KMバイオロジクス、東大医科学研究所

・IDファーマ、国立感染症研究所

厚労省 コロナ休業手当てで通知 非正規のみ不払い違反

2月2日

・広がる学びの選択肢 公立小 全学年35人学級 学力効果結びつけは疑問

・てとてと 引きこもりの間の父と母の対応はずいぶん違った 何が幸福か一緒に考えて

ミャンマー🇲🇲でクーデター 国軍、スー・チー氏拘束 「総選挙で不正」と主張

ミャンマー、クーデター 首謀者の総司令官 ロヒンギャ迫害の「主犯」

●社説 ミャンマー政変 軍の暴挙は容認できない

●ロシア プーチン氏権威に打撃 反体制派ナワリヌイ氏の釈放を求める大規模な抗議デモ 拘束1日最多5000人

中国当局が「個人メディア」管理強化を指示 世論の誘導を一層重視するよう指示

●黒人差別解消を訴えるBLM運動がノーベル平和賞候補に 「人種的不公平に対し、世界的に意識を高めた」

⭕🔵自民・松本氏離党 銀座クラブ同席発覚 田野瀬・大塚氏も 公明・遠山氏辞職

⭕国内感染者数 1792人

⭕コロナ後遺症 若年層多く 軽症のはずが寝たきりも 医師「深刻 政府は対策を」

⭕コロナの現場 陰性でも中傷被害 心の傷簡単に癒えず

 

 皆さん、昨日の松本議員+2人の、茶番のような会見ご覧になられましたか?私はもうあきれ果てて笑いも出ませんでした😱。

 松本議員は、こう言ってましたよね。「本当は、後輩の議員を2人連れて深夜に銀座のクラブに行ったんだけと、2人はまだ若いし、将来もあるので、私一人が罪をかぶっておこうと思って、一人で行ったと虚偽の発言をしました。」……と。

 つまり彼は世間にこう言って貰いたいわけですか?「さすが先輩議員、後輩を思いやって偉いなぁ」……とでも❓開いた口が塞がらないとはこのことですね💦。

 いったい誰がそんなこと思います⁉️国民をばかにしているとしか思えないことを、自分が言っているということをわかってないんですね!

 小学生のいじめっこの言い訳より茶番ですわ💦!(いや、それでは小学生のいじめっこがかわいそうかな)後輩に恩を売って、いずれそれなりのお返しを期待していたが、世間の風当たりが思いの外激しくて、引き連れて謝罪という顛末になったのでしょう。

 その気があるなら、最後まで罪を一人でかぶったらどうですか?後輩の2人は断れないような人間関係なんでしょ!全くお粗末な最悪の結果ですね❗💦

 そこまで社会情勢や人心を見る力のない人が、私たちの血税をもらって国会議員なんてできるんですかね😓。とりあえず、私は「嵐」の大ファンですから、我らの「松本潤さん」を引き合いに出すのだけは、金輪際やめていただきたいです‼️🙋

…………………………

 

 さて、今回のテーマですが、皆さんは映画好きですか?私は、大大大好きです❗コロナ禍で映画館がしばらく閉鎖された時には、本当に淋しい思いをしました😥。

 その後しばらくして座席を空けて開館、今は会員制のシアターは普通に見られるようになりました😂。そこで、月一回は観賞する生活に戻ることができました。

 プロフィールを書かされる機会がある度に、一番好きな映画は「ドクトル・ジバゴ」と書き続けてきました。56年も前の映画なので、友人は誰も知らず、TUTAYAに行ってもビデオがありません😓。

 私がそれを観たのは40年ほど前なのですが、その時のインパクトが強烈で、以降かなりの数の映画を観てきましたが、それを越えるものが現れませんでした。

 

 それが、数ヵ月前、なんとNHKBSプレミアムで放映されたのです。私はリアルタイムには見られなかったのですが、それでも狂喜して録画し、宝箱に入れました(笑)。そして、手にはいったと思うと、3時間半のその大作を、特別なシチュエーションで観たくなったのです😂。

 ぶっ通しで観るとなると、それなりの覚悟が必要です。映画館で観ると、inter missionが入るほどの大作なのです。片手間に観るわけにはいきません。40年待っていたのですから……。

 そのチャンスを待っているうちに、いろいろあって時期を逸してしまいました😱。ところが、数日前、再度放映されることになったのです😄!

 今度こそ❗………私は独りで静かに3時間半を堪能することができました❗

 やはりこの映画がベスト1‼️これはブログに書かねば!と思ったのです。書き方は、評論ではなく、LIVE配信のようにしてみようと思い立ちました。

 「ドクトル・ジバゴ」を観たことがない人でも、画像が浮かぶように、少しでも映画の雰囲気を味わってもらえるように書いてみようと思っています🌈。

 

 「ドクトル・ジバゴ」は1965年にアメリカとイタリアの合作として造られました。舞台はロシア。時代はロシア革命の頃です✨。

 言語は英語ですが、多くのロシア人が出演しています。ロケはロシアではなくヨーロッパ各地で行われたようです🌠。

 1917年から1923年の、ロシア帝国が崩壊し、世界初の社会主義革命が起きた、その社会の大変動が映画の根底にあります。権力が王や貴族などの特権階級から、労働者階級へ移る、恐ろしいほどの変化です✨!

 だから、ロシア革命に興味のある人、トルストイとかロシア文学に興味のある人には、馴染みやすいかと思います🌠。

 かく言う私は、トルストイの「戦争と平和」で一度挫折しています(笑)。名前をメモしながら読んだのですが、あまりの長文で最後まで行きつきませんでした📚。

 言い訳ですが、ロシア文学を読破するには「根性」が必要なんです!😓。トルストイでも、「アンナ・カレーニナ」は恋愛小説なので比較的取っつきやすいです📘。また、「復活」も衝撃的な内容で最後まで読めます(笑)📗。

 

 それでは、ライブ配信に移りましょう。まずロシアの広大な大地を背景に、タイトルコールが延々と5分間も流れます。ためますねぇ(笑)。

 そして、あの有名なテーマ曲「ラーラのテーマ」が流れると間もなく本編が始まります🌺。

 

 最初の場面はロシア革命が終わった後のダムの工事現場の風景です。千人を超す労働者たちが、それでも明るい表情で働いています。

 その管理室のような所に主人公ユーリの弟がいて、上官として幅を利かせているようです。

 彼が探していた姪(ユーリが愛したラーラの娘)ターニャが、おどおどした様子で入ってきます。彼女は、ユーリの詩集を見せられますが、自分を探している医者で詩人だったユーリのことは知らないようです。

 そこで、時代は50年ほど遡り、ユーリの子どもの頃に戻って行きます🌠。

…………………………ラーラのテーマ🎶

  5歳ぐらいのユーリ、俳優のオマル・シャリーフそっくりの子役が死んだ母の形見に、赤いバラライカを渡されます。

 埋葬される母親を棺桶の中から写したショットを、私は忘れずにいたようです。ユーリは親戚の裕福な医師の家族にもらわれていきます。

 その家族には、同じぐらいの歳の娘、トーニャがいて、後にユーリの妻になります。場面は、また20年ほど進んで、ユーリは医師の仲間入りをします✨。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 大学生のラーラは金髪で碧い瞳、魅惑的な唇を持つ若く美しい女性です。ブルジョアではなく洋裁店を経営する母親と二人暮らしで、奨学金を貰うため一生懸命学業に勤しんでいたのでした🌹。

 恋人のパーシャは反体制派で、労働者階級の台頭を目指す運動をしていました。「恋愛よりも革命が大事」と豪語して憚らず、純粋だが危険な匂いのする青年でありました💥。

 ラーラの母親の恋人は恰幅のいい実業家のコマロフスキーです。この俳優が物凄い存在感を持っています。私的には、主人公を凌駕していると言っても過言ではありません🌌。

 母親が風邪のため、代わりにコマロフスキーはラーラを上流階級のパーティーに同伴します。危険な気配です!

 年齢は20歳以上離れているはずですが、彼の目には好色な鋭い光が垣間見えます⚡️。そして、ダンスを踊り身を任すラーラの碧い眼にも……🌋。

 

 ラーラがパーティーで踊っているまさしくその時、夜の街の広い道路では大変なことが起こっていました!革命を願う何百人もの労働者がデモをして集い、その集団に、騎馬隊が銃を放ったのです💥!

 凍てつく冬の夜、雪の積もった白い道に、真っ赤な血しぶきが方々で散るのを、大きな屋敷の2階の窓から、ユーリは驚愕の思いで見つめているのでした🌆!

 この事件が、あの「血の日曜日事件」です。デモに参加していたパーシャは負傷し、より過激な革命戦士になっていきます⚡️。

 ユーリは、屋敷の2階から傍観するしかなかったことに、何とも言えない不合理を感じつつ、負傷した労働者を介抱するのでした🌌。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 トーニャが留学から戻ります。演じているのはジェラルディン・チャップリン。そう喜劇王チャップリンの娘です。ピンクの毛皮のコートがいかに上流階級であるかを表しています。

 しかし、トーニャは本当に賢い思いやり深い女性で、学のある本当の貴族はそうなのかもしれないと思うほど、人間的に素晴らしい人です。私は、彼女が登場人物の中で最も好きです🌻。

 いずれ、ユーリの心はラーラのもとに行ってしまいますが、その時の彼女の思いを想像すると、何度でも泣けてしまいます😭。

 

 コマロフスキーに惹かれていくラーラ。2人の関係を知ったラーラの母親が自殺未遂をします💥。その治療に呼ばれたのがユーリでした。こうしてユーリとラーラは運命的な出会いをするのです⚡️。

 ラーラの母親に毒物を吐かせて治療するときの、びしょ濡れの白い陶器のような背中が印象的です。

 母親が助かったとコマロフスキーに聞いた時のラーラの様子を、偶然レースのカーテンを透かしてみたユーリは、2人のただならぬ関係を知って驚きます。ラーラはむしゃぶりつくようにコマロフスキーにキスの雨を降らせていたのでした……🌌。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 母親の疑惑をごまかすため、ラーラはパーシャと結婚するとコマロフスキーに伝えます。しかし、彼は2人がけっしてうまくいかないことを察知していて、パーシャのラーラへの気持ちを確かめます。

 しかし、パーシャは「ラーラより革命の方が命」と豪語しコマロフスキーと対立します。パーシャを「若過ぎる(たぶん年齢だけではなく人間性を言っていると思います)」と非難するコマロフスキー。

 「人格は年齢とともに向上し、寛容になる」という彼に「自分にでしょう」とパーシャ。……名言です!

 パーシャにラーラを渡すまいと、ラーラが一人で家にいるときにコマロフスキーはラーラに詰め寄り強姦してしまいます💥。

 クリスマスパーティーにラーラは銃を持って出かけ、コマロフスキーを復讐しようとして撃ちます⚡️。ラーラは捕縛されますが、パーシャが連れ出しに来たことと、コマロフスキーが「放してやれ」と言ったことでラーラは罪に問われず助かり、ラーラとコマロフスキーの絆は一旦切れたかに思われます。

 そのパーティにはユーリとトーニャも来ていて、2人の婚約発表のまさしくその瞬間に銃声が響いたのでした!

 トーニャはラーラを見た瞬間に、彼女とは長く関わらざるを得ない運命的なものを感じます。さすがです!

「ユーリ、素敵な人が来てるわ。」思わず彼女はフィアンセにそう伝えます。何かの因縁を察知しているとしか思えません🌠。(初めて見た時から、私はかなりトーニャに肩入れしていました。彼女は何も悪くないからです💧💧。)

 その後、ラーラはパーシャと結婚し、一人娘カーチャを得ます。しかし、幸せは長くは続きませんでした。政情は不安定さを増し、戦争へと流れる大きな渦に、誰も彼もが否応なしに巻き込まれて行くのでした……。

…………………………ラーラのテーマ🎶

 

 今回はここまででinter missionとします。ここからはロシアの凍てつく寒さ、雪、吹雪、氷……それらが常に画面の面積のほとんどを占めており、思わず毛布を被りたくなります(笑)❄️❄️❄️❄️

 次回もぜひ読んでくださいね❗🙋南国生まれで!寒さにめっぽう弱いくせに、極寒のロシアには興味がある、芹沢マリリンでした🎵

 

 

No.47 国会中継と絵本「エリカ」

 昨日の「山口百恵ラストコンサート」の再放送ご覧になりましたか?私は、LP(古っ)もDVDも昨年10月の録画も持っているのに、また最初から観てしまいました‼️

 私は以前ブログNo.20~23「『山口百恵』伝説から神話へーそして…」で長文のレポートを書いたほどの彼女の大ファンです❗(よろしかったらそのブログ読んで貰えると嬉しいです!)

 そして同じ昭和の時代をリアルタイムで生きた、全く同じ年齢の女性のひとりです。

 40年前のコンサートなのに、全く古さを感じません!歌は、今ミュージックステーションに出ても何一つ遜色なく、寧ろ他の歌手を凌駕してしまうでしょう!

 このラストコンサートのテーマのように、彼女はまさしく伝説、そしてもはや神話なのです……。

 何度見ても彼女は21歳の引退1ヵ月前のまま…。本当に素敵🌹強くて美しくて粋で、歌が上手くて人を惹き付ける歌姫です❗

 自分の21歳を思い出しながら、一緒に歌っていました❗(歌詞は全て覚えているので(笑))あぁ、元気が出ました❗人を幸せにする彼女って、やっぱり凄い‼️

(コンサートの最初から最後まで、衣装は変えても付け替えなかったゴールドのペンダント、それは友和さんからのプレゼントです🎁)

 

 さて、高揚した気分を落ち着けて、まずはいつもの「新聞記事から時代を読む」から始めたいと思います🙋。

 感染者数が減ってきましたね!緊急事態宣言の成果が一定出ているようですが、解除まではまだ遠いように思います。

 1日も早く海外旅行に行ける日々が戻って来てほしいですね。その日を夢に見ながら、1日1日を大切に生きていきたいです……。

 

⭕コロナ関連

▲文化関連

🔵政治情勢

●外電

・その他

1月30日

●バイデン政権始動 大統領令多用 政策転換

●トランプ氏 22年中間選挙 共和党幹部と会談 下院多数派奪還に協力

ユニクロルーブル美術館協力

▲漢字がわかる 「内」は建物の入り口の形 「心」も象形文字で強い筋肉が凝り固まった心臓の形

▲原爆詩「ヒロシマの空」作者 林幸子さん 壮絶な被爆体験手記発見 爆心地状況 生々しく

⇒この詩は、国語の授業や道徳でよく使いました。こういう原爆や戦争に関する文学が、教科書改訂の度に少なくなり消えて行っています。私はいつも「投げ込み教材」として、授業に取り入れていました!山川方夫の「夏の葬列」しかりです!

 

🔵社説 辺野古部隊構想 文民統制の逸脱危惧する

⇒コロナの陰で、こんなことやっていたのね……。こういう戦争に関することは、社会の動きの陰で、まるで秘密裏に、粛々と進められることが多いように思います。

 

⭕国内コロナ感染者数 3535人

⭕宿泊48%減 過去最少 20年国内 コロナ禍 延べ3億人

⭕「まん延防止」聴取後判断 コロナ法案審議入り

◾野党→感染症法に罰則を設ける改正案に慎重論が多数を占めた厚生労働省専門部会の議論を国会に伝えなかった対応は隠蔽だと追及

◾首相→速やかに議事録を公表したから隠蔽ではないと反論

⇒こっそり議事録を公表はしたが、意図的隠蔽でしょう!誰でもわかるわ!全く「速やか」じゃないし!専門部会のメンバーの人は怒ったらいいんじゃない⁉️自分たちの意見が抹殺されたのだから。有名無実な集団にされてますよ!

 

⭕病床ステージ4 大阪など15都府県  自宅療養者9264人減

⇒自宅療養者が減ったのは良かった❗

 

松本純氏(自民)国対委員長代理・遠山清彦氏(公明)幹事長代理 役職辞任 緊急事態下 銀座クラブ訪問引責 野党「辞任は当然」

⭕銀座クラブ訪問幹部 役職辞任 政権、批判に耐え切れず 緊急事態下 不始末で大揺れ

⇒この人たちニュース見てないの?国会のこと勉強してないの?「銀座のクラブで深夜、陳情を受けていた」って、「それは遅くにご苦労様」と、それを誰が認めると思っているの?理解に苦しみます😓。

 また、ネットには昨日こんな記事も載ってます。「二階派『秘書軍団3人』が和歌山カラオケバー会食コロナ感染、店員らも感染が確認され、計12人がコロナ感染クラスターに認定」……二階さん、怒った方がいいですよ😱。

 

1月31日

▲焦点・争点 危機の政治と信用の失墜 固執せず思想を疑う

★注目論考

・「新しい信用のために」

・「『ソラリス』としての新型コロナウイルス

・「菅『敗戦処理内閣』の自爆」

・「SF史に残る(べき)ゲームたち」

・「『沈黙交易』から考える多様な社会の作り方」

・「椎名林檎における母性の問題」

・「コロナ戦記第5回危機に立つ精神医療」

GPSとストーカー

 恋人からGPSアプリをインストールされるのを「許せる・やや許せる」と答えた人が25,9%に上った。すさまじい束縛だと思うが、抵抗感の薄い若者が少なくないことに驚いた。

⇒バカじゃないの?…と私は思いますがいかが?小学生や認知症で徘徊してしまう高齢者には有効かもしれませんが、「恋人から」とあるから若者でしょう。

 ストーカー規制法には当たらないらしいですが、これでサスペンスドラマが造れそうじゃありませんか(笑)?

 「GPSつけられるくらい私を愛しているのね!」などとバカな女は(男の場合もありだが)思うのでしょうか?そんなやつはDV男の可能性もあると思うなぁ(エビデンスのない固定観念かもしれませんが)。

 もしも別れることになったらどうするの?また、ドラマがひとつできそうです。こんなことを言い出す恋人にろくな人はいないから、さっさと次へいった方がいいと私は思いますよ🙋。

 別に人の恋路を邪魔するつもりはありませんが、こればっかりは後で悔やんでも遅いから怖いですよ!

 

●G7・G20協調再構築へ バイデン政権に期待 近く首脳会談や財務省会議

●英、EU離脱1ヵ月 悪影響とコロナの二重苦 貿易障壁やスコットランド問題

⭕国内のコロナ感染者数 3345人 変異ウイルスで初のクラスター 埼玉

⭕ワクチン争奪格差歴然 UAEなど接種着々 供給量不安な日本 世界的な集団免疫程遠く

⇒やはりワクチン関係の記事が目立ってきました。製薬会社と国の思惑と実践能力の関連や、様々な利権の絡み合いがあるようです。

 数が足りなくなった場合はやはり先進国有利だろう」という文言が記事にあって、命の選別に繋がる気配を感じ、なんとも胸の痛い思いです……。

 

 それでは、今回のテーマに移ります。今回は、私が好きな絵本の中から、中学校の国語や道徳の授業に使っていた3冊を紹介しています。今回は3冊目です📕。

 絵本の名は「エリカー奇跡の命」と言います。作者は、ルース・バンダー、ジー・ロベルト、インノ・チェンティーです!時代は第二次世界対戦の頃、場所はドイツ🇩🇪、実話がもとになっています。

 作品の概要は、生まれて間もなくの赤ん坊とその若い両親が、ユダヤ人だったため、ナチスドイツによって収容所に送られる場面から始まります。

 連れて来られた駅には、黒くて長く連結された貨物列車が蒸気を立てながら待っていました。彼らは他のユダヤ人たちとともにその列車に押し込められます。

 両親は、この列車が死の収容所に向かっていることを知っています。そこに着くと、働ける者は強制労働につかされ、死ぬまで働かされます✨。

 働けない高齢者、病人、障がい者、そして子どもたちは、すぐにガス室に送られ殺されます🌠。いわゆるホロコーストです✨。

 両親は生まれたばかりの赤ん坊の運命を知っていました。そして、なんとか赤ん坊を助けようと必死で考えます🌠。

 彼らは決心しました。このまま列車に乗っていたら、赤ん坊の命はありません。そこで、貨物列車に唯一開けることができる、高い明かり採りの小さな窓から、赤ん坊を外へ投げるのです✨!

 泣きながら、雨のようにキスをして別れた赤ん坊のその後を、両親が知ることはありませんでした🌠。

 赤ん坊はどうなったのか……。奇跡的に無事線路脇の草むらに投げ落とされた赤ん坊は、村の心ある家族に拾われます。そして、その赤ん坊はエリカと名付けられ、生きてゆくことができたのでした✨。

 エリカはその後、大人に成長し、結婚して母親になりました。奇跡的にかけがえのない命を繋ぐことができたのです❇️🌈。

 

 私は、この絵本を道徳の授業で使いました。挿し絵をカラーコピーして黒板に貼ります。生徒たちにも持っていてほしかったので、一部本文だけを印刷し製本(ホチキス留め)して、授業で使いました。

 私がどのように道徳の授業にしていったかを述べたいと思います。ネットには様々な指導案がアップされているのですが、私の授業はそれらとは少し違っているかもしれません🙋。

 

◆目的は次の2つです。

・戦争の非情さを知る。

・両親の子どもへの愛情を捉える。

 

◆授業展開は次のようにしました。私の道徳の授業は、全員にアトランダムに指名したり発言をさせるか、グループ討論をします。今回の教材は前者で実施しました。

1、プロローグ~ホロコーストについて知る❇️。

・黒板にナチスのシンボル「鉤十字ハーケンクロイツ」と、ユダヤ人の証明に使われた「ユダヤの星」のパネルを貼ります。

「これらのマークを知っていますか❓」→説明

「意味を知ってか知らずか、これらのマークを軽い気持ちで使っている人をどう思いますか❓」

 

・第二次世界対戦とドイツのナチスヒトラーホロコーストアウシュビッツなどについて簡単に触れます。

ナチスユダヤ人を600万人も虐殺したと言われていますが、その人数をイメージできますか?」

「私たちの学校の全校生徒は何人?」

「まだまだ足りない。じゃあ、私たちの住んでいる○○市の人口は?」

「まだまだ足りない。じゃあ、私たちの住んでいる△△府の全人口は?」

「まだ足りない。じゃあ隣の□□市の全人口は?」

「まだ足りない。この前体験学習に行った◎◎市の全人口は?」

「……ということは、ナチスユダヤ人というだけで、△△府と□□市と◎◎市の、赤ちゃんからお年寄りまで全ての人たちを殺したことになります。」

……………………

「もちろん一人でも殺してはいけません。しかし、第二次世界対戦中のドイツでは、このような非人道的なことが行われていました。その国と日本は軍事同盟を結んでいたのです。詳しいことは社会科で勉強してね。」

……………………

「そんなに大勢の人たちをどうやって殺していったのでしょう?」

→収容所、選別、ガス室など簡単に触れる。(赤ん坊には生きていける可能性がなかったことを押さえておく)

 

ヒトラーは、なぜこのようなことをしたのか、及びそこから導き出される教師の使命に関しては、私の2冊目の著書「(若い)先生たちへの応援BOOK」に詳しく書きました。

 また、以前ブログのNo.27「海外に行けないなら、沖縄へ行こう❗」の中にも述べさせていただきました。ぜひ、覗いてみてください🎵

 

2、全文を読む❇️。

→ここで絵本の抜粋のコピーを配布します。挿し絵のカラーコピーも黒板に貼ります。

・絵本の内容に入り、一気に最後まで読み聞かせます。

「さて、この絵本のお話は実話だそうです。タイトルからわかることは何ですか?」(⇒は生徒の発言)

⇒エリカという女の子が出てきます。

⇒「奇跡のいのち」とあるので、その子は助かったと思います。

→一気に最後まで読み聞かせます。終わったら、質問するまで2分無言を通します。

(この時間を醸成タイムと私は呼んでいました。2分は意外に長いです。でも大事!)

 

3、両親の子どもへの愛情を捉える❇️。

「まずこの列車の大きさから考えてみようか?🌟」

「昔の蒸気機関車だから車輪の大きさがこれくらいだとすると……窓の高さが▼▼mぐらい?🌟」

「ドイツ人の両親の身長が○○cmぐらいだとすると、窓から投げる時の姿勢は?🌟」

「線路の下の地面までの距離は?🌟」(私は意外に科学的で論理から詰めていきます)

 

「赤ん坊の体重は?🌟」

「走っている列車からこの赤ん坊を投げた時に予想できることは?🌟」

⇒走っている列車からだからケガするかもしれません。

⇒いや、普通死ぬでしょ。車輪に巻き込まれるか、地面に激突して…。(生徒から悲鳴)

⇒だから奇跡なのか…。

 

「運良く地面に無事落ちたとして、その後考えられることは?🌟」

⇒見つけてもらえなくで、結局凍えて死ぬかもしれないなぁ。

⇒餓死する可能性もあるし、動物に食べられるかも…。(再度、生徒の悲鳴)

 

「そんなに危険なのに、どうして両親は赤ん坊を投げたのかな?🌟」

⇒ほんの少しでも生きられる可能性があるから。

⇒可能性がゼロじゃないから、それに賭けたのかも…。

 

「そういう思いで赤ん坊を投げた時はどんな気持ちだろう?🌟」

⇒心の中で無事であるように祈っていたと思います。

⇒「ごめんなさい!」と叫びながら投げたと思います。

⇒「お願いだから神様助けて!私が代わりに死ぬから子どもを助けて!」と祈ったと思います。 

 

「奇跡的に赤ん坊は助かったけど、両親はそのことを?🌟」

⇒知らないままです。

⇒きっと死ぬまで知る方法はなかったと思います。

⇒助かったことを知らずに、ずっと自分を責め続けたと思います。

⇒一緒に死んだ方が良かったんじゃないかと、後悔したり辛かったと思います。

……………………

4、最後に授業評価と感想を書きます❇️。

 教師はまとめのようなことを最後に言ったりしません。フィードバックは次のように行います。

◆時間があるときは、「直読み」といって(私が勝手に名付けました)、ワークシートを集めて、トランプのようにきった後、一気に読みます。

(教師によって選ばれたり、手が加わる前の「生(なま)」の意見なので、生徒は非常に興味を持って聴きます!

◆感想はできる限り全員分、手を加えずに「道徳通信」として出します。これが習慣になっていると、生徒は一生懸命感想を書きます。

 また、保護者に見せて家庭で話題にすることもできます。家族の会話にテーマを提供できることもあります。それはかなり大切なことだと私は思います🌈。

 

 久しぶりに教師に戻ったような気持ちになりました🙋。私は本当に教師という仕事が好きだったんだと実感しました🙆。ブログを読んでくださる皆さんのおかげで、またそんな気持ちになれました🌺。

 

 次回ブログNo.48は、私の一番大好きな映画「ドクトル・ジバゴ」をご紹介します。

 山口百恵さんのラストコンサートと同じく、昨年夏頃、何十年ぶりかにBSで放映された映画なんですが、なんとつい最近再放送されたのです‼️

 それこそ何十年か前から、最も好きな映画に挙げていたものです。一度も心がわりすることなくです。これは運命ですね👽。

 神様がブログに書きなさいと言っておられるのでしょう。この映画を全くご存知ない方も、ぜひ読んでくださいね❗ 芹沢マリリンでした🎵

 

 

 

No.46 国会中継と絵本「幸福の王子」❗

 菅総理が1月27日の国会で、次のようなことを言われました。「まず自分でできる限りのことをやってみて、それでもだめなら周りの人に援助してもらって、それでもだめなときは生活保護という手がある。💦」

 一字一句は定かではありませんが、確かそんな内容だったように思います。  

 生活が苦しくなることを覚悟してまでも、時短要請に協力してやむなく店を閉めている一般の国民が大勢いるのに、自粛自粛という政府の指示に協力して、夜8時以降の外出を我慢している国民が大勢いるのにですよ。 

 その国民の血税から給料を貰っている国会議員(上級国民と言い換えましょうか?👽)が、夜中まで銀座の高級クラブで「陳情を聴いていた?」らしい。

 おかしくないですか⁉️そんな中で、要請を守らなければ「罰金」払えとか、変じゃないですか⁉️

 「生活保護」をこの場で持ち出しますか?本音が出たんですか?そうならないために、何とかするのが国策というものでしょう!自ら無策を暴露したようなものですよ、これは……。

 国会中継を見たり聞いたりしていると、国民は選挙の投票をもっとじっくり考えて、何が正しいのかをしっかり判断してやらなければならないと、つくづく思います。

 なぜなら、結局は数の力で押しきられますから。どう考えてもおかしいことが、押しきられてしまいますから。だから私はいつも、ひとりひとりの国民の責任が、あの国会議事堂で問われているのだと思っています。

 

 では、今回もまず「新聞で時代を読む」から始めたいと思います🙋。

⭕コロナ関連

▲文化関連

🔵政治情勢

●外電

・その他

1月28日

●バイデン政権発足一週間 コロナ対策に高い支持 内政優先 外交戦略は不透明 多様性こそ米国の強みというメッセージ

⭕国内感染者数 3971人 重症者減らず

⭕自粛空文化浮き彫り 与党幹部、深夜の銀座通い コロナ法案審議影響も 「2人の銀座通いで雰囲気は全く変わった」

⭕緊急事態延長要否 首相「期限数日前に判断」 与党幹部の深夜外出陳謝

⭕コロナ法案修正協議 罰則規定巡り 与野党物別れ

東京五輪開催「米国次第」 組織委員会理事・高橋氏見解

⭕高齢者接種4月以降に 3月下旬からずれ込む 行革相

東京五輪ワクチン鍵 ゲイツ氏語る 今夏開催「可能性ある」 国際的な供給格差課題

⭕政流考 コロナ対応 乏しい首相の戦略性 コロナ失政をこのまま重ねれば「悪夢のような政権」と後世、指弾される

⭕ワクチン円滑接種への初訓練 厚労省川崎市と共同実施 予診に時間がかかることが課題

⭕コロナの現場から 自覚症状なく重症化 医療者の献身に感謝 「もし検査を受けていなければ手遅れになっていたかもしれない」

⭕コロナ禍 戸惑いや奮闘描く サラリーマン川柳 入選作発表

・「会社へは 来るなと上司 行けと妻」

・「自粛中 見えた夫の 定年後」

・「テレワーク いつもと違う 父を知る」

 

1月29日

▲アート逍遙 「河鍋暁斎の底力」展 「一瞬」切り取る観察力 「骸骨の茶の湯」「象 写生」他

●中国で春節帰省始まる 例年より激減

●タイ反体制デモ「休戦」状態 コロナ拡大や政府圧力で

●英首相 ロックダウン中 学校再開「早くて3月」

カンヌ国際映画祭 7月に延期

⭕●コロナ調査団 本格始動 WHO、武漢での隔離終了 「華南海鮮卸売市場」など

⭕国内感染者数 4131人

⭕緊急事態宣言3週間 7都府県 依然「爆発的拡大」 病床逼迫、自宅で死亡も 昨日死者最多113人

⭕コロナ法案 刑事罰削除 入院拒否、過料に修正 与野党合意 来月3日成立見直し「時短」も減額

⇒……でしょうね❗昨日の国会中継で田村厚労大臣のウソが暴露されましたからね!

 「懲役」「罰則」などの法案について意見を聞いた厚生科学審議会の議事録によると、法案については、大臣が少し前に国会で言ったように「概ね賛成」じゃなくて「ほとんど反対か慎重、懸念」であったことが野党議員の追及で明らかにされました❗

 まぁこれは田村氏というより菅総理の指示でしょうけどね!そこまで事実をねじ曲げたいのでしょうか。 

 GO-TOの反省を一切口にしないのも、もはや「面子の張り合い」だと、昨日のニュース番組のキャスターが言ってましたが、同感です。あまり国民を軽く見てほしくないです❇️。

……………………

 それでは、遅くなりましたが、今回のテーマに移ることにします。

 私は中学校の国語の教師でしたが、童話や絵本を使って授業をしたことがあります。特に印象に残っているのは、次の3冊です。

 ひとつ目は「そしてトンキーは死んだ」。2つ目は「幸福の王子」。そして3冊目は「エリカ」です。

 まず「そしてトンキーは死んだ」について述べさせていただきます。この絵本📗の別名は「かわいそうなゾウ」とも言います。

 戦争中、動物園の動物たちを殺処分する命令が軍から降りました。動物園が爆撃された時の安全のためですが、動物を大切にしてきた飼育員さんたちは、身を切られるような辛い思いをされたはずです。

 動物園の人気者のゾウのトンキーは賢くて、毒入りのジャガイモは避けてしまうし、毒の注射はゾウの厚い皮膚を通りません。

 仕方なく餌をやらずに餓死させることになりました💦。どんどん痩せて骨と皮のようになっても、人気者だったトンキーは前足を上げて芸をしようとします😭。(書いてるだけで涙が💧出てきました✨)。

 とうとう死んでしまったトンキーに追いすがって飼育員さんたちは泣くしかありませんでした……。

 戦争の悲惨さを、爆撃なしで充分伝えられる名作です❗

 長男が小学1年か2年の時、このお話を10回読むという宿題がでました。いつものように、夕御飯の支度をしている私のそばのカウンターで、息子は本📗読みを始めました。

 宿題は10回なのに、3回ぐらい読むと、息子はなぜかカウンターに突っ伏して、読むのをやめてしまったのです。

 私が「どうしたの?まだ終わってないでしょ?」と言うと、息子は涙💧でグショグショになった顔を上げて、「こんなかわいそうなお話、10回も読めへん!」と言ってまた泣くのです💧。

 私は感動してしまって、そのいきさつを本読みメモの保護者欄に書き、息子を抱き締めて一緒に泣いたのでした😭。

 中学校の国語で戦争に関する小説(「おとなになれなかった弟たちに」「字のないはがき」)などを学習する際に、プロローグ(導入)として、息子のエピソードとともに紹介していました🙋。

 

 2冊目の「幸福の王子」はアイルランド出身の作家オスカー・ワイルドの作品です。私は小学生用に訳されたものを最初に読みましたが、小学生の頃のその本📙の印象が鮮明で、教師になってから原文に忠実に訳されたものを再度読み、今では私の宝物になりました!

 スリムで洒落た装丁で、美しいイラストの絵本📙です。私はイラストをカラーコピーして黒板に貼り、読み聞かせをしました。

 

 内容はご存知だとは思いますが、架空の街の王子様の像と一羽のツバメのお話です。

 ある町の高台に若くして亡くなった美しい王子の美しい像が立っていました。瞳は青いサファイア💎で、剣の柄には赤いルビー🔴がはめ込まれていました。そして全身は金箔が貼られていました。

 その像の足下に、南の国へ渡る前の一羽のツバメが雨宿りに来るところから物語が始まります。

 ツバメの頭に王子の目から大粒の涙💧が落ちてきます。ツバメが理由を聞くと、「街には恵まれない人たちがたくさんいる。その人たちになにもしてやれないのが辛いのだ。」と言いながら涙をこぼし続けます。

 ツバメは気の毒になって、南の国へ行くのを遅らせ、王子の手伝いをすることを決めます。サファイア💎を病気の子どもの枕元へ、ルビー🔴は寒空の下マッチを売る少女の元へ運んで行きます。

 宝石がなくなると金箔を剥いで運びました。2つ目の瞳のサファイア💎を運ぶとき、ツバメは「目が見えなくなった王子様の代わりに、私が王子様の目になろう!」と決めたのです。

 そのうちに北風が吹き、ツバメは渡る機会を逸してしまいますが、「それでも私は幸せな気持ちなのです」とつぶやいて、王子の足下で命が尽きてしまいます。

(また書きながら涙💧が出てきました……)

 『そのツバメの命が尽きたとき、王子の心が、心臓が、パリンと音をたてて割れました!』😭😭😭 

 宝石も金箔もなくなった王子の像を、街の人たちは「みすぼらしい」と言って倒し、粉々に壊して溶かしてしまいます!

 市議会委員たちは、王子の像を溶かした金属で自分の像を作ろうとします。街の人は、どうしても溶けなかった王子の心臓とツバメの亡骸をゴミ箱に捨ててしまうのでした💥。

 それを見ていた神様が天使たちに言います。『この街では、この世でもっとも美しいものが「ゴミ箱」の中にある。それを持って来なさい。』……と。😭😭

 天使は王子の心臓とツバメの亡骸を神のもとに運び、王子もツバメも幸せに暮らしました……。

 

 なんと悲しいお話でしょう。街の人たちには本当に美しいものが見えないのです❗そして、あろうことか、そのこの世でもっとも美しいものをゴミ箱に捨ててしまうのです❗

 情けない悲しいお話です。その王子も、自分の願いのため、ツバメの命を奪ってしまったことに気づいた時、心臓が音をたてて壊れてしまうのです❗

 私は、その「パリン」という擬音が耳に残って容易に消えてはくれなかったことを、今でもはっきりと覚えています🌹。

 「人魚姫」の原作の本当のラストは、「王子を殺せなかった人魚は、海に飛び込み泡になって消えました」……です。童話のラストは本来は悲しいものです。

それと同じようなイメージを、この「幸福の王子」でも感じました。本当は、切なすぎるラストだったかもしれません……。💧💧💧

……………………

【エピローグ】

 私は、社会の情勢について、敏感に情報を捉えている方だと思っていましたが、大きな間違いをしていたことに昨日(1月27日)やっと気がつきました!

 恥ずかしい限りですが、私の戒めのために述べさせていただきます。

 介護施設で働くスタッフの方々の苦悩に関することです。その日の新聞に「集団感染 明日はわが身」「避けられない濃厚接触」という記事があったことは、前回のブログで紹介しました❇️。

 私はそれまで、介護施設での感染の被害者は入所者だと思っていました。高齢者で介護の必要な方々は、社会的には弱者で、行動範囲も狭く、自ら感染する場所に出かけたり、自ら感染者と接触する機会も極端に少ないと思い込んでいました💦。

 だから、入所者は外から持ち込まれたウイルスに感染し、かつ施設では集団で生活しているのでリスクが高い……そう思っていました💦。

 ところが、違う見方をその記事から知ることができました。入所者は時には家に帰ったり、家族と接することもあります。久しぶりの外出で、行動範囲が広がることもあります。

 今は、誰が感染してもおかしくない時期に来ていますから、気をつけていても感染してしまう場合はあるでしょう。

 すると、施設外から来る外来者やスタッフだけでなく、可能性としては入所者由来の感染もあり得る訳です。

 記事によると、外から施設に戻るとき、マスクをしていない人もいる、また認知機能の衰えから、邪魔になるマスクをすることを理解できない人もいる……とありました💦。

 また、高齢ゆえの思い込みからか、「自分は感染しないからマスクは必要ない!」と拒絶する場合も少なくないと言っています💦。

 そういう中で、施設のスタッフや介護士の方々は、職種の特性としてソーシャルディスタンスはとれないし、普通以上の密着が必須の職場だと言わざるを得ません💦。

 「こちらがマスクをしていてもいつ感染するかわからない。私たちも本当に怖いんです。」と現場の苦悩を吐露されています。

 介護施設でのクラスターの本当の意味を知った思いです❇️。

 介護は本当に大変です。介護は気持ちも体力も、普通以上に強く持っていないと、自分が倒れます。それは、自分自身の経験から痛いほどわかるのです。

 介護はいつまで続くか先が読めません。良くなって回復するという喜びを感じることも実際には難しいことです。また大変さを世間に理解してもらうのも現実には困難で、介護者は孤独にさいなまれたりします。

 そういう現場で、身を粉にして献身的に高齢者の方々に寄り添っておられる介護職の方々には、医療従事者の方々同様に頭の下がる思いです✨。

 どうか、私のような視野の狭い誤解をしないことはもちろんのこと、国がしっかりフォローする体制をとってほしいと心から切望します🌠。

 

 1月末あたりには、緊急事態宣言の解除か延長かの指針が政府から出されるそうです。2月7日に予定通りの解除は難しいと思いますが、感染者数は減ってきているので、医療機関の逼迫が少しでも緩和の方に向かっていくことを願っています🌈。

 皆様、体調には充分ご注意ください。油断大敵ということなので、OKが出るまでもうしばらく、日々の生活を律していきたいと思います🙋。

 芹沢マリリンでした🎵

No.45 国会中継と「Sweets-magic」❗

 火曜日の12時半は、BSNHKの「Sweets  magic」🍰🍩🍮が楽しみです。昨年末に見つけた番組なんですが、カメラワークが独特で、中国の「China  hour」に似た接写のオンパレードです。

 接写して撮ると、食べ物は美味しく見えるのでしょうか!本当に幸せになる30分です!特に最近の2週間は、バレンタインデー特集なので華やかです🎂。

 またテーマ曲の「La  La  land」がピッタリ❗まるで食べたあとの興奮そのままにウキウキします🎶

 番組としては、2人のシェフのバトルではないのですが、そう思いながら見てしまいます🧁。シェフは、ベテランと若手、街のケーキ屋さんのオーナーと有名ホテルのメインパティシエ、和菓子風と洋菓子風というように、異なった立場や環境や経歴がある方々のペアである場合が多いように思います🍫。

 番組を観ている間中、チョコレートやバニラビーンズの香りがしていて、お腹がいっぱいになります(笑)!(お腹がすくというべきかなと思いますが、それ以上に満たされるのです🎵)

 それにしても、パティシエの方々の発想の素晴らしさや工夫の奇想天外さには、本当に驚かされます!芸術家ですね、アーティストですね!

 チョコレートで作ったケースと水引飾り、女性の一生を表したケーキの最後の仕上げに山椒をピリッと効かせて「女性は甘くない」を表現するなんて哲学的!エスプリが効いてますね❗

 どの回も素敵でhappyな気持ちにさせてくれます!これこそスイーツ🍰🍩🍮の最大にして最高の、そして「基本」の目的だろうと思います。

 

 そこで、全くの私見ですが、その「基本」にたち戻って、シェフの方々にお願いがあります。私は、スイーツでもパンでも他の料理でもそうなんですが、美味しさの「基本」は『清潔感』だと思うのです。

 口に入れて幸せな気持ちになるためには『清潔感』が絶対条件だと思うのです。そのために、シェフの方々に是非ともお願いしたいことが次の点です(どこから目線だ?と言われそうですが…)。

◆髪の毛は短くても長くてもいいのですが、きっちり帽子かバンダナなどでまとめておいてほしいです。前髪が前に垂れているとかは論外です。和食の板前さんみたいなのが一番いいですが、個性も大切なので。

 女性のシェフの方も、好みもあるでしょうが、帽子から少し髪の毛を前に垂らすというのはどうかと思います。

◆毛糸で編んだような帽子は、冬用でも選ばないでほしいです。埃が絶対乗っていてケーキの上に落ちますから。

 せっかく被る帽子が、度々の洗濯に耐えられないような素材であるとか、つばがあるものとかは避けていただきたいです。

上着ですが、色や柄ではなく、袖が気になります。厨房が寒いことはないと思うので、半袖が一番いいと思います。

 袖を折り曲げて半袖のようにしている人がいますが、折り目に埃が溜まりませんか?小麦粉とかの。パティシエの動きはかなりハードです。生地を練ったり力も必要です。そういう動きの時に、折り目の埃が落ちそうで心配なんです(笑)。

 

 神経質過ぎますか?でも、作ったものを食べる側の立場に立てば、自ずから想像できることだと思うのです。

 私は本📕を書くほど、海外旅行大好き人間ですから、東南アジアの屋台で何度も食事をしたし、中国の田舎のかなり?な食堂でも平気で食事をしました。

 けっして病的な潔癖症ではありません。「郷に入れば郷に従え」も理解し実践しています。

 しかし、「Sweets  magic」は日本です。それも夢を運ぶ有名なシェフたちです。私のわがままも許されるんじゃないでしょうか(笑)🎂🍫❗

 

 それでは、いつもの「新聞から時代を読む」を始めたいと思います。

⭕コロナ関連

▲文化関連

🔵政治情勢

●外電

・その他

 

1月25日

🔵ニュース早分かり 核兵器禁止条約 保有国へ軍縮圧力高まる

核兵器禁止条約のポイント】

核兵器の使用で引き起こされる懐疑的な人道上の結末を深く懸念

被爆者の受け入れがたい苦しみに留意

核兵器の使用、使用するとの威嚇を禁止

核兵器の開発、実験、保有を禁止

核兵器の移譲を禁止

核兵器開発への支援を禁止

被爆者や核実験で影響を受けた個人へ医療や精神的な支援を提供

◾核軍縮における女性の効果的な参加の支持と強化に取り組む

米国やロシアなどの核保有国と、被爆国でありながら、米国の「核の傘」の下にある日本は条約制定の交渉段階から参加していない。

🔵尖閣に安保適用確認 日米防衛相が初電話会談

🔵陸自辺野古に部隊構想 尖閣念頭、米海兵隊と極秘合意 省の決定経ず文民統制逸脱か

⭕コロナ国内感染者数 3990人

⭕大阪の民間病院設備や人的制約 進まぬ病床確保「公立へ集約のが現実的」

【民間病院受け入れの障壁】

◆医療スタッフ不足

◆風評による減収

◆他の診療を圧迫

◆設備が不十分

◆院内感染の恐れ

⭕コロナワクチン接種 任務複雑 ノウハウ不足 市区町村の混乱必至 医師や会場確保 適切管理

⭕緊急事態11都府県 保健所業務逼迫 コロナ感染者治療施設「調整中」1、5万人

11都府県「調整中」昨年12月19日少なくとも4352人、今年1月19日少なくとも1万5058人

 

1月26日

核兵器禁止条約 NATO反核世論に焦り、同盟に揺らぎの兆候 発効前、声明で反対の意思

●初の核実験 がん1000例増 ニューメキシコ州 米国立研が推計 1945年7月ニューメキシコ州アラモゴード近郊「トリニティ・サイト」初の核実験 追跡調査 53万人中 甲状腺がん530人 血液がん10人 その他のがん460人

・社説 韓国青年の死20年 尊い犠牲に報いているか 【20年前の今日、1月26日、韓国人大学生李秀賢さん(26)は、ホームから転落した酔客を救おうと線路に飛び降りた。居合わせたカメラマンの関根史郎さん(47)も線路に降り一緒に救助にあたるが、走り込む電車に巻き込まれ、3人とも死亡した。「国境を超えた献身」。

負の遺産」に振り回されている近年の日韓関係…、しかし希望はある。】

・てとてと 「外の世界」は意外に

【ひきこもりの経験から僕が言えることは「外の世界にも、まぁまぁ楽しいこともある」ということと、外の世界で再び難しかったり、苦しい局面があったりしたら「ぜひとも逃げちゃいましょう」ということだ。中略 再び自分の身に何かが起きるのではないかという妄想は無限に広がる。でも現実は妄想のように無限に広がってはおらず 、意外とシンプルに「やるか、逃げるか」ぐらいの選択肢しかない。】

・大津いじめ自殺 賠償確定 最高裁 元同級生2人に計400万円 両親側「被害者救済 画期的」「いじめ巡る初の判断確定」父、息子喜んでいると涙

⭕新型コロナ GO-TOで感染拡大か 京大教授分析 旅行関連 最大6,8倍 西浦教授「そもそも人の移動が増えれば、接触機会も増えて感染は拡大する」

⭕変死197人コロナ感染 全国で昨年3月以降 自宅で急変目立つ

⭕病床逼迫で搬送難航 2人心肺停止

⭕東京でまた変異ウィルス 市中感染の可能性が高い

⭕入院拒否の懲役 削除検討 コロナ法案 過料減額も

⭕コロナ対応 説明責任避ける首相 「失地回復困難」与党内から不安

⭕不特定多数にPCR 都市で無料検査 市中感染把握へ 政府3月から

 

1月27日

●IS残党テロ続発、中東感染拡大 掃討に影響

中教審答申 教科担当制22年度導入 小学5,6年 理科、算数、英語を念頭

・高校改革案 「学際」~SDGsなど現代的な課題に対応して教科の枠を超えた学際的学び 「地域」~地域社会の課題 新学科を創設 全校に教育指針策定義務

・14歳の君へ 私たちの授業 国語 作家瀬尾まいこさん だれかが支えてくれる 読書で想像力を培って

⭕国内感染者数 3853人

⭕コロナ患者 7割超に後遺症 半年後も倦怠感 中国武漢で調査

⭕緊急事態延長不可避「来月真っ赤でまで」案浮上 政府与党

⭕コロナ特措法改正案 罰金減額 懲役廃止検討

⭕集団感染「明日はわが身」 コロナの現場 苦悩する介護施設 避けられない濃厚接触 「マスクをせずに外から帰って来る入所者もいる。こちらがマスクしていても、いつ感染するかわからない。私たちも本当に怖いんです。」

 

 私は、新聞のスクラップ作業をしながら、国会中継をラジオで聞いています。今日は予算委員会でした。9時や10時や11時の、夜のニュースでは、ほんの1,2分しかVTRが流れません📻。

 図らずも現在の私はフルで聴いたり見たりができますが、働いておられる大多数の方々にはそんな時間があるはずがないので、ニュースや新聞(ネットも含む)だけで情報を得ることになるでしょう。

 今本当に大切な局面になっています。多くの野党議員の熱のこもった指摘と、菅総理の淡々とした逃げ口上は対照的です。

 ワクチン、東京五輪、あろうことかのGO-TOの予算計上、そして相変わらずの医療の逼迫……。それらのやるべきことの羅列のあと、優先順位と軽重をつけて、大切なことから迅速に実践していく……その仕事が政府のやるべきことでしょう!

 その「優先順位や軽重が、国民感情と乖離している」とするならば、菅総理と側近の人は、しっかり現実を見るべきだと思います。国会中継を聴きながら、私はいつもそう思い、ジリジリしています💦。

 

 松本清張「砂漠の塩」2読目、読み終えてしまいました。そして、またラストで泣いてしまったのです😭。ストーリーはもちろんのこと、細かいディテールまで全て知っているのにです!

 真吉と泰子は死に場所をなぜ砂漠にしたのでしょう。シリア、ヨルダン、イラクなどの日本人には馴染みのない場所でなくても、北欧に向かっても良かったし、中国にもアフリカにも砂漠はあるのに……と思ってしまいます。

 しかし、当時は特に、中東という未知の謎めいた場所が、「道行き」にふさわしいイメージだったのでしょうか。

 キリスト教でも仏教でもないイスラムの雰囲気が、日本人には相容れないがゆえに、死にゆく場所として惹かれるものがあったのでしょうか。

 更に「砂漠」の持つ虚無感に魅いられてしまったのでしょうか……。そのヒントになりそうな部分を、最終章の本文から少し抜粋してみます。

【彼らは、人間に敵対的である砂漠の襲撃を受けて……飢渇や砂嵐などの危急の際には、たとえ友人であっても、少しも良心に問うこともなく見棄ててしまうのである。もし汝が今日私を生かしておくなら、明日は私を殺してもよい、というのは砂漠に生活する人々の諺である。人間の生の無力さを大自然の暴力に対置して知り得た哲学であり、刹那主義である。】🏜️🐪🐫🌵

 

 さて、2人はどういう結末を迎えるのでしょうか。そして、彼らを追いかける保雄の運命は……。  

 グッと我慢してラストはネタばれしていませんから、是非「砂漠の塩」を読んでみてください。最後の最後の一行まで、あなたを虜にしてしまうことでしょう🙋。

 どなたか映画化かドラマ化しませんかねぇ(笑)🙆できれば私のキャスト案で(笑)😄。ヤングからアダルトまで、広く注目されると思いますよ~😁

 

 全く、松本清張って、どんな考えを持った人なんでしょう。もしも彼がまだ生きていたとしたら、少なくてもファンレターは書くでしょう。講演会があるなら、かなり遠くても聴きに行きたいぐらいです。

 また本屋さんで次に読む本📘を「ま」の棚から探しだしたいと思います❗📚。

 

 緊急事態宣言が出てから3週間、感染者数は少し減少してきたかなと思います!でも依然として医療現場は逼迫しているので、医療従事者の方々のためにも自分のためにも、気を緩めず、感染防止にがんばりましょうね🙋。芹沢マリリンでした🎵

 

 

 

 

 

 

 

No.44「監察医-朝顔」の素直な魅力❗その3

 No.41「松本清張って凄い❗『砂漠の塩』を読む」で、自分で出した宿題、解けたかも?です。宿題は、なぜタイトルが「砂漠の塩」なのか?……ということでした。

 この小説では、よく砂漠を「海」に例えています。緑のオアシスは「陸地」、茶褐色の果てしない砂漠が「海」。そして、オアシスと砂漠の境目が「波打際」、彼らの目的地で、行くことができなかったバグダッドへの一本道が「渚」、バグダッドの街が「港」と表現されています🐪🐪🐫。

 確かに砂漠は迷い込んだら命も飲み込む「海」とも言えます。美しいけれど、限りなく危険でもある。だから惹かれるんですね🏜️。

 真吉と泰子が選んだ「死に場所」、それがバグダッドへの道を外れた砂漠の中でした。あぁ、思い出してまた胸が苦しくなってきます💦。

 そしてそこは、旧約聖書に出てくる、まさしく「エデンの東」。罪深い自分たちには、ふさわしい死に場所とでも思ったのでしょうか…。

 本文から抜粋を紹介します。

【ノドの地(カインが逃れ住んだ場所)がどの辺に比定されているのかもとより分からない。泰子は黄褐色の地平線を見つめ、わが骨の住居をその一点に置いた。】

 

 ならばその「骨」は、白いがゆえに、海(この場合は砂漠)の「塩」とは言えないでしょうか?本来、塩田ででもなければ、「塩」は海の水に溶けて見えなくなってしまうもの。

 彼らは自分たちの骸や骨が、海に溶ける塩のように、砂漠の中に埋もれて土に返り、誰にも発見されずに顧みられることもない、そういう存在になりたかったのではないでしょうか🌊。

 私は2回目を読んでいるのですが、読んでしまうのが惜しくて、まだ半分です。最後まで読んで、また新しい説が出てきたら追って紹介します。

 芹沢マリリンがこんなに夢中になっているなら、読んでみようかと思った人、ラストはあえてお話ししていないので充分楽しめると思います。

 最後の最後、本当にびっくりしますよ🙋そして、きっともう一度読み返したくなるはずです。松本清張って、本当に凄い❗

……………………

 それではまず、「新聞記事から時代を読む」から始めたいと思います。緊急事態宣言発出から2週間以上過ぎました。効果は出ているでしょうか?

 東京五輪は、どうなるのでしょうか?外電では、バイデン大統領は元気でしょうか?

 さて、新聞の見出しを拾ってみましょう!

⭕コロナ関連

▲文化関連

🔵政治情勢

●外電

・その他

1月23日

🔵核兵器禁止条約発効 51ヵ国・地域批准 国連「核なき世界への重要な一歩」と称賛

🔵核兵器 終わりの始まり 禁止条約発効 被爆者希望高まる

⇒日本は批准していません。菅総理は明確に「批准する津守はない」と言いました。世界唯一の戦争被爆国日本は、核爆弾を落とした加害者のアメリカに遠慮して、この体たらくです💥。

 どの国よりも堂々と「核兵器廃絶」を声高らかに言えるはずの国なのに……💧。

 

🔵東京五輪開幕まで半年 英で中止報道 日本政府否定 準備継続も懐疑論拡大

・自殺者11年ぶり増加 20年速報値 2万919人 女性や子ども深刻 「健康問題」「家庭問題」

⇒小中高生の自殺者440人(小学生13人、中学生120人、高校生307人)過去最多のニュースに胸が痛みます。

 世界有数(世界一だという説もあります)の自殺国日本は、本当に生きづらい国なのかもしれません。同調圧力が強く、他と異なることを許さない国。他国にはない(らしい)、子どもの罪は家族の罪という考え方が強い国。そこに、先の見えないコロナが追い討ちをかけました💦!

 「娘にコロナをうつしたかもしれない」と苦にした30代の母親が自殺しています。先行きの見えない仕事に不安を感じて、死を選んだ人もいます。

 文明国日本、清潔で安全な国日本、自殺大国なんて信じられない平和な国日本。……でも、どこかいびつなのでしょう。考えるべき問題だと私は思います。

 

⭕国内コロナ感染者数 5046人

⭕コロナ関連法改正案閣議決定 入院・時短拒否に罰則 来月初旬成立目指す 主な罰則強化

◾一般市民 入院拒否及び逃走→1年以下の懲役または100万円以下の罰金

◾飲食店 時短の命令違反→50万円以下の過料

医療機関や検査機関→協力要請に応じなければ、勧告、公表できる

⭕罰金盛り込み、関連法改正案 「検査忌避につながる」 保健所、医療機関は困惑

⇒「アメなし、ムチのみ」的感が否めないです💥。充分な補償もせず、すぐに検査や入院できる状況も作っていない中で、今まで依拠してきた日本人の良心に対して、手のひらを返すように、日本人の感覚にそぐわない「罰則」で脅すというやり方はどうなんでしょう。

 窓口の保健所への援助はしたのでしょうか。なぜなら保健所の負担がまず更に増えるのが目に見えています。

 コロナ対策を担当する東京都の幹部曰く、「感染経路の調査は、当事者との信頼関係の上に成り立っている。刑事罰をちらつかせるやり方はそぐわない。」……同感🙋。

 

1月24日

▲今どきのシニア女性像 感覚若くシビアで冷静 雑誌の浮沈から探る 元アンノン族おしゃれに関心高く

▲こころの森 「地球アトリエ」始動 アートで未来築くため

●バイデン政権始動 北朝鮮 核「深刻な脅威」東アジア新戦略策定へ

●オースティン氏 国防長官に就任 黒人初

●トランプ氏弾劾裁判 来月9日開始与野党が合意

●中国の旅サイト ウイグル族の利用拒否か 香港、台湾人も

⭕国内コロナ死者5000人超 半月で1000人増ペース加速 死者19日100人超

⭕●英の変異種、死亡率高い恐れ 60代男性1000人中、従来型10人感染、変異型13~14人感染の可能性

⭕ワクチン一般接種5月にも

【ワクチン接種の想定スケジュール】

2月15日~ワクチン承認

2月~医療従事者1万人(安全性調査)

3月中旬~医療従事者約370万人+高齢者

3月下旬~65歳以上3600万人

5月~一般

「非現実的」自治体反発 医師確保など 準備に四苦八苦

⭕社説 東京五輪まで半年 あらゆる選択肢の検討を

中止、再延期も選択肢から外すべきではない。3月25日に始まる聖火リレー前が見極め時期 政治的思惑は一切排除し、判断を下さなければならない

……………………

 それでは、今日がこのテーマもラストですね🙋。「監察医-朝顔」の素直な魅力の締めくくりをお話させていただきます😃。骨子と進捗状況は次の通りです。

 

1,なぜ今「監察医-朝顔」に注目したのか⁉️→前々回で済み

 

2,キャストがいい❗→前々回で済み

3,夫婦の関係がいい❗→前回で済み

4,ロケ地がいい❗→前回で済み

5,「東日本大震災」への思いが、ずっとベースに流れているのがいい❗→前回で済み

6,テーマがいい❗→今回はこれだけが残っています!

 

6,テーマがいい❗

 このドラマには、現在社会で問題になっている情勢が織り込まれています。それがまた、このドラマが胸を打つ要因のひとつになっていると思います。

 最近の回で、織り込まれていた社会へのメッセージをいくつか紹介して、私のお話を締めくくりたいと思います🙋。

 

◆日本での警察官が銃を発砲することの意味

 私が大好きなアメリカのサスペンスドラマでは、科学捜査班と警察官の境がありません。実際には明確に区別されてるそうですが、ドラマの特性でそうなっているらしく、よく発砲します💥。

 CSIマイアミのBOSSホレイショ・ケインなんて、やたら撃ちますから(笑)。まぁ、銃を持ってますからね、一般人が。

 私は教師をしていた時、AETのアメリカ人の先生と、よくアメリカのサスペンスドラマの話をしていました。

アメリカではどれくらいの人が銃を保持してるの?」と聞くと、彼はニヤッと笑って、「どれくらいの割合だと思いますか?🇺🇸」と質問を返してきました。

 「半分より多いぐらい。60%かな?いや、子どもは持っていないから、28%かな!」と言うと、彼(ゲヴィン)は、またまたニヤッと笑って、「全国民の3%です。僕も持っていません。🇺🇸」と答えたので驚きました。

 現在は、18歳以上だと30%にはね上がりますが、私の先入観よりずっと少なかったのです。嫌ですよね。銃持つのなんて……。

 

 さて、日本ではもちろん一般人は銃を持っていませんし、携帯している警察官でも、銃の取り扱いはかなり厳しいルールのもと管理されています。

 そこに、桑原君の発砲事件が起こりました。もちろん、警察官として何の落ち度もなく、身を守るためにやむなく発砲したわけで、彼が上司から叱責されるいわれは全くないのですが、それでも発砲の経過をかなり厳しく問い詰められ、暗に自主降格まで匂わされました💥。(ホレイショなら何回も免職だな(笑))

 

 結局、彼は自身の主張を曲げませんでしたが、しばらくの間、転勤となり、刑事ではなく交番勤務とされ、単身赴任を余儀なくされました。

 私はアメリカのドラマを見すぎて、日本での銃の発砲の重大性を忘れていました💦。改めて、人の命を一瞬にして奪う銃の恐ろしさと、その銃を扱う仕事の重大性を感じたのです。

 最近、警察官がコンビニのトイレに銃と手錠を置き忘れるという事件があったそうですが、言語道断ですね!前にもあったらしいって、そんなこと😱!

 桑原くんが、上司に詰問されたとき言った「私には家族がいます。家族のために死ぬわけにはいかないのです!」という言葉は胸に沁みました❗

 

◆ネットの危険性

 犯人と間違われた若者が、マスコミに追いかけられたり、ネットで誹謗中傷され、顔も名前もプライバシーも晒されて、それを苦にして自殺する……という、最近ありがちな事件を扱う回がありました。

 更に、結局は無実だったにもかかわらず、あろうことか監察医研修生の大学生が、彼の遺体の写真をラボのコンピューターからコピーし、またあろうことかそれをネットに晒す……という、酷い事件に発展してしまいました❗

 ネットの恐ろしさはもちろんですが、研修生のやったことは、浅はかな正義感(亡くなった女性のかたきうち?)からの、全く情状酌量し得ない、重大犯罪だと私は思いました。

 無実にもかかわらず、自殺に追い込まれ、さらに遺体をネットに晒されるなんて、たとえどんなに悪人であっても断じて許されることじゃないでしょう❗

 その人の親や兄弟の気持ちを考えるとたまらない気持ちになりました。だから、その研修生は残念だけどクビだな、もう監察医への道は閉ざされたな、可哀想だけど自業自得だな……と私は思って疑いませんでした。

 

 ところが💥、信じられないことに、彼は優しく叱責されて泣いただけで、まだラボに居ることが許されてしまいます。朝顔に「いてほしい」まで言わせて。

 脚本家の方、スタッフの皆さん、それでいいんですか?私は理解に苦しみます。役者さんには悪いですが、次の回で、彼の顔を見た時、複雑な思いがしました。

 

感染症

 遺体であっても、感染症は心配ですよね。大昔、AIDSのことが知られ始めた頃、医師や看護師が、罹患者の血液が入った注射針を誤って自分の指とかに刺してしまい、AIDSに感染するという痛ましい内容のドラマがたくさん放映されました。💉

 私の身内には医療従事者が多いので、現在のコロナ禍の勤務もとても心配しています。気をつけていても、失敗してしまうことはありますから。そういう危険の中で、日々医療従事者の方々はがんばってくださっているんだと思うと頭が下がります。

 幸運にも、メスで直にあれだけ大きく切って出血していたら、実際にはかなりヤバいはずです。注射針で突いただけでも感染する場合があるんですよ!

 また狂犬病という設定があまりに残酷!私でも狂犬病を発症したら100%助からないことを知っています。光子さんの傷は、もう少し小さいものにした方が、現実味があったのではないかと、私は思います。

 とにかく、医療従事者の方々をこれ以上疲れさせないよう、国は早く手を打ってほしいと、改めて思いました🌺。

 

風評被害

 これがまた厄介な問題なんですよね!このドラマは、その被害者を天使のような5歳のつぐみちゃんにすることで、多くの視聴者の胸をうち心に残すことに成功しました🙆。

 「ママが感染症を扱う仕事をしているから、つぐみちゃんのおまんじゅうはいらない!」……そう言われたつぐみちゃんは家で泣いてしまいます💧。

 しかし、たった5歳なのに、つぐみちゃんは何が間違いなのかをはっきり知っているのです!悪いのは、そんな根拠のないことでいじめるお友達(家でそのようなことをしゃべっている親)であり、その間違いを正してくれない保育士さんであり、ママはちっとも悪くないことをわかっているのです❗

 私は号泣😭😭😭💦しました❗可愛いだけじゃないつぐみちゃんの賢さと、そういう親子関係を築いている朝顔たちに感動したんです❗

 コロナ禍の社会で、訳のわからない風評を撒き散らす人は、本当に情けない!それが大人なら、絶対に許せない!……と強く感じた私でした。

 

 最後に、朝顔が遺体を解剖するときに必ず言う「教えてください。お願いします。」について考えました。意味は明確なので省略します。

 私はこれは監察医として、医師としての朝顔が、自分への戒めとして呟いているのではないかと思っています。

 確かに、医者は優秀であり、人から感謝され、時には神様のように崇められます。もちろん、本当に優秀じゃないと医者にはなれないし、命を救ってくれる仕事をしている人は、確かに神様のように思われて当たり前です。

 しかし、朝顔のような人でも、その自信と(もちろん実績に裏付けられていますが)、経験から、時として傲慢になったり、経験主義に陥ったり、先入観を持ってしまったりして、正確な検死ができなかったことがあったのではないでしょうか。

 だから、そうならないために、あくまでも「遺体から謙虚に教えてもらう」という姿勢を大切にすることを自分に言い聞かせているように思うのです🌼。

 私は長年教師をしていたので、人から先生と呼ばれました。若いときは、実力もないのに怖いもの知らずな変な勇気だけはあって、偉そうに生徒たちに節していたように思います。

 実力がまだないことを知っているために虚勢を張っていたのかもしれません。校内暴力荒れ狂う時代でしたから。

 40代手前で、ある本📕でひとつの詩を読み、考え方が変わり始めました。だいたいの内容は次のようなものでした。

【教師は削井(さくせい)者である。子どもたちはそれぞれの心の中に宝物を持っている。教師はそれが地上に噴き出せるよう道をつけなければならない。正しい道さえつければ、子どもたちは宝物を自然に噴き出してくるのである。教師は、子どもたちのどこに宝物が埋まっているかを察知し、正しい道をつけてやらねばならない。】

 目からウロコが落ちました。

 偉そうに、「教えてやる」的な考えを持っていたことを恥じるようになりました。生徒たちがもし授業の内容を理解できないとしたら、道の付け方が悪いのだと考えるようになりました。📒✏️

 そう考えを変えると、生徒たちから保護者から教えられることのなんと多様で豊富なことか🌈。

 教師を退職してすぐ出版した「(若い)先生たちへの応援BOOK」は一貫してそういう思いで書きました。自分の本📘の宣伝で恐縮ですが、教育関係で興味のある方はネットで検索してみてください(笑)😃。

 

 朝顔の検死解剖前のこの儀式は、他の監察医にとっては、実際はちょっと戸惑いますよね。自分も言った方がいいだろうか、いや、言わない方がいいだろうか…、と普通思ってしまうものです。

 ところが、それらの迷いを感じさせないほど、ここの職場は、このチームは温かいのです。朝顔は他の監察医にもちろん強制したりしません。他の監察医も無理に真似したり、どうしようかと悩んだりしません🌻。

 それぞれがそれぞれのやり方で仕事をすることを認めあっているし、この儀式をしようがしまいが、チームとして信頼し合っているので言葉は必要ないのです🌷。

 だから朝顔は、自分が主になって検死解剖するときは、何の躊躇もなく「教えてください。お願いします。」が言えるのだと私は思います🙋。

 

 さて、「監察医-朝顔」は明日月曜日です。見なくっちゃ❗(笑) 芹沢マリリンでした🎵

 

 

No.43「監察医-朝顔」の素直な魅力❗その2

 今日22日の新聞は、やはりバイデン米大統領就任のニュースが最も広く紙面を占めていました。私は、昨日見たニュースの画像や、今日の新聞の「大統領就任演説全文(英文もがんばって読みました🙋)」、及び抜粋と関連記事を熟読しました。

 そうして、改めて感じたことがあります。一国のトップの言葉の重さと、その影響力についてです。バイデン氏がプロンプターの助けも借りず、時には言葉をつまらせながら、アメリカ合衆国民全員に心を込めて訴えるその姿に、他国民でありながら、胸がいっぱいになりました❗🇺🇸

 やはり、こうでなくてはならないでしょう❗一国のトップたるもの、他国民の心までわしづかみにしてしまう、このカリスマ性が絶対には必要なものであると、改めて感じたのです🌟。

 バイデン氏は決して若くもないし、昔は吃音にも苦労したことのある人です。選挙結果も大接戦で、トランプ氏に比べれば地味であることは確かです。

 しかし、なぜこんなに惹かれるのか。それは、バイデン氏という一人の人間から漂って来るオーラに、誠実さを感じるからです❗

 どう考えても、今のアメリカ合衆国🇺🇸🗽を建て直すのは至難の技です。大統領選挙のゴタゴタから議事堂襲撃まで、アメリカってこんなダメな国だったの?……と思わざるを得ませんでした。

 でも今は、心から応援したいと思います❗超大国アメリカが立ち直る底力を信じます❗

 

 私は、やっと始まった国会中継も見ています。そして、どうしてもアメリカと比べてしまいます。野党の中には、思わず「その通り❗」と拍手を贈りたくなるような、国民の立場に立った熱のこもった質問をされる議員さんもおられます。

 しかし、情熱の伝わってこない、早く終わらそうとしているとすら思ってしまう答弁には、残念な思いを禁じ得ません。

 一人の日本国民として、特にコロナ禍で危機にある時期のこの国会に、これからも注目していきたいと思います🙋。

 

 さて、まず「新聞記事から時代を読む」から始めたいと思います。記号の中の外電🔵が、今回は多くなりそうです。

⭕コロナ関連

▲文化関連

🔵政治情勢

●外電

・その他

1月21日

芥川賞 宇佐美さん「押し、燃ゆ」 直木賞 西條さん「心淋し川」

・新地図のない旅 五木寛之 言葉の力を考える 苦しみを通過してこそ 姜尚中との対論を経て

・大学入学共通テスト 傾向や課題代ゼミ分析 問題増 素早い情報処理必要 複数連動型の設問あり

加古川中2自殺 いじめメモ破棄 市長が理解示す

遺族「市長の発言は残念と言わざるを得ない」

・ピーチ機でトラブル 逮捕男 「私はマスク拒否おじさんだから」 事件後マスクで外出へ

●バイデン氏米大統領就任 安定布陣で新時代へ 前政権の「負の遺産」一掃図る 「トランプ氏は極右を許容する姿勢を4年間続け、国内テロ予備軍として台頭する素地を築いた」 分断から結束へ 厳しい道のり

●トランプ氏退任 うそと攻撃 成果乏しく 熱狂的支持者は再来期待 ワシントン・ポストは「4年間ツイッターや演説などで、3万回を超えるうそをついてきたと認定。超大国のトップが重ねたうそは『民主主義への攻撃』」

⭕🔵国会論戦スタート 首相答弁「守り」優先 棒読み、政策の羅列目立つ 自民中堅「コロナ対応をこれ以上誤ると政権は持たなくなる」

⭕🔵社説 国会代表質問 首相は反省しないのか 「感染収束には、政治と信頼と指導力が何より求められる。菅首相は姿勢を改めるべきである。」

⭕緊急事態2週間 折り返しに 感染大幅減見られず 対策の浸透不十分 「政府は効果的な対策を打ち出していない以上、感染力の強い変異ウイルスが市中にも広がっている可能性も指摘され、状況は厳しさを増している。」

⭕コロナ特措法で罰則新設へ 時短補償「実態反映を」 飲食店 一律協力金に不満 「税金を使うのだから、店舗の賃料や前年の売り上げを基準にするなど公平性を担保できるやり方にすべきではないか」

⭕五輪中止計画ある ロンドン大会幹部ミルズ氏 「中止よりも開催しながら十分な数の選手が来ない『悪い大会』になることが最悪だ」

「健康上のリスクが高い障がい者アスリートによるパラリンピックに配慮するという重要性がある」

「中止の場合の経済的損失は、不幸にも日本の納税者に降りかかることになる」

 

1月22日

●「米国 結束に全霊」バイデン大統領就任演説 パリ協定復帰申請

 【演説の骨子】

◾民主主義の勝利

◾分断は深刻、米国の結束に全霊注ぐ

◾過激主義や白人至上主義の台頭に対抗

新型コロナウイルス危機の克服に決意

◾指導者は真実を守る責任

◾党派争いに終止符を

◾同盟を修復し、世界に再び関与

●ハリス副大統領 人権融和、女性進出に期待 現状変革問われる手腕🌺

クリントン氏→女性の副大統領は「今は歴史的なこと」だが、孫世代には「普通で当然なことになるだろう」と期待を込めた。🌼

◇11月7日「副大統領になる女性は私が初めてかもしれないが、最後にはならない」🌷

◇「今夜これを見ている全ての少女が、この国は可能性に満ちていると思うはずだ」🌻

●異例の式典 癒えぬ傷 バイデン大統領就任 襲撃現場で国民融和を訴え

●写真 間隔を空けて座る人たち、国歌を歌うレディー・ガガさん、連邦議会議事堂周辺にたてられた、新型コロナ流行で出席できない人々を表す全米各州の旗

●社説 バイデン新大統領 国民融和へどう導くのか

河井案里議員に有罪判決 東京地裁 参院選買収 元法相共謀決定

・国内の新型コロナウイルス感染者 新たに5670人

🔵五輪中止、再延期を否定 IOCバッハ会長 無観客や観客減含み

・論考2021 差別に抵抗するアスリート バトンは引き継がれる

「ブラックパワー・サリュート」1968年メキシコ五輪 陸上男子200mのに表彰式で黒い手袋をはめた左拳を突き上げ「無言の抗議」をするトミー・スミスら

→半世紀を経て、「ワールドアスレティックアワード2020」会長賞に選ばれ、名誉回復

→昨年「ブラック・ライブズ・マター」大坂なおみらバッシング受けても「バトンは引き継がれる❗」

……感動的な論考でした🎵。

 

 それでは、今回のテーマに移ります。今回は「その2」です。骨子と進捗状況は次の通りです。

1,なぜ今「監察医-朝顔」に注目したのか⁉️→前回で済み

2,キャストがいい❗→前回で済み

3,夫婦の関係がいい❗→今回はここから

4,ロケ地がいい❗

5,「東日本大震災」への思いが、ベースにずっと流れているのがいい❗

6,テーマがいい❗

 

 今回は3からお話させていただきます。

3.夫婦の関係がいい❗

 刑事と監察医のカップルって大変ですよね。9時5時ってわけにもいかないし、こと犯罪に関わる仕事ですから、いつ忙しくなるかわからないし、勤務時間はあってなきが如しでしょう💦。

 そこで大切なのが、職場の理解とチームワークと夫婦の協力です。まず、前者に関しては、前回述べたように、朝顔の勤務先と桑原くんの元職場はバッチリです❗今の職場はあまり映らないのでよくわかりません。

 後者ですが、そんなに上手くできますぅ?……と思うぐらい上手く協力し合っていて感動です❗

 

 私も共働きでしたが、同じ教師同士で仕事への理解はあるはずなのに、保育園や学童保育への迎えをどちらが行くかでよく揉めました(笑)

 家事の分担でも、主に私がキレることが多かったと思います(笑)。私が仕事から急いで帰ってバタバタ家事をしているときに、ゆっくり座って新聞を読んでいる夫に腹が立って、「立って読んで!」と言ったこともありました(笑)🙆。

 

 この二人は、条件がいいとは思わないのに、本当によく助け合ってますよね❗またそれが、無理しているのではなく自然なのが伝わってきて気持ちがいいのです🌟。

 妊娠中は特に気を使っていたし、子育てもそれぞれの役割をしっかり果たしているように思います。毎回、桑原くんが洗い物をする場面があり、その手際が良くてびっくりです❗(練習しましたか?(笑))

 一番忙しい、朝のバタバタの様子が日常的でとても共感できます!食事のシーンが多いのですが、安心できる家庭の様子が伝わってきます🎵

 

 時々夕御飯が宅配ピザ🍕だったりして、無理なくやっている様子が心地よいです。天才子役?つぐみちゃんは、インタビューで「ご飯のシーンが一番好き❗」と言っていました。

  更にインタビュアーが、「ご飯食べるシーンで、ご飯に夢中になって台詞を忘れることはない?」と意地悪な質問をしたところ、つぐみちゃんは間髪を容れず「ない!」……インタビュアーのKO負け(笑)😄。

 

 そして、現在、桑原くんは単身赴任中です。家族と離れている方も、一人で子育てしている方も淋しいし大変です。

 つぐみちゃんがいじめられた件で、どうしようもなくなった時、桑原くんからの電話で相談してましたね。泣き出す朝顔に、桑原くんは「4時間待ってて、今から帰るから。」と言って本当に帰って来ました❗

 往復8時間。職場へは欠勤の連絡と代わりの人との打ち合わせなど、帰って来るまでにいろいろなことをしてきたはずです。

 そして休んだ分は、次の日に補えるよう仕事のペースを上げたり、仲間の人にも気を使わねばなりません。それができたということなので、桑原くんの職場もいい方たちのチームなんでしょう😃。

 

 最後に、朝顔は夫のことを今だに「桑原くん」と呼びます。嫁入り婿入りをしない結婚の仕方を意味しているのか、選択制夫婦別姓を意識してのことなのか、ちょっと知りたい私でした🌈。

 

4,ロケ地がいい❗

 まず朝顔の家が渋くていいですね😃。下町の和風の古い家屋は味があります!玄関の格子戸も雰囲気ありますね!スタッフの方、凄いのを見つけてきましたね(笑)。

 かの有名なサザエさんちは査定すると4億円の価値があるらしいと聞いたことがあります。東京ですからね。そこよりは随分小規模ですが、長年人が住んでる(住んでた?)という感じがします。生活感があって安心できます!

 なんだかノスタルジックです。小さな庭があって、そこに洗濯物を干したり、キッチンというより台所。テーブルはあるけど、居間の座卓でみんなで座って食事をする、昔よくあった風景ですよね(うちは今もそうです(笑))😄。

 中庭に面した座敷でスイカ🍉食べるのって美味しいですよね!台所のテーブルは、物でいっぱいになりますよね、わかるわかる❗

 

 そして東北の実家。広い縁側が庭に面していて、すこぶるオープン!おおじいじとつぐみちゃんがトウモロコシ🌽🌽🌽を収穫するシーンなんて「となりのトトロ」そのものでしたね😆。

 時々出てくるもんじゃ焼きのお店もいいですね🎵近くにあれば行きたいくらい❗店員さんが面白くて癒されます!

 

5,「東日本大震災」への思いが、ずっとベースに流れているのがいい❗

 ちょうど10年前でしたね。3月11日のあの日が近づいてきました。

 私は、中学3年生の担任をしていました。卒業式が終わって、クラスの生徒たちと名残を惜しんだあと、教室に戻って、在校生がしてくれた飾り付けを外していました。

 最後に取り外そうとしたのが、生徒たちが一枚ずつ書いた「卒業まであと何日」という日めくりカレンダーでした。📆

 生徒たちが書いたものなので、めくった後も捨てるにしのびず、高い所に全部貼り出してあったのです。私は教卓の上に椅子を置き、その上に上りました。

 あと残り少し…となった時、地震が来たのです!確かゆっくり大きく横揺れしたと思います。私はバランスを崩して、教卓から床に落ちてしまったのです!

 なぜかスローモーションで落ちて、床に腰、足は空中という状態になりました!受け身が良かったのか、ケガはしませんでしたが、地震とは気づかなかったのです。卒業式で疲れたか、ほっとして目眩がしたのだと思っていました。

 大震災だと知ったのは、職員室に戻って、携帯で動画を見たときです!黒い生き物のような津波が、堤防を越えて街に流れ込んでいる悪夢のような映像でした……。

 

 それから、この日が近づいて来ると、必ず「東日本大震災」のことを道徳の時間に授業で取り上げました。始めは、被害のことや、家族を亡くした人たちや仮設住宅に住むことを余儀なくされた人たちのこと、風評被害のことなどを教えていました。

 何年かたってからは、被害を受けた方々のために集まった自衛隊アメリカの軍隊(有名なトモダチ作戦)や、ボランティアの人たちのこと、立ち直るために力を合わせてがんばっている人たちのことを取り上げるようになりました。

 10年たって、震災の記憶は次第に薄れてきています。そのことは全てが悪いわけではありませんが、まだ苦しんでいる人がたくさんいるし、亡くなった人は帰ってはきません。

 世の中には、忘れてはならないことがあります。震災を通して、私たちが学んだこともそのひとつです。

 妻の遺体を探し続ける、時任三郎扮する万木平、亡くなった娘と電話で話す、大竹しのぶ扮する奥寺美幸、このような人たちは今も大勢おられるかもしれません。それは、もしも自分が彼らの立場だったらと考えたら、容易にわかることです🌠。

 このドラマはそのことをいつも思い出させてくれます。真正面からそれを描いてくれるこのドラマに、感謝すら覚える今日この頃です🙋。

 

 途中ですがページが尽きてしまいました。「6,テーマがいい❗」だけ残りましたが、次回に回します。

 もう寒さはましになるのでしょうか?まだまだ……という声が聞こえてきそうです(笑)😄。

 緊急事態宣言の効果が出るといいですね😃。くれぐれも皆様ご自愛ください🌈。 芹沢マリリンでした🎵