No.54 コロナ後遺症の実態把握と理解を❗

 前々回にもお話しさせていただきましたが、コロナに関して、感染者数が減少して、緊急事態宣言解除がそう遠くないと思われる、今現在の問題点は次の3点かと私は思っています。

1,ワクチン普及に向けての対策✡️

2,変異株への対策✡️

3,後遺症の分析と対策✡️

 その中で、「1,ワクチン普及に向けての対策」については、いよいよ明日17日から、医療関係者の方々への先行実施が始まります。

 今日、河野大臣が記者会見をしていました。スムーズにいくことを期待します。例の1瓶で6回打てる注射器も発注しているらしいし……。

 

 次の「2,変異株への対策」については、イギリス由来、南ア由来以外の「ブラジル由来」の変異株のニュースが怖いですね💦。

 イギリス由来は感染力が従来型の1,5倍らしいですが、ブラジル由来は3倍らしいですから……。子どもや若い人にも感染がより広がると大変です💦。

 

 最後の「3,後遺症の分析と対策」について、今日の夕刊に気になる記事が載っていました。1100人を診療したクリニック院長の平畑光一さんの記事です⭐。

 見出しは「コロナ後遺症人生壊す」「日常生活に支障 治療法もなく」「気持ちの問題じゃない」と辛辣です!

 記事では、症状を訴える人の95%が「倦怠感」を、87%の人が「気分の落ち込み」を、83%の人が「思考力の低下」を訴えるそうです😥。

 それらは見ようによっては精神的な疾患と思われてしまうため、後遺症だと理解をされることが難しく治療が遅れてしまうことが多いそうです😨。

 人によっては、起き上がることすら困難になり、解雇されたり休職を余儀なくされた方も数多くいるそうで気の毒でなりません😰。

 若い人や高校生でも発症する人がいて、日常生活にも支障をきたし、将来を悲観する人もいるといいます。

「コロナに感染してしまった自分が悪い」と自分を責めてしまい、袋小路に入り込んでしまうのでしょうか…。自分を責める必要など全くないのに💦。

 他の後遺症には、頭痛、息苦しさ、体の痛み、不眠、動悸などを70%の人が訴え、食欲不振、脱毛、嗅覚障害、味覚障害が40%程度の人が申告しています。

 後遺症には治りやすいものもありますが、寝たきりになってしまうと4~5年かかる場合もあり、人によっては人生さえ変わってしまう場合もあるかもしれません💦。あまりにも気の毒です😢。

 この後遺症のしんどいところは、家族や医師にさえ理解されにくいということです。そして、自分自身を責めてしまい、自暴自棄に陥る可能性も考えられることです。

 「コロナ後遺症」への正しい理解を広く社会にアナウンスすることが急務だと私は思います!せめて、患者さんが自分を責めずに治療に専念することができる環境作りが必要です!できるだけ早く❗

 平畑さんは、記事の最後でこう言っておられます。「若い人のコロナ慣れを実感することが多く、まさに背筋が凍る思いがします。若いから、コロナに感染してもどうせ死なないと思っているのかもしれませんが、後遺症で寝たきりに近い状態になっている若者は実際にいます。後遺症のリスクを考えながら、油断せずに行動してほしい」と。

 マスコミや報道関係は、後遺症についてのキャンペーンをもっと多く継続してやってほしいと私は思います🙋。

 

 それでは、いつものように「新聞記事で時代を読む」に進みたいと思います。

⭕コロナ関連

▲文化関連

🔵政治情勢

●外電

・その他

2月14日

▲「宇宙戦争」にJAXA動員 「極超音速誘導弾 敵基地攻撃兵器の開発協力」

・育児孤立「誰か止めて」 7ヵ月の三女高層階から母を落とした 「自分がぎりぎり気付けず」 夫は「仕事、仕事で」を悔やむ 相談ためらわずに

・父連れ出し小4死亡 奈良のダム湖 誘拐容疑で逮捕 「ダムに入って一緒に死のうと思ったが死にきれず、自分だけ岸に上がった」「長女の介護が妻の負担になっていた」

⇒胸の詰まるような、悲しいニュースです。亡くなった子どもさんも可哀想ですが、手にかけてしまった親の気持ちを考えると、救いようの無さに切なくて胸が苦しくなります。ここまで追い詰められる前に、本当に何とかならなかったのでしょうか……。

 

・髪黒染め 強要か指導か 「茶色の地毛疑われ高校不登校」 16日に大阪地裁判決 校則人権感覚とずれ

⭕国内感染者数 1362人

⭕コロナワクチン「期待」81% 本社世論調査 内閣支持上昇38%

[ワクチン接種を受けられるようになったらすぐ受ける]

■18~29歳→29%

■30代→29%

■40代→32%

■50代→39%

■60代→53%

■70歳以上→44%

⇒平均すると、37、7%で2週間前の2倍以上に上がっています。現実味を帯びてきたからでしょうか。スムーズに接種が進みますように……!

 

2月16日

・13日福島、宮城で震度6強 東北、関東で157人負傷

・避難所 密回避へ工夫 福島県相馬市

⇒入り口での検温などの体調チェックや消毒設備あり、受付のアクリルパーティションも設置、スポーツアリーナに用意された家族毎に入れるテントは天井がないが、プライバシーは保たれ換気も充分、発熱している住民のための別室も完備。

 もちろんそこに入る前の抗体検査設備あり、医師・看護師、救急車も準備OK……という、緊急事態においての完璧な準備を、この地方自治体は地震発生後たった1時間でやってのけていたそうです❗

 設備だけでなく、市役所の職員は1時間以内に全員自主的に集合し、それぞれの決まった役割を粛々と始めたから、このスピードで避難所を開設できたのでしょう⭐!

 また、地震で瓦が落ちることが予想されたため、応急処置のためのブルーシートも1500枚の備蓄があり、追って700枚を、事前の契約があって、追加でスムーズに手に入れたらしいです⭐!

 なんて計画的、なんて素晴らしい危機管理かと、聞いていて感動しました!10年前の東日本大震災の教訓が活かされていると同時に、昨年からのコロナ対策が、早速追加処置されていること、職員がそれを実践する力量に長けていることに驚きました✴️!

 職員の方々にも家があり、家族があるはずなのに、短時間で駆けつけるためには、公務員としての使命感や、時間を置かずに行動できる実践力、召集をかけられなくてもみんな集まるはずだという信頼感があったはずです。そしてそれを応援する家族の理解も✴️!

「家は他の家族で何とかするから、あなたは相馬市の市民のために働いてきて!」と、家族が送り出したはずだからです👪!

 さらに、いざ集まったら、誰がどこで、どういう手順で動くんだという計画の徹底、そして市長のリーダーシップと団結力があったのだと私は思います👍!

 どれが欠けても、こんなにスムーズにはいかなかったでしょう。他にも、今回の地震で素早く動いた自治体はたくさんあったと思います。

 「過去の経験から教訓を導きだし、新しく出てきた課題への対策も迅速にプラスし、実際に動けるよう人的資源を適切に配置し、事が起これば実際に動ける状態にしておく」……それを早急にやるのが、私たちの血税で動いている「政治の力」のはずです。

 改めて、『それなのになぜ⁉️』と思わずにいられない、日本政府のコロナ対策の不備を考えてしまいます……。

 

🔵森氏辞任関与せず 後任は「透明性を」 首相、問われる整合性 衆院予算委

⭕国内感染者数 965人 死者7000人超えペース緩まず

⭕ワクチンあす先行接種 新型コロナ 国内初承認 ファイザー

・「金」だけではないオリンピックの価値模索

日本オリンピック委員会(JOC)→「金メダル30個」「コロナに打ち勝った証し」「トンネルの先の明かり」

■陸上女子長距離の新谷仁美選手→「もし、コロナ下で東京五輪が開かれれば、結果だけでなく人間性も問われる。金メダルを手にするだけでは伝えられないもの。それが重要な大会になる。」

⭕コロナ下の株価3万円 景気映さぬカネ余り相場

「金融緩和がまだ続くから株を買い進めても安心」といういびつな心理が株式市場に広がっている。ワクチンの開発も株を買うのに都合のいい材料とみなされている。上昇ペースも早すぎる。急騰するほど暴落の恐れも高まる。バブル崩壊時のように株式市場が混乱すると、経済全体に波及し、弱い立場の人への打撃も深刻になる。

⭕コロナ後遺症人生壊す 1100人診療 クリニック院長の平畑光一さん 日常生活に支障治療法もなく 「気持ちの問題じゃない」

 

 今日の夕刊には、もうひとつ、心に残る記事がありました。五輪に関する記事です。奈良女子大石坂准教授へのインタビュー記事です。

 見出しは「失われる象徴的権力」「アマチュア思想から商業主義へ」「レガシー戦略都市負担」です。

 彼は「五輪は商業資本のためではないかと考える人が増えてきた中で現れた新型コロナウイルスは、五輪の象徴的権力の喪失に拍車をかけていると思う。」と言っておられます。

 更にそこに会長交代問題である。彼は続けて「後任人事も混迷を深めているが、単なる会長交代だけでは根本的な解決になり得ない。これらの件は理念的な価値があると信じられてきた『五輪の力』をさらに減じることになるだろう。」と言います。

 以下のような資料も出ていました。

 [これまでに中止、延期となった五輪]

◆1916年 ベルリン(ドイツ)第一次世界大戦で中止

◆1940年 札幌冬季(日本)日中戦争で開催返上

◆1940年 東京(日本)日中戦争で開催返上

◆1944年 コルテナダンペッツォ冬季(イタリア)第二次世界大戦で中止

◆1944年 ロンドン(英国)第二次世界大戦で中止

◆2020年 東京(日本)新型コロナウイルスの拡大

 

 今までこんな資料を見たことも調べたこともなかったので、いかに日本が今厳しい判断を迫られているかを、改めて考えさせられました。

 今日は、新しいメンバーで五輪組織委員会の会長を決める会議が行われましたが、「透明性を持って行う」と言われていたこととはほど遠い状況でした。

 これを持って「透明性」とはどういうことなのか聞いてみたいくらいです💢。「会長の五つの条件」というのを決めたそうなので、今度こそ、その会議の議論に期待しているのですが…。

 

 私の年齢では、ワクチンを打つ日はいつになるのか定かではありませんが、その日が来たらすぐに打とうと思っています。それまでに、今治療中の帯状疱疹が治っていることを祈ります。

 皆様も、ワクチンを打ちたいと思っている人は、ワクチンを不安なく打てるよう元気でいてください❗ 芹沢マリリンでした🎵