No.14私の読書は作家ローラー読み❗

 読書というのは、私にとって常に生活の基盤にありました、少女時代から本📕を読むことが何より好き!というような、絵に描いたような読書少女ではありませんが、常に本📕がそばにありました。

 大学時代にアルバイトを掛け持ちしていて貧乏学生だった時も、本📕に使うお金は惜しまなかったように思います。

洋服でもアクセサリーでもなく、本📕に囲まれて生活する楽しさを、学生時代に知った記憶があります。

 私の友達も先輩たちも、周りにいる人たちは皆、狭い下宿(アパートではない)で、本📕にぎゅうぎゅうに囲まれて生活していました(笑)。そういう時代でした🙋。

 

 今回は、そんな私の読書について、また現在進行形の「作家ローラー読み」について(なんだそれ?)述べていこうと思います。いつものように、骨子を紹介します。

1,私の本📕との出会い

2,私の読書ルール

3,私の読書遍歴

4,「読む」から「書く」本📕へ

5,最近3カ月内に読んだ本📕

 

1,私の本📕との出会い

 ではまず、私の本📕との出会いから述べさせてください。

 最初の絵本📕との出会いは、父の膝の上です。昨年亡くなった父が、あまり多くはない絵本を何度も何度も読んで聞かせてくれました。3歳頃でしょうか。

印象に残っているのは、確か「キンダーブック」の中の、野菜がお風呂に入るお話です。

「にんじんさんは、お湯に浸かりすぎて赤くなりました🥕。大根さんは、よく洗ったので白くなりました。ゴボウさんは、遊んでばかりいたので黒いままでした。」

…なんて感じのお話だったように思います。

父は「野菜語」なるものを使って、飽きてきたら、○△※*◇✕みたいに解読不能な(実際意味はないから)言葉で私を笑わせてくれました😄。

 

 その後、小学校入学頃に、父が近所の人を手伝ったとかで、お礼として大きな童話の本📕をもらってきて、私は夢中になって読みました!

アストリッド・リンドグレーンの「長くつ下のピッピ」「ビーチャとゆかいな仲間」という本📕です。小柄だった私は、大きな分厚い本📕を立てて読むので、手が痛かったのを覚えています。

 後に、小学校の教科書に一部同じ話が出てきて、とても嬉しくて、先に読んでいた私は心の中で得意満面でした😆!

 

 そこからは小川が大河に流れ込むように、どんどん自分で読んでいくようになりました。法事など親戚の集まりに行くと、「○○ちゃんは、どこにいるかわからんねぇ。いつも黙って部屋の隅で本📕を読んでいるから。」とよく言われていました(笑)。

 小学校卒業までに、図書室の「少年少女ノンフィクション全集」全40巻を読破したときは、自分なりに成就感でいっぱいでした!

 この本📕から知ったことは山ほどあります。沖縄での戦争のこと、ひめゆりの塔、広島・長崎の原爆のこと、満州からの引き揚げのことなど、戦争のにことをたくさんこの全集から学びました。

 戦争のこと以外にも、ブラジルへの移民の苦労、北海道のアイヌ民族のことなど、数限りない知識を得て、私の考え方の基礎を造った重要なファクターとなりました。

 

 また漫画との出会いも小学2年生頃でした。その頃、一週間のお小遣いは20円。それをもらうと一目散に近所の貸本屋さん(わかります?)に飛んでいって、漫画を借りるのです。一冊一週間20円でした🙆。

あまり毎週借りに来るので、途中からお店の人が10円にまけてくれるようになりました。おかげで2冊借りられるようになりました❗

 

2,私の読書のルール

【本📕を買う時のルール】

 先ほど述べたように、「本📕にお金は惜しまない」というのが一つです。図書館にもよく行くので、それほど高額な本📕を買う訳ではないので大丈夫です。

書物に囲まれて生活する楽しさを大学時代に知ってしまったので、現役で働いている間はそのまま踏襲していました。

 ところが定年退職してみると、少々お金も気になるようになり、専ら今は安価な文庫本ばかり買って読んでいます(いい本📕しか文庫にはならないので安心)。

 元中学校の国語科教師なので、仕事に関する本📕や月刊誌、女性雑誌(本なのか、おまけのカバンなのかわからないものとか)も数々よく読んでいましたが、現在は本当に取捨選択して、読み応えの有るものだけに集約しました。

 

 一番最初のブログ「関空で涙する日」で述べたように、夫婦ともに海外旅行が大好きなので、旅に関する本📕は山ほどあります。最近、国別、シリーズ別に整頓して、図書館のように壁一面の棚に並べ直しました!

 それを代表に、自宅の本📕たちは、次のように指定席が決められています。

 

◆1階リビング~文学・趣味の本📕・雑誌・最近購入した本📕など

◆1階リビングの別のスペース~漫画・絵本(孫が来た時のため)・娘の仕事の本📕

◆中2階階段の踊場~漫画・文学の文庫本

◆中2階~夫と私の仕事関係の本📕や資料

◆2階~旅行関係・地理社会学関係・ナショジオなどのシリーズ・百科事典、文学全集などの大型本📕DVD、CDなど(我が家ではこの部屋を図書館と呼んでいます(笑))

 

【本を捨てる時のルール】

 自宅は豪邸じゃないので、捨てなければ棚がなくなります。何もかも捨てずに置いておく時代は過ぎました。なので、捨てる判断は次の基準で行い、BOOK・OFFや子供会の廃品回収に出します。

 定年退職後、一念発起して断捨離したので、現在は下記のような本📕はもうありません。捨てなくては!…と思っても、洋服を捨てるより迷います(笑)😥。

 

◆古い雑誌

◆仕事関係の本でもう使わないもの

◆時代が変わり、内容が合わなくなったり、必要性がなくなったもの

◆面白くなかったもの(これは潔くどんどん捨てています)

 

【3冊同時進行のルール】

 私は常に3冊の本📕を同時進行で読みます。

◆リビング~趣味の本📕、最近買った本📕

◆バスルーム~ずっと以前に読んで、再度、再再度読みたくなった文学の文庫本(絶対にふにゃふにゃになるので、何度も読んでそうなってもいいもの)。

湯船に浸かってゆっくり本📕を読むのは至福の時。子育てに忙しい時にはできませんでした(ダイエット効果もありやなしや(笑))。

◆ベッドルーム~文学の文庫本📕。眠くなるように読むのではありません。もっと読みたいけど、明日のために…と無理やり寝ています。

 

【本の見つけ方のルール】

◆基本的には、新聞広告や雑誌の新刊ニュースで気に入った本📕をチェックして購入→ストック積み上げ→読む…というパターンです。

◆買った本📕の中に挟まっている新刊紹介のチラシで見つける。これが意外といいんです。読みたくなる本📕が効率よく手に入ります。

◆ネットで探す。後で述べますが、私は「作家ローラー読み」なので、好きな雑誌のの名前を入力して本📕を探します。その時、表紙の装丁を見るのが好きです。

本の装丁って大事ですよね。でも時々、一色のみの潔い本📕を見つけて、(すごい自信だなぁ。何が書いてあるんだろう)と思って食指が動く場合もあります。

◆書店に通う。繰り返しになりますが、私は「作家ローラー読み」なので、五十音順に並んでいる書店は(ほとんどそうですよね)、実に効率よく探せます。

また、当然「新刊コーナー」「注目の本コーナー」などは必ずチェックします。

ここ1年はブログの「No.5英会話『スピードラーニング』の勉強で知った、日米のdifferent-culturesその2」でも述べさせていただいたように

 「NHKラジオ英会話」のテキストを購入して英会話の勉強をしているので、テキストコーナーもチェックして、他の分野でも、いいテキストはないかチェックします。

 蛇足ですが、以前は一番長く時間を過ごしていた旅行書コーナーが大変寂しいことになっています。コロナ禍で海外旅行ができないので、海外旅行コーナーは以前の4分の1足らずになってしまいました。いつもその様子を見て、冗談抜きに泣きそうになります😭。

 

3,私の読書遍歴

 私が「自分の読書は一度好きになった作家の作品を次から次から読む、そういう読み方だなぁ」と気づいたのが30年前。「宮部みゆき」に夢中になった頃から始まりました。

それから現在もその読み方なので、自分で「作家ローラー読み」と勝手に名付けています(笑)。

 もちろん、基本「3冊同時進行」なので、これから述べる作家の本📕が時期を重ねているときもあるし、小説ではない科学本📕や旅行エッセイを読むことも多々あります。

 自分の精神状態や生活の状態を表す一つの要素となっているので、自分の読書遍歴はそのまま、自分の歴史を見るようで面白いのです。

 

宮部みゆき

 彼女の小説はプロットがものすごく込み入っているのに、読者は彼女の掌の上で転がされるように引っ張って行かれ、勢いよく集約して行くラストに到達させられ呆然とする、そういう感じです。

私の「作家ローラー読み」は、30年前に彼女に夢中になった時から始まりました❗

 私のベスト4は、「模倣犯」「火車」「理由」「蒲生邸事件」です。

 その他次の作品を読みました。「レベル7」「淋しい狩人」「魔術はささやく」「龍は眠る」「長い長い殺人」「初ものがたり」「孤宿の人」「今夜は眠れない」

「悲嘆の門」など。

模倣犯」は、映画化されて中居正広さんと津田寛治さんが好演していたと思いますが、原作は本当に身の毛もよだつ恐ろしさでした😱。分厚い上下二巻で、更に中身も二段に分かれ、一切挿し絵などなく、それでも一気に読まされました!

上巻のラストで、猟奇殺人の犯人が女性に声をかけるシーンで終わる…。wow❗そりゃあ、下巻絶対読むでしょ‼️

普通の社会生活をしながら、時間を探して読んで、読破まで一週間かかりました😆。

火車」「理由」は、社会派の小説でした。当時社会問題になっていたローンによる自己破産や、偽の家族像など、またまたラストまでジェットコースターです。

こんな込み入ったストーリーをサスペンス仕立てで書ける彼女は、やはり天才としか言いようがありません😄。

 

貴志祐介

 ミーハーな私は、ときどき純粋に怖い小説が読みたくなります。文庫になった彼の作品たちは装丁が真っ黒で、書店でとても目立ちます。構えて読まないと、ご飯が喉を通りません(笑)💦。

 私のベスト4は、「黒い家」「天使の囀り」「青の炎」「クリムゾンの迷宮」です。

 その他次の作品を読みました。「硝子のハンマー」「狐火の家」「鍵のかかった部屋」「新世界より」など。

「黒い家」は、単純な猟奇殺人のドラマなのに、それを象徴する黒い家が命を持っているように怖い!本📕を読んでいるだけで、床下の死体の血の匂いがしてくるのです😱。

アンソニー・ホプキンスのサイコの家を思い出します。大竹しのぶさんがサイコパスを演じて映画化されましたが、怖すぎて見ていません😰。

「天使の囀り」は、気持ち悪い描写が多いんですが、発想の面白さに惹かれます。例の寄生虫の「ロイコクロディウム」を彷彿とさせます🐛。

「クリムゾンの迷宮」は、その後数々のサバイバルゲームに影響を与えたと私は思います。個人的には、出だしの火星のような所をさ迷う場面の描写が好きです!

「青の炎」は、後に映画化され、ご存じ嵐の二宮和也さんが、大変な好演で涙を誘いました😭❗私は先に原作を読みましたが、なぜ母親は息子の切羽詰まった思いに気付くことができなかったのかが、ずっと疑問でした。

何度も「母の料理は美味しくない」と出てきたのが、もしかしたら伏線でしたか?どこか鈍感なんでしょうか?(料理の苦手なお母さんには大変失礼ですが)あまりに主人公が可哀想で…😥。

 

…やっぱり一回では書き切れませんでした💦。「私の読書遍歴」では、まだ残り10人の作家について書きたいのです❗続きは次回に回させてください🙋。

次の第15回目は、

 「私の読書は作家ローラー読み❗その2」

第16回目は、

 「『夢』って不思議⁉️」

第17回目は、

 「『山口百恵 伝説から神話へ』そして…」を予定しています。

 今回「私の本📕との出会い」で述べた内容は、今まで誰にも語ったことがありません。初めて振り返ってみて、とても懐かしい想いになりました😂!ブログって、自分を振り返るきっかけにもなるんですね!

また、過去に読んだ本📕を思い出しなから、自分自身が楽しい時間を

過ごしてしまいました❗芹沢マリリンでした🎵